今年一年、ありがとうございました
このブログを始めて以来、毎日のアクセス数を確認させていただいていますが、近頃はほぼ平均したアクセス数を維持させていただいています。議員のあるべき姿を発信すべく、その時々の活動報告や、思いのたけを書き綴って参りました。
よく言われることですが、「市議会議員は地元密着型でないと」と。そして、地元の行事に参加しないようでは、とても駄目だとも。 更には、地元への利益誘導(いろいろな意味です)がなければならない、とも。
確かに、それらのことも必要なことだとは思います。しかし、議員は広く市民から徴収した税金から報酬を頂戴しています。そう考えれば、広く市民全体のことを優先して施策の提言をし、それを実現させることが大切なのではないでしょうか。そして、その財源たる税収には限りがあるものです。
もう一つは、自らの主張(前に述べた、市民全体にとって必要な施策の中から、優先して取り上げるべきことがら)に沿った活動をするべきだと思います。自らの主張を実現するために必要な情報収集を優先して、それを反映させることが必要だと考えます。単に顔見せのような会議や集会に少しだけ顔を出して、議員の務めをしているというようにしていくことではいけないと思います。
かつて、ある自治体で議員の評価を公開しているのを見たことがあります。○○式典に出席したとか、○○会の会議に出たとかいうものが主体だったと記憶します。しかし、そういった式典や会議に「出席すること」が大切なのではなくて、それがいかに市政に反映されたかが大切なのではないでしょうか。これは、評価のしようのないことですから、大変に難しいことではあります。
今朝のNHKで、都道府県議会で議員提案された条例の数をアンケートした結果が報道されていました。それだけでも評価をできるものではありませんが、ある意味では式典に出席したとかいう評価に比べればより現実的な評価ではあると思います。
私は、3年8ヶ月前には、「安心してお産ができる」彦根市にするべく立候補を決意し、皆様の信任を頂戴して議員の席を頂戴できました。そして、彦根市では新しい民間の産科診療所への補助金により開設ができ、また市立病院への院内助産所が開設されました。
また、産科の問題からできた病院との繋がりの中で、市立病院をいかにしていくべきかについて深く関わりを持ち、マルチスライスCT64列の導入が実現し、病院の機能充実を果たすことができました。
「安心してお産ができる」から「命を大切にする」という幅広い方向性を打ち出させていただきました。
そういった中から、現在は「命」が「生きること」へと繋がり、病院という枠から、障がいを持つ人たちへの温かい眼差しという、より大きな課題を頂戴しています。
もう一点は、これからの高齢社会を念頭に置いて、働くお母さんたちを支えるとともに、「食育」「地産地消」といったこれからの時代の要請を真摯に受け止め、中学校給食の実現に努力を傾ける必要があると考えています。
更には、彦根市の抱える課題克服のために、嘉田知事と手を携えて進む必要があると考えております。環境先進県としてのスタンスは間違いのないものです。彦根市は低炭素社会構築都市宣言をしておりますが、それが具体的な施策に反映しているとはいえない状況です。これは行政が自らの中だけで進めていっても限界があります。市民全体にその意識が広がり、施策としての具体的な動きがなければ、単なるお題目にしか過ぎないものになってしまいます。
これまでの3年8ヶ月を基盤として、更に彦根市民が「彦根に住んでいてよかった」と思える施策づくりに邁進したいと考えておりますので、皆様の更なるご支援をよろしくお願い申し上げます。
今年1年間、このブログをご覧いただき、本当にありがとうございました。そして、新しい年が皆様にとってよい年となりますとともに、共に手を携えて彦根を素晴らしいまちにするためのご協力をよろしくお願い申し上げます。