対話の会 政策委員会「岡山里山エネルギー等見学会」

6月29日に対話の会政策委員会から、「岡山里山エネルギー等見学会」のご案内をいただきました。行き先は岡山。彦根市議会の夢みらいでも昨年視察に行きました。しかも真庭市へも。昨年の視察では認定こども園と湯原温泉病院とに参りました。その時にも真庭市の銘建工業のペレットについてはテレビで見ていましたので、興味はあったのですが、日程の都合で行けなかったところでした。

今回、対話の会から行くことができることになりましたので、早速に応募して参加いたしました。

対話の会の議員の多くは大津市周辺か高島市の方々なので、集合場所の京都駅新幹線乗換口ではなく、米原から直接新幹線で京都まで入ってホームで待たせていただきました。

午前8時12分の新幹線で一路岡山へ。午前9時12分には岡山駅に降り立っていました。

NPO法人おかやまエネルギーの未来を考える会(略して「エネミラ」)が太陽光発電を保育園などに設置された経過とその実物を見学いたしました。


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新聞などでは、滋賀県の住宅用太陽光発電の普及率は高いと報じられていますが、さすが晴れの国・岡山です。太陽光発電の利用も高いと聞きました。ただ、一般住宅用の太陽光発電には補助金のメニューが国・都道府県・市町村で準備されていますが、もう少し大規模なものについては難しい部分もあるようです。


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梅雨も明けての岡山ですから、相当量の発電がされていました。子どもたちも毎日の発電量を記録していて、やはり天気と電気(発電量)とを一目でわかるようにして記録していました。


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岡山市内での視察はここまでで、その後、真庭観光連盟が主催している「真庭バイオマス見学」のツアーとして一路、山の中の真庭市へ移動しました。


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長閑な景色の中で、大きな水車が回っている様は、子どもの頃に戻ったような気がしてきます。


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目玉のペレットを熱源とするための銘建工業に着きました。


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豊かな林業資源をどのように生かしていくのかと考えて、10年以上前から檜の切れ端などからペレットを作るようになった事情を聞かせていただきました。

真夏であるにもかかわらず、ペレットを使用したストーブを燃やしていて見学者に実際の利用状況を説明していただきました。課題としては、昔の小学校にもあったように、壁に穴を開けて煙突をつける必要があるということと、二酸化炭素の排出量がどの程度になるのかという点でした。ただし、化石燃料を使わないことと、価格が格段に安いという点は評価できると思います。


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その後、真庭市役所に移動して、市役所のエネルギー棟も見学いたしました。


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合併特例債で建てられた市役所のアプローチには地元産の檜を使った弧を描いた屋根があり、9町村が合併して一つの市になったことを表現していました。


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また、ペレットを使って発電した電気を使って、夏も冬も空調に利用していることで、化石燃料を使用しないものとなっていました。


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こうして、山の中の真庭市から再び岡山に戻り、夕方の新幹線で彦根に戻りました。



第17回対話塾

4月27日夕方。大津に向かいました。

第17回対話塾に参加するためです。

今回のテーマは「大飯原発再稼働問題について」です。ふだんの対話塾の参加者を大きく上回る、60名近くの参加でした。中には兵庫県からの参加者もありました。未来政治塾の塾生さんです。


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原発の再稼働問題については、嘉田知事とともに山田京都府知事も発言をしていますし、関西広域連合においても提言を出しています。

経済性の問題と安全の問題とは全く次元の違う話です。暮らしが成り立った上でこそ、そのような議論もできるという立場に立てば、電力の安定供給のために再稼働賛成。しかし、万が一東日本大震災のような災害が発生(敦賀原発の直下を活断層が走っているという報告も出ました)したときには安全が確保できるのかというように考えれば、再稼働反対。その両方の議論はどこまでいっても平行線の議論です。なにしろ、経済の問題は日々の暮らしのことであり、災害が発生するかどうかは、東日本大震災は「1,000年に一度の災害」と言われるわけですから、私たちの時代、あるいはその次、更にその次の世代でも起こるとは限らないことなのですしかし、その「1,000年に一度」は明日かも知れないのです。


