一昨年の年末から新年にかけての大雪では、彦根市内の国道8号が全国区のニュースになりました。

 

24日の午後から雪の気配がしましたが、夕方にはホワイトアウトのような状態となったので、夜が明けたらどうなるのか、とても心配でした。

 

結局、積雪は10センチ余りで済みましたが、早朝には除雪車が走っていました。本当にご苦労様です。

 

そして、1年前の雪で渋滞の原因になった国道8号の近江鉄道の跨線橋部分は、和田市長の積極的な国土交通省への働きかけで、融雪装置が設置され、この雪で稼働したことと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


市長選を「わがこと」に

先日来、市長選に関するお問い合わせがたくさん入ってきます。

 

私は、「現状の認識」と「今後の彦根市のあり方」を考えてもらいたいと思っています。

 

幾つかの声を書き出してみます。

 

「新市民体育センターは、11万市民のどれだけが使うのでしょう? 国スポ・障スポだけの施設ではないはずでしょう」

「計画当初には、Bリーグの試合を招致するという話もありましたが、その計画は消えたのですか?」

「令和3年度当初予算に13億円のごみ焼却場の修理費が計上されているようですが、新ごみ処理施設との関係はどうなのしょうか?」

 

「税金と市債は、市民のために使うはずである」というのは当然の話です。

 

高齢化社会にあって、高齢者が新市民体育センターを訪れることは本当に少ないと思います。新市民体育センターには市民交流施設も併設されます。図書館の分館機能も持たせる計画です。この機能を高齢者のために活用してもらうとするなら、施設へのアクセシビリティを考えなければなりません。そのような計画が進んでいるとは思えません。

 

現在ある「愛のりタクシー」のアクセスポイントは全くないも同然です。各地を経由して往復するピストン運転の系統です。これを数カ所に乗り換え拠点を設け、料金体系も改めて、どこからでもどこへでも行けるように改善すべきではないでしょうか。

 

例えば、「市役所」「彦根駅」「文化プラザ」「新市民体育センター」「市立病院」「ビバシティ」などを乗り換えポイントとし、そこでの乗り換えが可能となるダイヤと運賃の設定をするのです。

 

あるいは、タクシー車両を使用していることが利用者が増えない原因の一つかも知れません。10人乗り程度のワゴン車を利用することも一方法ではないでしょうか。

 

高齢者が町に出ることで「引き籠もり」から解放し、認知機能の低下抑制効果が現れるのではないでしょうか。

 

公共交通施策と福祉施策、経済活性化などを複合的に考えることが、これからの首長には求められるでしょう。それこそが、シティプロモーションの本来的なあり方です。これは、首長に多角的視点がなければできないことです。

 

 


MAYU(まゆ)

1月31日夕。年末に見逃した「鶴瓶の家族に乾杯」の再放送を見ました。夕食の準備の手を止めて、見てしまいました。本放送日は12月29日でしたので、歳末の消防団激励に行き、自治会の歳末巡回の日だったことから見逃したのです。

 

取材場所は群馬県桐生市。人口約11万人の町です。重要伝統的建造物群保存地区もあり、何よりも「MAYU(まゆ)」が運行されている町です。http://www.city.kiryu.lg.jp/kankou/annai/1001827.html

 

この取材では街中の移動に「MAYU」を使っていました。「MAYU」はグリーン・スロー・モビリティで、私が平成30年12月定例会で発言したものです。http://www.hikone-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=888(大項目2の中項目2で発言)

 

普段、何気なく見ているテレビでも、自分が議会で発言したテーマが放映されると、とても気になるところです。

 

環境に優しく、そして彦根市の低炭素社会構築都市宣言にも合致する施策の例として取り上げたテーマでしたが、その後の動きは見えないままです。

 

 

 

 


長崎新幹線

唐突ですが、長崎新幹線の話題です。

 

佐賀県が長崎新幹線のルートについて問題視しているとのことです。鉄道に詳しくない私ですが、この佐賀県の主張には北陸新幹線の小浜ルートでの大阪乗り入れ方針が進んでいる中、滋賀県を通過しないのに湖西線が並行在来線になるのかどうかという問題と完全にリンクする問題なのです。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190517-00000011-zdn_mkt-bus_all

 

一度、三日月知事にも検討をしていただきたいと思います。滋賀県に何らのメリットもなく、更に県民には湖西線が第三セクターになって運賃が高くなる上、県・市にとっては第三セクターの運営費などが必要になるわけで、是非とも考える必要があると思います。

 

 

 


パーク&バスライド

パーク&バスライドの2年目が始まりました。昨年に引き続き、10〜11月の観光シーズンの週末に運行です。詳しくは彦根市のHPのトップ画面でご確認下さい。

 

先週の週末は予定が一杯でしたので、今日、確認に参りました。

 

 

