安芸高田市議会と市長
安芸高田市(人口27,000人余、議員定数16)は広島県北部にあります。河井案里参議院議員の選挙違反事件で有名になったところです。市長が辞職し、その後任の市長(無投票当選)も就任2ヶ月余りで辞職、更には正副議長なども辞職したという経過がある町で、現市長は37歳の若さで当選(投票率56.98%)した元銀行員です。
その市長のTwitterが物議を醸しています。https://news.yahoo.co.jp/articles/dec51fd6caef1925d29986e21c6d4532b1d8f9bf
最初にこの件を報じたのは広島ホームテレビ(10月6日)で、昨夜(10月15日)になって関西テレビ系のニュースで取り上げられました。しかし、報道機関としてのコメントはほとんどありません。広島ホームテレビでも市民の声を取り上げていますが、「居眠りはけしからんことですけども、(SNSに投稿)までする必要はなかったのではないか」という発言と、「今まで問題にならなかったことは、議会自体が古い」という両面の声があるものの、どちらかと言えば、穏便にというように感じられました。
その安芸高田市議選は11月15日に一般選挙の投開票日を迎えます。
さて、このような議会での居眠りについては、初当選した直後から気になっていました。そこで、配布される発言通告書の余白に、居眠りしていると覚しき人数を書き込んであります。理事者側にもあります。仮議場で開催されている現在の本会議は音声だけですからライブ配信や録画配信では確認できませんが、過去の映像ではしっかりと映り込んでいる場面も確認できます。
これは、市民の監視の目が行き届かないことから生じることでもあるのでしょう。映像配信ではなく、議場での市民の傍聴が多ければ、このようなことは起こらないと信じたいのです。
9月定例会の私の個人質問は13時53分から始まりました。昼食を摂って午後2番目の登壇でした。思わず呟いてしまいました。「昼食をいただいて、1時間から2時間、一番眠い時に当たってしまいました。けれども、居眠りをしてはいけません。今日は市民の方が傍聴においでになって、見ておられます。どうか市長を始め、職員の方も、議員の方もしっかりと目を開けて、議論をしていただきたいと思います」、と。