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そのような中で、山田知事とともに総理大臣と経済産業大臣あてに提出された「国民的理解のための原発政策への提言」や経済産業副大臣から説明のあった「大飯第3、4号機の再起動に関する政府の判断の説明の概要」も配られ、やりとりについて嘉田知事から
報告がありました。

その中で、再起動(新聞報道などでは「再稼働」といってるのですが、違いが不明です。このことは経済産業大臣の発言当初から少しの違和感を感じていましたが)に関する必要性の説明を全文ご紹介します(滋賀県提出資料としての4月26日の関西広域連合に提出されたものです)。

「政府の脱原発依存の方針は明確であるが、日本社会および日本経済の現実を考えると、電力供給は厳しいという見通しや、大幅な貿易赤字、企業活動の縮小、海外移転の加速化、国内雇用の減少を招くことがヶ年される。以上により大飯発電所3、4号機の稼働は必要なものと考えている。」というものです。

また、それに先立ち、「安全性の説明」では、

「基準1(全電源を喪失しても事態の悪化を防ぐ安全対策の実施)、基準2(福島の事故並みに、想定値を超えた地震・津波に襲われても、燃料損傷に至らないことの確認)については、基準を満たしていると判断している。基準3(事業者による更なる安全向上策の期限実施計画、新規制への迅速な対応、自主的な安全確保の姿勢)については、更なる安全性、信頼性の向上を目的に定めたもの。大飯3、4号機については、判断基準をいずれも満たしていると判断した。」というものです。

国民が一番危惧しているのは、政治家が判断できるものであるのかどうかという視点です。

更に、経済産業省がこのことをリードしていること自体における「経済優先」「安全・安心は二の次」というように国民の目には映ってしまうのです。原子力安全委員会という組織を含め、誰もが責任を取らない(そもそも責任を取るという体質にないのは、40年以上にわたって原子力発電所設置を推進してきた元政権政党であっても同じです。)体質こそが問われるべきであると私は思うのです。このことについては、自民党は口を開こうとしませんし、公明党は立党以前の問題だとして発言しないのかも知れません。


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私は即座に判断できることではないにせよ、もって数値を出して安全・安心なのだと説明しないと、抽象的な「安全と判断した」などという言葉だけでは国民も、あるいは世界中の人々も納得しないと思います。

今こそ、どうすれば国民を納得させるオープンな議論が必要だと思います。

また、責任を取る政治こそが求められているのだと思います。そこには官僚の責任も大きいのだと思います。

そもそも、社会構造というのはゼロサムの社会なのですから、私を捨てて、真に国民のための政治に立ち戻るべきだと思えてなりません。

大津への往復で、嘉田知事の新刊書を読ませていただきました。「知事に何ができるのか」というタイトルですが、是非とも多くの皆さんにこの6年で変わりつつある滋賀県をリードしてこられた嘉田知事の行動力を読み取っていただきたいと思います。


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何が「もったいない」のかを改めて認識するためにも。



 

対話でつなごう滋賀の会総会

3月31日。大津のピアザ淡海で「対話でつなごう滋賀の会」の第7回の総会に参加いたしました。


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嘉田知事からは、滋賀県が独自にUPZを策定したことについての説明がありました。滋賀県は福井県に隣接し、高島市はまさに原発の隣に位置しているともいえるわけで、そのことについての認識をしてもらうためには、冬場の北西の風が強い時期を想定した放射能の滋賀県への流入を考えておく必要があるといえるわけです。

滋賀県には琵琶湖があり、その水は近畿1450万人の飲料水・工業用水として利用されているもので、万が一琵琶湖の水が放射能に汚染されたとするならば、近畿の経済が立ち行かなくなるのは火を見るよりも明らかで、そういう意味からも環境に関心の高い知事が、今この時代に滋賀県のトップであることは非常に心強い限りです。

さて、全国各地で地方政党が動き出していて、それらのバックアップ体制の一環ともいうべき政治塾がブームになっています。

私の所属しています「対話でつなごう滋賀の会(対話の会)」でも、その活動の延長として「未来政治塾」を立ち上げ、非常に多くの応募がありました。

私は常日頃から思っているのですが、大阪のある地方政党の議員の「口利き」問題やゴリ押しなどが報道されるたびに、議員のあるべき姿というものを教えるべき、が第一であると思っています。

