働き方改革

働き方改革というと、一般的には労働時間の短縮などに目が行きがちです。しかし、そこには24時間365日開いていなければならない場所があることを忘れてはなりません。

 

消防であり、警察であり、病院です。

 

特に、病院でも救急指定病院はその最前線です。

 

医師不足は否めない事実でありますが、救急患者は時間や曜日に関係ありません。彦根市立病院は99.99%の救急車を受け入れていて、その受入れ比率は全国トップクラスです。

 

常勤の公立病院勤務医は、曜日によって外来診察に当たるかどうかなど、役割分担がされていますが、当直勤務がある場合には非常に大きな負担になっています。平日の勤務午前中に外来診療を行い、午後からは入院患者の回診。普段はそれで終わるのですが、ここに当直勤務が入ると、一晩中待機をして、救急患者があればその診察を行い、早朝に解放されます。つまり、ほぼ24時間にわたって勤務が続くのです。しかも、場合によっては、そこから午前中の外来診察が入る場合があるそうです。

 

そのようなところからは目を背けてしまっているのではないでしょうか。

 

健康をサポートする医師・看護師などに、そのしわ寄せが向いていることを忘れてはならないと思います。

 

 


インドでの悲劇

インドの病院で「子供が相次ぎ死亡 2日間で30人以上」という衝撃的な記事が掲載されました。https://news.yahoo.co.jp/pickup/6250226

 

わが国内でも、現実的に起こり得る事態ではないでしょうか。もちろん、我が国ではこのような状況でないにしても、医師などの地域偏在をはじめとして、医師・看護師などの超過勤務の実態などを考えると、決して他人事ではありません。

 

公立病院では、医師の偏在があり、そのことに伴って、その自治体の住民が自ら公立病院を批判する例を見ることがあります。確かに、病気や怪我は休日であろうと、夜中であろうと起こり得るものです。しかし、医師・看護師の数が充分であれば、深夜でも休日でも対応は可能でしょう。しかし、医師・看護師も生身の人間です。24時間・365日働くことは不可能ですし、そのようなことは労働法令に違反する行為です。

 

近くに病院があってこそ、緊急時の対応が可能であるわけで、そうであれば応分の市民負担は必要です。医師・看護師の方たちは、患者さんや家族の方からの「ありがとう」の言葉で激務の疲れが消えると聞きますし、お互いの信頼感があってこそ、医療というのは成り立つのではないでしょうか。

 

 


病院のある町、ない町

インターネット上にも公立病院の経営に関する話題がしばしば出ます。

 

私たち議員の間でも、病院への繰入金について議論がされます。

 

「公立病院の有無」に伴う、行政負担の問題です。この稿のタイトルにいたしました。

 

公立病院(特に地方における公立病院です)では、例えば彦根市立病院のように99.9%の救急患者を受け入れています。この救急医療は、常に待機している救急部門の医師・看護師が必要です。「働き方改革」を言われていますが、現在では医師の深夜勤務など、「働き方」についての議論は深まっていません。深夜にも医師・看護師が必要であれば、当然に人件費は増大します。

 

もちろん、国からの地方交付税で賄われる部分もありますが、100%が補填されているわけではありません。不足分は自治体が負担しなければなりません。

 

では一方の「病院のない自治体」はどうかといえば、近隣の公立病院を一部事務組合のように共同で運営している場合でなければ、この自治体の負担をしなくて済むのです。

 

ならば、「病院を持たなければ」財政的には楽にはなりますが、「地元に病院がない」ということになります。どちらを選択するのかということです。昨日まで存在した病院がなくなったとすれば、緊急時にどのようになるのか、想像する必要があります。

 

それでも、「自治体負担は怪しからん」となるのでしょうか。


未来の年表

講談社現代新書の「未来の年表」を買いました。副題には「人口減少日本でこれから起きること」とあります。

 

この新書は今年の6月20日に第一刷が出ていますので、最新のデータが満載です。

 

カバーにある衝撃的な未来予測は、

 

2020年 女性の半数が50歳超え

2024年 全国民の3人に1人が65歳以上

2027年 輸血用血液が不足

2033年 3戸に1戸が空き家に

2039年 火葬場が不足

2040年 自治体の半数が消滅

2042年 高齢者人口がピークを迎える

 

こんな衝撃的な未来予測です。

 

そして、「日本を救う10の処方箋」も書いてあります。

 

これらの中には、日本創成会議が打ち出した予測もありますし、あちこちからのデータを持ってきたところもありますが、3年、5年の誤差はあるにしても、「問題」自体は厳然と存在するのです。

 

