かまどベンチプロジェクト(その3)

7月28日午後。市立病院から帰って、かまどベンチプロジェクトに参加いたしました。


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今日の作業は、天板のペンキ塗りです。かまど本体はほぼ完成いたしましたので、その上に載せる天板に防腐のためにペンキを塗ることでした。


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小学生にも呼び掛けましたが、残念ながら小学生の参加は1名。でも、しっかりとペンキ塗りの作業をしてくれていました。


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両面に2度塗りをしましたが、ムラなく塗るのは結構手間のかかる作業でした。


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28日までの延べ参加人数は93名にもなりました。多い日には12名の方が参加されたということです。


一方、かまどのほうはと言えば、目地のバリを取ったりして見栄えをよくする作業をこまめにされていました。


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自治会が結束してこれだけの作業が進んだわけですが、なかなか素人が作っていくというのは、それなりに大変な作業でした。

後は、8月25日の地蔵盆でのお披露目に先立って竈祓式が18日にあります。近くの神社からお越しいただいてしていただくのですが、その日が今から待ち遠しい日々です。










 

彦根市立病院の花の手入れ

7月28日。久しぶりに彦根市立病院の花の手入れに参加することができました。NPO法人スミス会議の通常総会もありましたが、そちらは委任状出席とさせていただきました。


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医療情報センター前の花壇で花の植え替えをいたしました。


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女性陣はこの作業でしたが、男性陣は別の作業でした。犬上川の河川敷近くに小屋が登場。


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この小屋が何に使われるのかは、暫くの間、内緒のようですが、茂った樹木を整えたりしていただいたようです。

この作業に参加し始めて、もう少しで丸二年になります。いろいろな方たちとお知り合いになったり、関西労災病院のフラワー・セラピーの実態を調査に行ったり。いろいろな経験をさせていただきました。

今は、福祉病院教育常任委員長として、今まで以上に福祉・医療についての知識を取り入れて、市民が安心して暮らせる町にするため、より一層頑張りたいと思っています。

 

それぞれの彦根物語

7月21日午前。街の駅「力石」で、「それぞれの彦根物語」がありました。

今回のテーマは「彦根の『殿様文化』を打破するには」で、滋賀彦根新聞社の山田貴之編集長が講師でした。


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会場にはいろいろな小物類も飾られていて、「花しょうぶ商店街」の最初の「街の駅」としての貫禄は充分です。


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山田編集長とはよくお話しをする仲ですから、どのような話をされるのか興味津々で聞かせていただきました。

「彦根の殿様文化」

この言葉は特に井伊直愛市長時代(9期36年)によく言われたものでした。「うちの市長は殿様だから、悪いことはしないであろう。だから市政についてはすべて市長にお任せでよいではないか」というように使われたものでした。

あちこちの自治体をはじめとして、国政に至るまで、常に批判の目に晒されている現在とは違ったということなのだろうと思い、このような考え方を下敷きにして話しをされるのであろうと思っていました。


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途中から講師が聞き手となって会場におられる全員に話してもらうように仕向けられ、やはり聞くことに長けている方の物事の進め方は流石だと感じました。


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講師のお話しとしては、彦根の町における先に書いたような体質などを記事にされた3つのコラムを中心として進められました。つまり、「江戸期の徳川家と彦根藩井伊家、現代の官僚支配と彦根市の同質性(2011年8月20日http://shigahikone.blogspot.jp/2011/08/blog-post_1581.html)」、「観光都市・彦根の街づくりへ『市民の協力が不可欠(2010年3月27日http://shigahikone.blogspot.jp/2010/03/blog-post_4257.html)』」、「『バカ者』が『まち』をつくる(2011年1月2日http://shigahikone.blogspot.jp/2011/01/blog-post_02.html)」が山田さんの主張です。

確かに指摘されている点については否定はできない点も多く、問題提起としては市民の意識を変えるための示唆に富んでいます。

一方、私の住んでいる「千鳥ヶ丘」を考えたとき、昭和30年代に出現した町で、まだ50年余の歴史しかない。400年の彦根の歴史の中で、たったの50年です。そういう意味では「ヨソ者」ばかりの地域である(とは言え、50年も経てば2代目・3代目の世代もいるわけですから、彦根という町との同質性も生まれているのかも知れません)ので、みんなで共に創り出そうという意識があるとは思います。



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私も市政の一翼を担っているわけですから、今後、この講演で出てきた皆さまがたのご意見を参考にして頑張りたいと思います。










 

平成24年度滋賀県市議会議員研修会

7月20日午後、近江八幡市の県立男女共同参画センターで、平成24年度滋賀県市議会議員研修会が行われました。


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議員・議会事務局員を含めて292名の参加者がありました。

ちなみに、県内の各市議会の定数は次のとおりとなっています。

大津市38、長浜市30、甲賀市27、東近江市26、彦根市・近江八幡市・草津市24、守山市22、米原市・湖南市・野洲市・高島市20、栗東市18の合計313です。

今回の講師は市町村アカデミー客員教授の大塚康男さんで、テーマは「市議会議員の危機管理」でした。


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中身は、今話題になっている一つの「政務調査費」についてと、「議員の発言」「兼業の禁止」の3点についてでした。


