先送り

年金の消費者物価の増減による増額・減額問題、少子高齢化に伴う消費税率の問題、TPP問題など、いろいろな国政レベルの問題が浮上しています。

いずれの問題も自公政権の時代から明らかであったことや、放置してきたことのツケが現実の問題として表面化しています。

国家財政における国債発行残高のことにしても、小さな積み重ねの中から増加してきたことは事実です。

「事業仕分け」や「政策仕分け」が行われ、様々な問題が露呈してきました。出てきた問題はその多くが自公政権下での不合理な決定に基づくものだと思います。

今や、日本はいつまでも「先送り」をしていられる状況ではありません。産業の空洞化の一因として、欧州発の債務問題があります。為替への介入云々が言われますが、現代の報道の姿勢を見ると、一つの事象を捉えて、「今」という視点でしか見ていないように思います。

「百年安心な年金(当時の国会答弁を見れば、必ずしも断言しているわけではありませんが、国民の多くはそのように理解したのだと思います)」というような大言壮語を言った厚生大臣もいました。でも、「今更、そのことを言い出しても」というような感じでこの発言を取り上げる報道機関は多くはありません。

「事業仕分け」や「政策仕分け」で出てきた問題を「解決できるのか」という論調ですが、まず先に「そのような状況を生み出した政権がどうであったのか」を考えなければならないのではないでしょうか。

このまま様々な垂れ流しを続ければ、日本がギリシャのようにならないという保証はありません。

今一度、一つひとつの政策を真摯に反省し、改善する努力を与野党すべての国会議員に求めたいと思います。


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平成23年11月定例会開会

11月28日に11月定例会が開会しました。


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人事院勧告に伴う職員の給与改訂の議案が審議され、可決いたしました。

午後からは議場開放プロジェクトとして議場コンサートが行われました。「ラ・ダム・カミリア」の皆さんの演奏が行われ、多くの市民の方々が聴いておられました。コンサートだけではなく、日常の議会の傍聴にもお越しいただけると、真剣な議論を聞いていただければ、私たち議員の普段を垣間見ていただけるのに、と考えるのは私ひとりだけでしょうか。


国会議員との早朝勉強会

11月28日午前7時から、国会議員と朝食をとりながら、地方の実情についての勉強会。

やはり、地方の実情を伝えて、国政でしか対応できないことがらを解決の方向に持っていかないといけないと思います。


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私は、生活保護・基礎年金など、社会保障全般の議論を早急に検討していただきたいということを伝えました。

基礎年金にしても、生活保護にしても財源があれば安心して暮らせる社会づくりには必要なことです。しかし、ギリシャのように国民の3分の1が公務員で、「公務員には手厚く」という政策を実施し続けてきた結果が、ヨーロッパに留まらず、世界の経済を混乱に導いたという現実を理解しない人たちがいることに疑問を持たざるを得ません。


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中でも、生活保護受給者は健康保険料を支払わなくてもよい上に、医療扶助という形で無償で医療を受けることができます。そしてその扶助費の4分の1はその地方自治体の負担です。地方自治体の負担ということは、そこに住まいする市民・町民の税金で賄われているということです。所得の再配分という耳障りのよい言葉の裏にある現実をもっと注視して政策を語らなければならないと思います。




 

 


いよいよ明日から定例会

例年12月に開会されている議会が、今回は11月28日(明日)から開会されます。

人事院勧告に伴う職員給与の改定が必要となり、この改定後の給与に基づいて期末賞与の額が変更されることとなるため、初日にこの議案が提出・採決されることになります。

午後からは議場コンサートが行われます。

現在、質問書を作成中です。


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そうだ、七曲りに行こう

11月26日、「そうだ、七曲りに行こう」というイベントが隣町の芹中町を中心として行われました。

主催はNPO法人Linksで、「七曲りを伝え隊」が運営されていました。

全部で10のイベントが用意されていました。

スタンプラリー、チンドン屋さんの実演、仏壇職人の実演、かまどベンチの製作など多彩なプログラムでした。

その中から、いくつかを見て回りました。


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彦根チンダンバンドの皆さんも大活躍。最近、日本中で復活の兆しのあるチンドン屋ですが、元気に練り回って下さいました。


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そもそも、七曲りには仏壇店が多く並んでいます。仏壇は、七職と呼ばれる、七つの工程を分業して作業するものです。

彦根仏壇事業協同組合のHPによれば、「彦根仏壇の起源は遠く徳川時代中期とされ、武具、武器の製作にたずさわっていた塗師」「などが平和産業としての仏壇製造に転向したのが始まりといわれています」とされています。

その工程とは、「木地師」「宮殿(くうでん)師」「彫刻師」「錺(かざ)り金具師」「塗り師」「蒔絵師」「金箔押師」とに分かれていて、そのそれぞれの工程によって仕上げられた製品が組み立てられて一つの仏壇に仕上げられているのです。

その一部を拝見させていただきました。


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そして、木製のひこにゃんを彫刻されている半製品も見受けられました。


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帰りには、七曲り公園に新たに設置されたかまどベンチの実物をスナップ。


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普段はベンチとして使用できるものの、いざ非常時にはカマドに使えるもので、今後、各地にも設置されるのではないかと思います。