昔から議員の口利きで役所に就職できただ人があるとか、我田引水になぞらえて「我田引鉄」というような「鉄道を地元に」ということを実現していた議員もいたように言われます。地方の議会でも、確かに票を得るために、自分の地元に有利になるような政策を要求したりすることがよくあるとも言われますが、私は、常に「市民のために」なることなのかどうかを物差しにして考えていかなければならないと思っています。


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それぞれの地元には自治会という組織があって、自治会でいろいろと要望したいものごとがあるとするならば、自治会で要望決議をするなり、あるいは彦根市では自治会の要望を受け取ってもらえる窓口があるわけですから、それぞれの自治会が要望されればよいのだと思います。もちろん、議会に対して要望を提出することもできます。そこへ議員が口を出すことによって、そのことが「ゴリ押し」と取られたり、「口利き」と呼ばれたりすることのないように心がけなければならないと思っています。

議員には誰とも功名心というものがあるのは否定しません。次の選挙で、「私の言った、こういう発言や行動で政策が実現した」と言えるネタがほしいのは分かりますが、それは冷静で賢明な選挙民が判断することです。そこでの焦りが「口利き報道」に繋がるのではないでしょうか。


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さて、話を対話の会総会に戻しますが、会議終了後に駒井県議会議員から東日本大震災の被災地に関する報告がありました。

私の友人の中にも、ボランティアに出掛けた方が多くおられます。ある意味、それらの話をお聞きしたことの延長ではありましたが、1年が経過して、徐々に進行している被災地の復興への動きを強く後押ししなければならないと考えています。

地元の自治会での春祭り(5月5日)のお供えについて、この総会と同時刻に開催された役員会で、今年も昨年に引き続き自治会の善意の積み重ねとして、寄付することが提案されたと聞いています。

派手さはないかもしれませんが、心を寄せるという皆さんの思いが被災地に届けばと思います。




 

嘉田知事が政治塾を開講

嘉田知事が政治塾を開講するという報道がされました。

私は、政治とは日常生活の延長であって、日々の疑問について本質を見抜く目を育てる自己研鑽が最初のステップだと考えています。

青年団(もうほとんどないでしょうが)、青年会議所・商工会議所青年部、業界団体(利益誘導型はいけないでしょうが)、自治会など、様々な組織の中で、人々は社会に自らの時間を費やしながら、よくしていこうと懸命に努力しています。そのことがそれぞれの団体が真に必要とされているのであれば、その必要度に応じて社会を変えないと実現できないものがあるのであれば、政治という世界に入っていって、社会構造を変えなければならないのかもしれません。

私は、市民の安心と安全のために、「安心して出産・子育てができる彦根市」という視点から5年前に市議会議員に立候補させていただきました。当時は、彦根市立病院での分娩ができなくなるという現実を前にして、彦根市民は出産できなくなるかもしれないとの危機感を持っていました。

そこが入り口で、彦根市立病院とのお付き合いが始まり、やがて「健康」、「介護」というように問題点が他にも山積している課題に取り組んで参りました。

そして、昨年の3月11日に大きく価値観が変わってきたのも事実です。非常用食料の配布に黙々と並び続け、そしてお年寄りや子どもたちに順番を譲る人々の姿に、日本人の心底からの美しさを改めて実感しました。そのことは、やはり最も小さなコミュニティである地域の組織、自治会などがしっかりと機能しているかどうかだと思います。

自治会不要論を持ち出す人々も、実際にあります。自治会の役員が回ってくるから鬱陶しいだの、なぜ溝や河川の掃除を住民がしなければならないのか、などの不満も聞かれます。では、溝や河川の掃除を外部に委託すればよいでしょうが、行政がそれを行う(市町村が管理主体であることがほとんどでしょう)べきものだというなら、その経費負担は住民がする必要があるでしょう。名古屋市では市民税の恒久減税が開始しますが、税収が減った分、そういった住民サービスが低下することもあり得ることです。