それこそが、未来社会への「種まき」をするべき行政の仕事の大きな柱の一つであり、目の前でこなしていく必要のある仕事とのバランスの上位に置くべきことかも知れません。

 

このような中にあって、政治の一翼を担う議員としては、税制のあり方について国にしっかりと「物を言う」必要があると考えています。本来ならそれは予算編成権のある首長が考えるべきことです。そして、多くの場合、「有識者」と言われる人たちに委ねられがちですが、私は敢えて意欲と意識のある若い職員にしっかりと勉強して貰う必要があると思っています。

 

「自分が暮らす『この町』」を永続させ、国からの支援(地方交付税)が減少したとしても自立可能なシステムづくりに力を注ぐべきではないでしょうか。

 

 

 

 


小規模多機能居宅介護

周りに高齢者を抱えておられる方にとって、高齢者の介護にどのように対処すればよいのかと悩んでおられるということをしばしば聞くことがあります。

 

有料老人ホーム、特別養護老人ホーム(特養)などといった施設入所型を選択するのか、在宅での介護とするのか、そこが最初です。

 

3月29日に小規模多機能居宅介護の施設として「ぶどうの家 芹橋」(芹橋2−9−42)がオープンいたしました。

 

サービスには「通いサービス」「訪問サービス」「宿泊サービス」があります。このように羅列しても、どのようなサービスなのか分かりづらいのですが、介護サービスについては、まず介護認定を受け(要介護・要支援)て、それからケアマネージャーさんと介護計画を策定することが入り口です。

 

 

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運営されているNPO(特定非営利活動法人喜房会)の代表は、とても心優しい方です。

 

しかし、この高齢者介護問題については、スタッフの確保や、今問題になっている「働き方改革」との関係からいえば、しっかりとした人的確保策を押さえておかなければならないのも事実です。国の施策・地方の施策の根本がとても大事なことだと痛感しています。

 

「2025年の壁」と言われはじめてから10年近くになりますが、果たして近年はそのことについての認識が担当部局(国・地方)に浸透しているのかどうかと思うことがあります。あと10年もせずに2025年が訪れます。

 

 

 

 


平田こども園竣工

3月26日。いつもと違って日曜日に行事が入りました。平田こども園の竣工式でした。

 

 

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内部は県内産の木材が多用されています。木の香りや温もりを、子どもたちが感じてくれることでしょう。

 

 

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可愛らしい椅子が並んでいて、ここに座る子どもたちの楽しく元気な顔を想像して、思わず嬉しくなりました。

 

それぞれの部屋で椅子の高さが少しずつ違っていて、工夫が感じられました。

 

土曜日にこのこども園に通うことになった子どもの保護者の方に話しを聞くことができましたが、従来の「幼稚園」「保育園」とは違う仕組みに若干戸惑っておられるようにも感じました。

 

 

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トイレが小さくて、かわいい色でドアが作られ、ここでトイレの練習をするのでしょう。

 

 

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天井が高く、開放感があり、子どもたちがのびのびと過ごせそうです。

 

新しい建物、新しい仕組みが、どうぞ上手に機能しますように。

 

 

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彦根市立病院健康講座

3月4日。彦根市立病院医療情報センターで健康講座が開催されました。今回で23回目です。この間の綿貫先生(循環器科)をはじめとする職員・市民健康サポーターズ倶楽部の皆さまのたゆまぬ努力があったことに感謝申し上げます。

 

植え込みには春の花がもう芽生えていました。

 

 

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今回のテーマは「知れば納得! おなかにやさしいはなし」です。

 

まずは司会の辻川さんから「市立病院の年間の救急車の受入は何台ですか?」の問いかけに、「彦根市立病院では、年間4,000第の救急車を受け入れています。受入率は99.9%。4,000台受け入れて3台しか断らなかった」とのことでした。そして、「この3台も、どうしても専門の科の患者さんではなかったためで、他の病院へと紹介した」とのことでした。このような不断の努力に感謝したいと思います。

 

いつものとおり、まずは昼食。松花堂弁当で、「胃腸いきいき松花堂弁当」と名付けてありました。美味しくいただきました。

 

 

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今回の参加者は106名。定員は80名でしたが、お断りすることなく受け入れて下さいました。リピーターが多いと言うことは、市民に定着してきたということでしょう。

 

そのあと、Re:のお二人によるコンサートがあって、消化器内科の来住(きし)主任部長の「ピロリ菌と胃の病気のお話」です。毎回、違う科の先生からお話が聞けますので、健康に関する知識が積み重なっていきます。

 

胃がんのリスク検診(ABC検診・3,800円)の説明がありました。採血するだけで「胃がんになりやすいかどうか」がわかるそうです。早期の胃がんは内視鏡的切除や外科手術で完全に治すことができるとのことです。