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今日と明日はご当地キャラ博で、市内の渋滞と駐車場探しで大変ですから、このバスの利用がお薦めです。初発(午前9時)は満席で出発したそうで、合計で約100台の駐車場利用があったそうです。

 

 

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画面では読み取れませんが、「浜松」「香川」「大阪」など、各地の車がありました。

 

結構、口コミでの効果もあるように聞きました。

 

 

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明日もご当地キャラ博が開催されますし、11月3日にはお城まつりも開かれます。駐車場を悩まずにご利用いただけると幸いです。

 

 

 

 

 

 

 


公共交通への時代のニーズ

都市部の交通において、路面電車への回帰が言われています。

 

現在、路面電車が残っているのは、札幌、東京、広島、長崎、高知、富山などです。高度経済成長期に自動車交通の邪魔だと言われ、地球温暖化など考えられていなかった時代にあっては致し方なかったのかも知れません。

 

しかし、宇都宮でも話題となり、京都でも路面電車復活への声も上がってきました。

 

もちろん、彦根のような地方の小都市では、城下町特有の狭い道ということもあって、路面電車は夢のまた夢です。もちろん、近江鉄道ですら、存続の危機にあります。

 

しかしながら、高齢社会となり、高齢ドライバーの自動車事故の急増に対処するという点からも公共交通の問題をしっかりと考えなければなりません。

 

ところが、「高齢者」「交通弱者」という観点の中には、どうやら「健康な高齢者」は含まれていないようです。「病院への路線の確保」だけが焦点となり、「健康な高齢者」の移動手段という視点がないように思います。

 

「健康寿命」の延伸が大事であれば、そのような健康ではあるけれど、運転には自信がなくなった人たちに移動手段を提供するという考え方が必須ではないでしょうか。そして、人の集う場所としての公共建物などを利用して、そこを交通の結節点と位置づけてみることが大事だと思うのです。

 

例えば、まずはバスの小型化を進めます。40人乗りのバスではなく、20人乗りのバスを使用するのです。こうすることによって、イニシャルコストの削減を図ります。また、運転手の確保という視点からすれば、小型であることから人材発掘にも資すると思います。

 

交通結節点としては、文化プラザであり、大規模商業施設であり、市役所支所・出張所などが考えられます。もちろん、「場所」だけで考えるのでは結節点としての意味を持ちません。その場所に「人が集いたくなる魅力」がなければなりません。バス停のポールだけがあるのではなく、飲食できる場所・知識欲を満たしてくれる場所でなければなりません。そういう「場所」を結節点にするのです。

 

このようなプランづくりには彦根をよく知り、彦根人の行動パターンと観光客の行動パターンを十分に分析するだけの人材発掘が必要です。だから、よその例をコピペするようなコンサルタントに外注すべきではないのです。職員が目で足で見つけてくるのです。

 

ここではアウトラインのラフスケッチだけを描きましたが、「人がどのように暮らしていきたいのか」を考え、「そのために行政という縦割りではない型破りな公務員の出現」が必要だと思います。

 

バスを廃止するから「愛のりタクシーの利用を」というだけでは、本当に市民ニーズを捉えているのか疑問です。なにしろ、バスの利用者は病院へ行く高齢者だけではないことを認識することから始めなければならないでしょう。

 

このようなことを考える型破りな公務員の出現を期待しています。

 

 

 

 


愛のりタクシー路線開設3年半

千鳥ヶ丘に愛のりタクシーの路線ができて3年半が経過しました。路線バスがなくなって長い年月がたちましたが、2014年4月に、甲良線の路線を延長してもらうことができました。

 

開設初日には、5人の皆さんで利用させてもらいましたが、その後も市立病院に通院される方が定期的に利用されていて、公共交通過疎地からは一応脱出できたように思います。

 

 

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先日来、東近江市の永源寺地区で無人走行のバスの実証実験が始まりました。バスの運行と愛のりタクシーの運行の経費比較をする必要があるでしょうが、「予約型乗り合い」システムが便利ではないという声も確かにあります。かと言って、バスが走るだけの需要があるのかと言えば、そうではないのが現実です。

 

市内各所の大規模小売店を巡回するバスは、時折すれ違っても乗客数はまばらです。一方で、愛のりタクシーは乗り場まで行く必要(これはバスでも同じです)があり、呼び出して利用するタクシーと同じ車輌を使うのに、自宅前で乗降できないのが不便だという声も聞こえますし、予約する必要があることと、路線から外れた場所へ行くのには乗り換える必要だあって、料金も区間制金額を単純加算することになっています。

 

要は使い分けを考えればよいのでしょうが、このような方法はどうなのでしょう。

 