現実に万が一溝や河川が氾濫したときには、最も被害を被るのは住民に他なりません。自分の時間を少しだけ溝掃除に振り向けることによって、住民自らが危険を遠ざけることができるのです。

手を携えて、共に暮らしていくことがすてべの始まりだと思います。たまたまその地に暮らしているというだけではありますが、そのことが政治の始まりだと思います。

どうか、嘉田知事の塾も、大阪で始まる政治塾とは異なり、下から積み上げていく努力のできる塾生の集まることを期待しています。

それこそが「劇薬型」ではなく、「漢方薬型」の政治手法だと思います。若い力と女性の視点から、「社会を変える」ではなく、「共によりよい社会を創り上げていく」という思いを共有してほしいものです。

小泉改革が劇薬のように、劇場型の政治手法であったことを、今一度思い返していただきたいと思います。

漢方薬が徐々に身体に浸透していくように、一歩一歩丁寧に、を忘れずに。


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かだ由紀子と歩む会 新年会

1月9日午後、クサツエストピアホテル。

「かだ由紀子と歩む会」の新年会がありました。


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定刻にかだ知事が入場され、新年のご挨拶をいただきました。

乾杯のあと、早速に本日のゲスト・古賀茂明さんが入場されました。古賀さんは、元経済産業省官僚で、官僚組織に風穴を開けようとして受け入れられず、結局退職をされた方です。今後は大阪市の橋下市長の片腕として顧問をされ、最近はテレビでもお馴染みの方です。


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今日は、知事と古賀さんの対談で、テーマは「ゼロ歳からの選挙権を! 若者の政治参加が日本を救う」ということで、どのような話になるのか興味がありました。

日本人の赤ちゃんは800万円の借金を背負って生まれてくるのだということで話が始まりました。つまり、1,000兆円の借金を1億2,000万人で割ると、そういう計算になります。国債とは国が発行した国の借金ですから、日本人が生きている間は、いわば連帯してその債務を負担しているということですから、結果は正しいことになります。

ならば、それらの借金はこれから何年もかけて(復興国債は30年債だということになりました)返済していくわけですし、毎年積み上がっていくことも考えられます。

だから、子どもたちにも大いに影響があるわけですから、彼ら・彼女らにも選挙権を与えてはどうかという発想です。

もちろん、子どもたちには意思能力も行為能力もありませんから、子どもたちの親が選挙権を行使するということです。そして、0.5票を与えるとすればどうだろうかというのが今日の話の本題でした。

そこで出てきたのが、古賀さんが顧問に就任された大阪市長選挙の結果についてでした。大阪市では職員の組合加入率が90%と高く、橋下市長が労組事務所を市役所から出てもらうか賃料を増額するという話をされているように、政治への影響力が非常に強く、今まで職員労組の支持なくして当選した市長がいなかったということで、今回の選挙の投票率が60%に達したから橋下市長が誕生したのだと、古賀さんから説明がありました。つまり、従来の40%程度の投票率であったならば、決して橋下市長の登場はなかったということです。それは、市民から渇望されて登場したからに他なりませんが、それほどまでに職員労組の影響力が大きかったのだということでした。

そこで、このような、ある意味突飛なことは世界中になかったのかといえば、すでにドイツでは2003年に国民投票に付されたとのことで、結果は否決されたとのことですが、前例のあることなのだそうです。また、ハンガリーでは「母親に自分以外に1票を与える」という選挙制度が議論されているそうです。

確かに、政治の世界では、投票権のある大人しか相手にしないという実態がありましたが、国民(市民)生活は将来に亘って続くものであり、その人たちの子どもたちにとって候補者の政策がよりよいものであるかどうかも判断材料の一つであって然るべき、という議論は、国の地方の将来を見据えるという意味では大切なことだと思います。

例えば、若年層では国民年金の納付率が極めて低くなっています。「今の政治では、俺たちの明日はない」と考えている上に、失業率も高く年金保険料を払えないという現実と相俟って、そのような結果を生み出し、そして参政権の放棄がされているのだと思います。