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議員の政治的活動のために「政務調査費」があるわけですが、その額は市町村によってその額に多寡がありますが、川崎市では1人あたり年額720万円と突出しています。滋賀県内でも彦根市は年額20万円という額で、全国的にも低い方の額で、まちまちです。その中から図書費をはじめとして視察費用(先日の岡山への視察もこれを使わせてもらう予定です)などに使っているものです。

それらの詳しい説明をいただきました。

次の「議員の発言」では、議会での発言のあり方について説明がありました。

そして、最後の「兼業の禁止」については、営利法人であったり、NPO法人などにおけるその法人と自治体との取引関係(委託であったり、指定管理など)の態様によっていろいろなケースが考えられ、配慮しなければならないことの説明がありました。

私も3つのNPO法人に関わりを持たせていただいて、議員をしている関係から、理事であったり一般の会員であったりしますが、常に襟を正して、それらのNPO法人が真に社会に役立つものであるべく、頑張りたいと思います。


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対話の会 政策委員会「岡山里山エネルギー等見学会」

6月29日に対話の会政策委員会から、「岡山里山エネルギー等見学会」のご案内をいただきました。行き先は岡山。彦根市議会の夢みらいでも昨年視察に行きました。しかも真庭市へも。昨年の視察では認定こども園と湯原温泉病院とに参りました。その時にも真庭市の銘建工業のペレットについてはテレビで見ていましたので、興味はあったのですが、日程の都合で行けなかったところでした。

今回、対話の会から行くことができることになりましたので、早速に応募して参加いたしました。

対話の会の議員の多くは大津市周辺か高島市の方々なので、集合場所の京都駅新幹線乗換口ではなく、米原から直接新幹線で京都まで入ってホームで待たせていただきました。

午前8時12分の新幹線で一路岡山へ。午前9時12分には岡山駅に降り立っていました。

NPO法人おかやまエネルギーの未来を考える会(略して「エネミラ」)が太陽光発電を保育園などに設置された経過とその実物を見学いたしました。


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新聞などでは、滋賀県の住宅用太陽光発電の普及率は高いと報じられていますが、さすが晴れの国・岡山です。太陽光発電の利用も高いと聞きました。ただ、一般住宅用の太陽光発電には補助金のメニューが国・都道府県・市町村で準備されていますが、もう少し大規模なものについては難しい部分もあるようです。


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梅雨も明けての岡山ですから、相当量の発電がされていました。子どもたちも毎日の発電量を記録していて、やはり天気と電気(発電量)とを一目でわかるようにして記録していました。


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岡山市内での視察はここまでで、その後、真庭観光連盟が主催している「真庭バイオマス見学」のツアーとして一路、山の中の真庭市へ移動しました。


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長閑な景色の中で、大きな水車が回っている様は、子どもの頃に戻ったような気がしてきます。


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目玉のペレットを熱源とするための銘建工業に着きました。


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豊かな林業資源をどのように生かしていくのかと考えて、10年以上前から檜の切れ端などからペレットを作るようになった事情を聞かせていただきました。

真夏であるにもかかわらず、ペレットを使用したストーブを燃やしていて見学者に実際の利用状況を説明していただきました。課題としては、昔の小学校にもあったように、壁に穴を開けて煙突をつける必要があるということと、二酸化炭素の排出量がどの程度になるのかという点でした。ただし、化石燃料を使わないことと、価格が格段に安いという点は評価できると思います。


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その後、真庭市役所に移動して、市役所のエネルギー棟も見学いたしました。


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合併特例債で建てられた市役所のアプローチには地元産の檜を使った弧を描いた屋根があり、9町村が合併して一つの市になったことを表現していました。


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また、ペレットを使って発電した電気を使って、夏も冬も空調に利用していることで、化石燃料を使用しないものとなっていました。


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こうして、山の中の真庭市から再び岡山に戻り、夕方の新幹線で彦根に戻りました。



かまどベンチプロジェクト(その2)

7月16日。朝から「かまどベンチプロジェクト」の第7日目が始まりました。

ベース用の穴掘りから始まって、いよいよ本日が煉瓦積み作業の初日です。

金曜日の夕方に、夫のフェイスブックの記事を見ておられた方から耐火煉瓦を頂戴しました。かまどベンチの参考書によれば、「赤煉瓦でもよいが、耐火煉瓦を使うとなおよい」とあったのですが、市販の耐火煉瓦には半分に切って売られているものが見つからなかったということで赤煉瓦での積み上げを計画していたとのことです。

しかし、インターネットで色々と調べてみると、耐火煉瓦と赤煉瓦の耐熱温度の違いなどを知るにつけ、耐火煉瓦との組み合わせを考えていたようですが、タイミングよく耐火煉瓦を頂戴できたので、最後の写真のように組み合わせて使うことになったそうです。