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七曲りは、その名のとおり、道が右に左に折れていて、その理由は江戸時代に敵が侵入してきても、どこで待ち伏せをされているかを悟られないためと言われています。そんなタイムスリップができる七曲りを一度訪ねてみてはいかがでしょう。








 

彦根市立病院の花の手入れ

彦根市立病院の花の手入れは、片方で災害訓練が行われていても、いつもどおりに実施されました。


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シバザクラを植え替える作業が実施されました。一番最初に植えた箇所のシバザクラが成長して、間引きをする必要があり、先月から植え替え場所を準備されていたところへ移植する作業でした。

私は、訓練を見せていただいた後、記録として残す意味で写真撮影だけをさせていただきました。


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春になれば、病院敷地のあちこちに綺麗なピンクの花が咲き誇ってくれるでしょう。


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いよいよ次回の集合日は12月になります。

美しい花で、入院されている患者の方々、お見舞いに訪れられるご家族・友人の方々の心が和むよう、これからもこの活動を続けていきたいと思います。


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彦根市立病院の大規模災害訓練

11月25日夕刻に、FAXが入りました。

26日に市立病院で大規模災害訓練があるとのことで、見学に参りました。

今回の訓練は、大規模災害が発生した際に、すみやかに災害による傷病者を受け入れる体制を整えることが目的です。


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参加職員数は約100名。医師20名、看護師40名、消防10名、事務局17名などです。


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大規模災害が発生したときは、拠点病院がこれらの傷病者を受け入れる必要があります。そのようなことで、議員への連絡も前日夕刻となったわけで、本当に大わらわの状況であるのは実際の現場と変わりないと思います。


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大災害が発生したときには、病院の持つ能力をはるかに超える傷病者が運び込まれるでしょう。そのようなことがあってほしくはないのですが、普段からの訓練で、そのような事態に対処できるように頑張っていただいているのだということを、私たち市民一人ひとりが改めて認識しなければならないのだと思います。


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先日裁判が一応終結したサリン事件でも、聖路加病院が救急受入をされたときも大変だったと聞いています。

そのようなことが起こってほしくはありませんが、今日の訓練を見て、普段からの心構えということも教えられました。

訓練に参加された職員の皆さんのご努力に感謝です。



 


民主党・県民ネットワークの県民との意見交換会

11月23日午後7時から、彦根勤労福祉会館で県議会の民主党・県民ネットワークの県民との意見交換会が行われました。


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県内各地で進められているものです。

先日も、野洲市議会の議会報告会に参加させていただきましたし、私たち会派「夢みらい」でも同じように市政報告会を行っていますが、それぞれに進め方に少しずつ違いがありますし、参加される方々にも、報告会・交換会に参加されるスタンスが違うので、主催する側としても難しい点があるように思いました。


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議会全体で行うにしても、会派で行うにしても、参加される方がどの議員に賛同しているか、その議員からの呼び掛けで出席されているかによって県民・市民からの意見・質問に偏りが出てくるように思います。

この点が実際に実施する場合の課題であるとも感じられました。

折しも、東京都の東村山市で市長の賞与の査定について「東村山市版株主総会」と銘打って行われました。こちらは無作為抽出した市民の中から参加をした人が対象でした。

テレビ報道では、市民が市政に対して再認識する場でもあったという評価がされていました。市民が自分の住む町のことを考えるきっかけになったとすれば、評価ができると思います。政治が暮らしに密着しているという認識を市民が持つ機会になるのであれば、政治への市民参加の始まりだと思います。


 

百朗会定例会

地元の老人会・百朗会の例会に出席させていただきました。


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特にこれといった報告事項もないということで、再生可能エネルギーについて少しお話しをさせていただきました。


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百朗会の皆さんにもご理解いただけたと思います。

少し時間が残りましたので、これからの介護・医療についてもお話しをさせていただき、将来的には在宅介護・在宅医療に移っていくかもしれないとご説明いたしました。現在、彦根市には72箇所の開業医がおられますが、そのうち往診をしていただけるのは5箇所と限られています。

総合医をいかにして増やし、病院・介護施設でまかなえない高齢者に対応していくかが課題だと思います。


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歴史手習塾(平清盛3回目)

11月22日、ひこね市文化プラザ。

「歴史手習塾 平清盛とその時代」の最終回でした。


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いよいよ今年の大河ドラマもあと1回。平清盛が40日後には登場します。

さて、最終回のテーマは「平家はなぜ滅びたか」です。

平家は本来、武士の集団であったわけです。それが次第に貴族化し、結局は武士の時代の先鞭になることができなかったわけです。


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それに対して、鎌倉の源氏は野蛮な人たちの集まりであり、そのことが源平の合戦においても如実に表れたということです。

こうして3回のセミナーを受講して、歴史を振り返ることによって、これからの政治へと学んだことをフィードバックしたいと思っています。


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そういえば、あの小学生の受講生は欠席でした。講師の本郷先生も残念がっておられました。「歴史は繰り返す」の言葉どおり、人類は幾多の過ちを犯しては、それを繰り返してきたわけです。

少なくとも私たちの生きている時代だけでも、そのような過ちを繰り返してはいけないと思います。



 


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