また、私が何度も申していますように、万一福井県の原子力発電所で、福島県での事故と同じことが起こったとすれば、1,400万人の近畿の人々の飲料水はなくなってしまうことになります。

そして、滋賀県の特産品である琵琶湖の湖魚も食べられなくなってしまいます。鮒寿司もなくなり、瀬田シジミも食べられなくなってしまいます。

そのような点でも、関西広域連合という大きな枠組みの中で協力し、安心・安全な滋賀県、そして近畿を作っていただけるようにお願いしたいと思っています。

今後、古賀さんは琵琶湖の下流である大阪市でその手腕を発揮されるよう願ってやみません。

対談が終わり、質疑応答があると思っていましたが、対談が終了したら、その足で大阪に向かわれ、テレビの生放送に出演されるということで、質問することができませんでした。聞きたかったことについては、また後日、「雑感」として書かせていただきたいと思っています。

食事のあと、お楽しみ抽選会があり、100人を超える参加者の中で20人にしか当たらなかったのですが、幸いにも19番目に当選することができました。


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最後に2012年の滋賀県の展望について知事からお話しがありました。いくつものテーマの中からいくつかをご説明いただきましたが、やはり子育てができる県でないと将来がないということで、2月に開催されるイクメンを含めたイベントについて説明をしていただきました。


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是非とももう一度「滋賀プラス1」(2〜4ページ)をお読みいただき、興味のある方にご参加いただきたいと思います。


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久しぶりに知事にお会いすることができて、いつもと同じく元気でご活躍いただいていることを喜んでいます。

また、今日は新しい方を紹介していただき、彦根市での周産期問題についてのアドバイスをいただくことができました。

政治の世界に身を置く者として、常に情報を収集し、出会いを通じて私にご協力をいただける方と知り合い、そしてそのことが政治に反映するように、これからもしっかりと頑張っていきたいと思ってます。








 

対話市町議の会勉強会(長浜市)

12月22日。午後から長浜市で対話市町議の会の勉強会がありました。今回は長浜市での開催ということで、地元議員の手配により、藤井勇治市長と吉田豊議長もご出席いただき、長浜市の「原子力災害対策」を中心に伺うことができました。


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ご承知のとおり、長浜市は平成の大合併によって北は旧伊香郡余呉町まで合併をして、福井県と直接隣接することになりました。そして福井県嶺南地方には多くの原子力発電所があり、滋賀県でも万が一の原子力発電所の事故についてのシミュレーションがされています。


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このような位置関係から、今まで想像だにされなかった事故の予測が行われているわけで、これに伴う防護対策がしっかりと作られていました。もちろん、いろいろな課題があるとは思いますが、私としては住民の安全はもちろんですが、琵琶湖の水の汚染によって、近畿全体に影響が波及することに大きな課題があると考えます。


また、藤井市長はできるだけ多くの職員と昼食を共にするなど、年間800人の職員と意思疎通を図っておられるそうです。

また、長浜市のHPでの「市長の部屋」の充実ぶりについて感想をお話しして、その実情を秘書担当に聞きましたところ、常に市長と行動を共にして、できるだけ早くその情報をHPに掲載するようにしているとのことでした。市長の市民と向き合おうとする姿勢と、それに対処している職員の方々の日常を垣間見ることができました。


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また、話題は「江・浅井三姉妹博覧会」にも及び、当初35万人の来場予測が結局118万人になったこと、観光消費経済効果は240億円と計算されるとの報告をお聞きしました。

来年3月24日から12月2日までの間には「長浜・戦国大河ふるさと博」を開催されます。


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彦根市が舞台となった「花の生涯」から50年。歴史の表舞台であり続けた滋賀県です。お隣の町として、来年1年も集客による経済発展を願わずにはおれません。


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その後、書店経営の吉田議長が開放されているご自宅を伺い、町家を見学させていただきました。

彦根は武士文化の町ですが、なんといっても長浜は商人の町です。曳山における町衆の結束力については以前から聞いていましたが、長浜まちづくり株式会社をはじめとした市民の繋がりの強さには圧倒されるところがありました。