愛のりタクシーの拠点乗り場を何カ所か設定し、そこでの乗り換えには「乗り継ぎ割引」を取り入れるというものです。また、同時に予約においても「A路線」の地元から(例えば)市役所前まで行き、市役所前から「B路線」の大規模小売店に行くことを一括予約できるようにして、ダイヤも乗り継ぎしやすくするというものです。もとより、「予約型乗り合いタクシー」はバスの類型ですから、乗り継ぎ割引も可能ではないでしょうか。

 

そのためには、タクシーも待機場所が十分に取れる拠点乗り場を考る必要があります。

 

例えば、大規模小売店・比較的駅前広場に余裕のあるJR駅・病院などが考えられます。従って、それらの場所での乗り継ぎが上手にできるダイヤ組みが必要ですが、工夫次第で可能になるのではないでしょうか。更に、乗り継ぎ割引制度も必要でしょう。そうすることによって、現在の路線では直接に行けない場所へも行くことができるようになるでしょう。

 

 

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高齢者転者の事故問題と高齢者の外出機会の確保の両面から、考える価値があるのではないでしょうか。これが「福祉のまち」の取り組みの一つとして考えてもよいのではないでしょうか。

 

 


もう、5年も経つのですね

5年前(2012年4月23日)、京都府亀岡市で悲惨な交通事故がありました。登校の引率をしていた保護者と児童に軽自動車が衝突し、3人が死亡、7人が重軽傷を負った事故です。

 

その後、当時の佐和山学区自治会連絡協議会が直ちに各自治会からの通学危険箇所の改善要望を取り纏め、提出されたものです。その中で、佐和山小学校の交差点については、信号機の設置が要望事項に上がっていました。私もお手伝いをさせていただいた記憶があります。

 

本年春に、市道彦根駅平田線の移設が完了し、その後、交通量が増加したもので、そのことも影響したのか、本日、信号機設置工事が完了したようです。

 

 

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運用開始は少し先でしょうが、これで子どもたちが安心して通学できそうです。まだまだ、危険な箇所も残っていると思いますが、「悲惨な事故が起きる前」に信号機が設置されたことに感謝したいと思います。

 

 

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パーク&バスライド実証実験開始

10月14日にパーク&バスライドの実証実験が始まりました。

 

15日午後に現場を視察いたしました。

 

 

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バスには「パーク&バスライド」の表示がされ、3台が待ち受けていました。ただし、1便について運行は1台とのことでした。

 

 

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15日のコースは上のとおりです。次の週末はご当地キャラ博がありますので、コースが変わります。

 

 

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いくつかのお土産も用意され、乗客の方々に配られていました。

 

 

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日と便によって、観光ボランティアが同乗され、途中の観光案内も聞くことができます。

 

告知が間際であったことと、名神彦根インターチェンジから市内とは逆方向に駐車場があるため、分かりにくいこともあり、利用者は決して多くはなかったようですが、今度の週末が一つのピークと考える必要があります。

 

 

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特に、21日・22日は京橋口駐車場などを使用できませんので、是非ともこのバスをご利用下さい。

 

時刻表などの詳しいことは、http://www.city.hikone.shiga.jp/0000010808.html

 

をご覧下さい。

 

 

これから、市民産業建設常任委員会の行政視察で佐賀県鹿島市、北九州市、山口県周南市に出かけます。

 

 


路線バスの旅(最終回)

テレビ東京の「路線バスの旅」は、滋賀県ではびわこ放送で放映されています。太川陽介と蛭子能収の最終回ということで、気になるので見てしまいました。

 

地方の過疎化、特に交通問題における脆弱さを見てしまいました。この番組を首都圏にいる人などはどのようにご覧になったでしょう。

 

この番組を見ていて、東京で政治をしていて、掛け声だけ「地方創生」と叫んでいる人たちに、あの旅をなぞってもらいたいと思わずにはおられません。山形県の山奥で土曜・日曜に運休しているのは、たぶん病院が休みだからではないかと推測します。そのような状況を放置しておいて、JターンやUターンなどと言ってみても、若者が定着するはずがありません。

 

かつてこの番組(2008年3月22日放送)で東京日本橋から京都三条大橋行きの企画で、河瀬駅までしか行けませんでした。そもそも路線バスがないのですから。そうは言いながら、彦根はそこまでの地方ではありません(電車は新快速を含めれば1時間に4本です)が、どの路線バスも拠点駅から放射状に運行されていて、他の地域への交通というものが考慮されていないのです。

 

この番組の考え方自体が都会に暮らす人の発想で始まっているようですし、あるいはこのような不便さをアピールして、東京で政治をしている人たちへの警鐘であるなら、それなりの意味はあるのでしょう。

 

やはり、人が人として暮らし続けられる国でなければなりませんし、そのことで「高齢者が」という一括りの考え方を押しつけようとすれば、地方の高齢者から反撃があるということに思いを巡らせなければなりません。

 

 

 

 

 

 



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