 

その後は、栄養科の管理栄養士大橋さんから腸内細菌のお話もありました。

 

たっぷり3時間。おいしいお弁当と、為になるお話しでした。

 

月曜からの本会議(代表質問・一般質問・質疑)を前にして、ひとときのリフレッシュ・タイムを過ごさせていただきました。

 

 

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ベビー&キッズ用品交換会

明日19日は、彦根市社会福祉協議会と市民グループHotHot〜ほどほど〜が主催されるベビー&キッズ用品交換会を見学させていただきます。

 

この動きは全国的に広まっていて、特に西日本新聞(福岡)では連載を組んで特集(http://www.nishinippon.co.jp/feature/tomorrow_to_children/article/231202)されています。

 

国の経済政策が正しいとか間違っているとか言う前に、今、日本中に困っている親御さんたちは間違いなく増え続けています。その現実から目をそらしてはならないと思います。

 

西日本新聞の記事の中には、福岡県内の高校生の指定物品の価格差を調査(http://www.nishinippon.co.jp/feature/tomorrow_to_children/article/286027)したり、入学式に制服を買えなくて欠席(http://www.nishinippon.co.jp/feature/tomorrow_to_children/article/225035)したり、といった記事も見受けられます。ましてや、私立高校ではかなり金額の張る指定品もあるようにも聞きます。

 

今は、一部の人たちに資産が集中して、多くの人たちが困難な中で生活しているとも言われています。その現実は生活扶助を受けている人たちや教育扶助を受けている人たちの増加を見れば明らかです。

 

リユースの精神で限られた資源を有効活用するところを目の当たりにしたいと思っています。

 

 

 

 


働き方改革

昨年の電通の問題に端を発した「働き方改革」の流れは止めようもなく進展し、コンビニや飲食業における深夜営業の中止への方向性が示されつつあります。

 

一方で、医療・介護などの「人の命」に関わる現場はどうなのでしょう。コンビニや飲食という、いわば資格を必要としない業態であっても深夜営業からの撤退が言われる中、医師・看護師・介護福祉士といった資格を必要とする部門にあってはどうなるのでしょう。

 

医療機関や介護施設は許認可を必要とするものであり、定員以上の入院患者や入所者を受け入れることができず、更には事業所開設にあたっても医師・看護師・介護福祉士などが確保できないことを原因として一部オープンなどの現実があります。その上、病院の入院においては療養病床の減少が求められていて、おのずと在宅医療や在宅介護に依存せざるを得ない方向性にありますが、こちらも24時間体制での事業はより一層厳しいものがあります。まさに、在宅のためにこれら医療関係者が命を削りながら勤務していることになります。

 

労働人口の減少が明らかである中、医療・介護の人材確保のために、これら資格者の粗製濫造が許されるものでもありません。

 

もともと、人には適性というものがあって、このような業種への適性のある人たちには限界があり、どれだけ厚労省が呼びかけても、一気に増員できないことは明白です。

 

昨年秋に、親戚が危篤になったときに、直ちに救急車を呼び、病院への搬送ができたからよかった(結果は、病院へ搬送して2時間余りで臨終を迎えたのですが)ものの、一夜明けてからの発見であれば、不審死として警察のお世話になるような事態でした。

 

たぶん、厚労省内部でもこのような状況は把握できているのでしょうが、このようなことは表面化していないように思います。

 

現場の実態をしっかりと見つめて、多方面からの検討の中、国民が安心して最期を迎えることができる手だてを組み立てる必要があると思います。

 

 

 

 


みまもり「みとりちゃん」

1月21日。「花かたばみの会」の例会に参加いたしました。

 

 

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今回は移動スーパー「とくしまる」の説明でした。http://www.pariya.co.jp/tokusimaru.html

 

「買物難民」とも言われるように、高齢者の買い物が困難になるケースが増え、それに対処しようと地元スーパーが始めたものです。

 

例会が終わったあと、会場の駐車場に出ましたら、見慣れた車に新しいステッカーが貼ってありました。

 

 

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滋賀で行う在宅療養のマスコット「みまもりのみとりちゃん」です。http://mitori.siga.jp/

 

厚生労働省の方針である療養病床の減少に対応するため、在宅診療・在宅看護に取り組んでおられる在宅診療支援診療所の訪問用の車に貼られているものです。

 

病院の仕組みが変わらない限り、そしてその仕組みから取り残される高齢者のために、ますます在宅診療・在宅看護・在宅介護へのニーズは高まります。

 

また、彦根市立病院では在宅医療支援室を設置して、そのサポートも始まっています。

 

私たちはその仕組みへの応援を続けなければならないと思います。

 

 

 

 



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