その後、茂美志屋で対話市町議の会の忘年会に移り、氷雨の降る中、帰宅の途につきました。いよいよ湖北には冬が到来したようです。




 

対話市町議の会

11月10日。午前中に家事を終えて、午後からは中学校給食の進捗などについて教育委員会事務局でレクチャーを受け、夕方から守山に移動。

この秋の選挙で対話の会の推薦を受けて再選・初当選された方なども含めての勉強会兼懇親会がありました。


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今日は昨日到着したFAXのこともあり、県内の首長の情勢などについての情報を得ることもできて、有意義な集まりを持つこてができました。


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県の市長会などが関西広域連合について批判的であることなど、様々な情報が入ってくると、各地の議員から得られる生の情報はとてもありがたいものです。

大阪府・大阪市のダブル選挙の府知事選挙が始まりましたが、滋賀県においても対立構図が顕著になってきています。そのように演出することで、自分の主張を明らかにすることは一つの方法ではあります。一方、そのことによる選挙後の政策実現の途が暗礁に乗り上げる結果となっては首長にとっても住民にとっても幸せなことではないと思います。

このことは国政レベルのねじれ状態と似たようなところもあります。何が国民・住民にとって大切なことかと言えば、国民・住民の求める施策の実現が本来のあるべきところですから。


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今後も対話市町議の会や対話塾を通じて、県との関係をよりよいものにするために研鑽に努めたいと思います。






 

対話塾

10月14日夜。対話塾の勉強会が野洲のコミュニティセンターで開催されました。今回の講師は嘉田知事です。

9月定例会が終了したところでしたが、最終日に補正予算案の中から360万円の再生可能エネルギーに関する調査費を削除するという修正案が自民党県議団から提出され、国会では共同歩調を取ることが多い公明党も修正に反対する中で、多数をもって削除することが承認されました。

この間の経緯について、知事から、また出席の県議から詳しく説明がありました。


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私は、9月定例会において、原発に関する要望書の件で、市長がなぜ滋賀県と共同歩調を取れなかったのかについて、市民の安心・安全の観点から質問をいたしましたが、どうやら県議会においては県民の将来のことを考える議員が少ないのだろうと感じてしまいました。

新聞記事をもとにしたブログは13日にアップロードしてありますが、それ以上に詳しく県議会の実情を聞かせていただくことができました。

ただ、その中で、ある県議から、自民党の県議の中でも修正案(再生可能エネルギーに関する調査費を削除すること)に賛成はしたけれど、決して諸手を挙げての賛成ではなかった人もいたということが披露され、一部には県民の心(安心・安全を守ってもらいたいという願い)を汲み取る人がいたことに、少しだけ安心はいたしました。


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しかし、結果は結果でありますが、「知事が提案した予算の一部を否決した」というパフォーマンスにしか過ぎないと考える県民は決して少なくないと思います。


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2時間の講義の後半は関西広域連合についてでした。この組織については、結局、地方分権の先進施策であり、道州制とは一線を画したものであることを理解することができました。この関西広域連合の枠組みに奈良県が参加していないことについての質問もありましたが、9月の台風被害を受けて、奈良県にも参加への方針転換を考えている議員がいるとの情報ももたらされました。

国税は税収の6割、地方税は4割であるにもかかわらず、事務量としては国が4割、地方が6割であるという矛盾を解消するためにも、税収の国と地方のアンバランスを解消しなくてはならないと強く感じました。


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午後9時に閉会した後、私から知事に映画「一命」のチケットをお渡しさせていただきました。近いうちに、どこかの映画館でご覧になると思います。この映画は明日15日に封切られます。

充実した1週間を終えて、明日はまた様々な勉強の機会を頂戴しております。

これからも、知事のようにブレずにまっすぐ進みたいと思っています。

「志は高く 政治を諦めない」を心に誓って。


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対話塾(議会改革、相模原市の活動)

全国にいろいろとできてきました議会ウオッチ。


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午前中には、今の話題でもある原発について勉強をする機会をいただきましたが、夕方からは、「対話塾」で、「議員通信簿」をテーマに、相模原市議会をよくする会代表の赤倉明男氏を講師に、コミセンやすへ行って参りました。

代表の赤倉さんは立教大学を卒業後、博報堂に入社され、TDKに転職された74歳。

TDKでは主として海外での営業担当として活躍されていたそうです。

私は昨年10月に総務常任委員会の行政視察で相模原市、多摩市、戸田市に行っているのですが、市民の立場でのこのような活動があることは知りませんでした。


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会場でいただいた「The Gallery」という会報。帰りましてホームページを閲覧させていただきましたが、すごい活動をしておられます。今、彦根市議会でも議会改革をしなければならないと考えている議員はおります。その一つとして議場開放推進プロジェクトがあります。私もそのメンバーの一人ですが、市民に傍聴に来ていただくために、まずは議場に足を運んでもらう必要があると考えたからです。毎定例会初日には議場コンサートが開催され、たくさんの人がお越しになります。しかし、翌日、いやコンサートだけが満員で、本会議には誰もとってよいくらい、傍聴者が少ないのが現実です。


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相模原市議会をよくする会のホームページには会報が掲載されていますが、概ね彦根市議会でも問題にすべき様々なことが書かれています。

私は、赤倉さんに、年4回の本会議の傍聴をずっと続けるのは相当忍耐力がいると思いますが、そのエネルギーの根源は何ですかと伺ったところ、アメリカの格言に「オムレツを作るためには卵を割らなければならない。」と仰いました。つまり、誰かが民主主義をもっと発展させていかなければならないということです。

その思いの原点は相模原をよくしたいということに尽きると思います。松沢前神奈川県知事から神奈川県議会の通信簿をつけてほしいとの要請があったようですが、人数の点などから、とても受けられないと辞退されたようですが、それほど神奈川県では注目を浴びている方のようでした。

私どもは、今回、「夢みらい」という新しい会派を結成いたしました。本気で議会改革に取り組む覚悟です。赤倉さんに彦根市に来ていただいて、会派の皆と共にもう一度議員の通信簿について意見交換したいと思います。

勉強会は会場の都合で2時間でしたが、私は質問したいことが色々とあって、その後の懇親会にも是非参加させていただくことにし、近くの居酒屋についていきました。

県会議員の中沢さんも参加されていたので、遅くなることを覚悟の上で、更に質問させていただきました。

こんなおもしろい談義は久しぶりで、時間のたつのも忘れ、帰宅は深夜12時でした。


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例えば、議会での居眠り、私語などは、やはりどこにでもあるんだ、と。また、議員が手にしている会議資料(議案書)が真っさらで読んだ形跡のない議員もいます。そのような議員はどこにでもいるのでしょうが、決してそれでよい筈はありません。

私は、毎回の議会での提案については事前に十分に目を通し、関係のある事項についてインターネットで調べたり、職員に確認に行ったりと、時間が取られるものです。

今回、勉強会で得た知識を議会にフィードバックして、よりよい議会づくりに励みたいと考えます。
 

対話の会

2月27日夕方、大津市の滋賀ビルで対話の会から公認・推薦で県議選に立候補予定の方々の決起集会が行われましたので、私も対話の会の一員として参加いたしました。

地域政党・対話の会では、「もったいない県政ま発展で『住み心地日本一』の滋賀へ」をテーマとして、今回の県議選に公認・推薦をあわせて16人の立候補予定者を擁立することになりました。

それぞれの予定者が登壇して決意を表明し、共に県議会場で出会えるようにと、誓い合っておられました。


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嘉田知事も出席されて、8つの基本政策を簡潔に説明されました。


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子育て・子育ち応援、働く場への橋架け、地域を支える医療福祉・住宅看取り、低炭素社会実現、琵琶湖の再生、滋賀の未来成長産業、地域の魅力まるごと産業化、みんなで命と暮らしを守る安全・安心の8つです。

これらのどれ一つが抜け落ちても、「住み心地日本一」にはできないと思います。

私たちが住む滋賀県がよりよくなるために、私も力の限り頑張りたいと思います。


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滋賀県とともに彦根市がよりよくなるように願って...。


 


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