ベースを広げた結果、つなぎ目をなめらかにする作業から始まりました。


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そして、全体の位置決めをして、午前中1時間半の作業で、ようやく1段目の3分の1弱を置くことができました。


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町内の方々も作業の見学に来られたりして、職人さん(?)一同、力の入ること、しきりでした。


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昼食を挟んで、午後からも1段目の積み上げが続きました。


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自治会が購入した赤煉瓦は210mm×105mm×60mm、頂戴した耐火煉瓦は230mm×115mm×65mmと、少し耐火煉瓦のほうが大きく、逆にそのことが火を直接受ける部分に耐火煉瓦を入れるのによかったということのようでした。

目地の幅の調整がなかなか難しいようで、この後、2段目、3段目と積み上げる中で千鳥模様にしていくための目地のことを想定しての積み方にご苦労いただいたようです。


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午後3時30分過ぎにようやく1段目の積み上げを終了されたようです。


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終わった後は、これからの作業の打ち合わせのほか、いろいろと話があったようで、解散は午後5時30分。全国各地で熱中症患者が多数発生したとのことですが、無事に散会されたようでした。

これからも暑い中、ご苦労いただくことになりますが、どうか熱中症には充分にお気をつけて、お願いいたします。




 

かまどベンチプロジェクト(その1)

千鳥ヶ丘のかまどベンチについては、7月2日に書いてみました。

ここまでの流れを書いてみたいと思います。

そもそも、3月31日の自治会今年度最初の役員会で「かまどベンチ」の設置は提案されていました。その後、役員の方が中藪南部自治会の現物を見に行ったり、資料を旭森連合自治会長さんから貰ったりして、調査を進めたそうです。

何度かの役員会の後、中藪南部自治会の公園に設置されているかまどベンチを視察させていただいたそうです。同行された方から、いろいろと意見もあったようですが、最終的には自分たちで作ろうということになり、会館敷地の以下の場所に作ることにしたようです。


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この場所に穴を掘り、準備を進めました。自治会館の敷地は市有地ですので、市役所の公有財産管理室の許可を得て、進めたものです。


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基礎のための穴が用意できたところで、「折角作るのなら、2口よりも3口にしよう」ということになって、急遽基礎のための穴を広げる作業が追加になりました。


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上の写真は基礎の穴を広げるための追加作業のものです。


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こうして、ようやく基礎のための型枠も入れて、6月30日に基礎のコンクリート打設作業に移りました。

その作業の模様は先の7月2日の記事をご覧になって下さい。

次に、基礎が固まったところで、7月8日に煉瓦の仮置きの作業を行いました。


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全部で5段。総枚数140枚超を仮に置いてみました。

今後は、梅雨の晴れ間を縫って、少しずつ積んでいくことになるものと思います。今度の週末は雨もなさそうなので、作業が進むものと思います。

8月25日の地蔵盆でお披露目・使い初めができるように頑張っていただけるものと思います。

今回の作業は百朗会(老人会)の皆さんの全面的なバックアップをいただいて自治会が行っているものですが、地蔵盆で美味しいカレー作りができるものと期待しています。


 

慌ただしい一日

7月8日。

慌ただしい日曜日を過ごしました。朝からやすらぎ会の法要に参列しました。交通被害者の供養をしようと建てられたやすらぎの塔などを管理されている団体です。私の住む千鳥ヶ丘からは雨壺山を挟んで裏側にあることもあって、法要だけに参加させていただきました。

その後、佐和山小学校に移動して、佐和山子育てサポートのお手伝いに参りました。

近頃はお父さんたちも熱心に子育てに参加されていて、今日も多くの人たちにお越しいただきました。


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あちこち動き回る子どもたちを見ていると、心が和みます。


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それが終わって、千鳥ヶ丘会館に移動しましたら、自治会のかまどベンチプロジェクトが作業中で、煉瓦積みの仮置き作業をされていました。


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夕方まで作業をされて、その後、今後の打ち合わせもされたようです。


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私は、その後、大津での会議に出席するため、早々に引き上げさせていただきましたが、大津から帰りましたら、まだ打ち合わせの最中でした。

8月18日には新神社の宮司さんにお越しいただいて、お祓いをしてもらい、8月25日の地蔵盆でお披露目となる模様です。





 

第5回「夢みらい」市政報告会(予告)

「夢みらい」の市政報告会も、5回を数えることになりました。

今まで、彦根勤労福祉会館で第1回目を開催して、ひこね燦ぱれす、稲枝商工会館、彦根勤労福祉会館と開催してきましたが、今回は鳥居本地区公民館で開催します。


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平成24年5月臨時会(5月18日)と6月定例会(6月11日〜27日)で提案された議案などについてご説明させていただきます。今回の説明の担当は私がすることになっています。

是非ともお越し下さい。

 

個人的視察

 病院同士の比較なんてできないと思うのですが、先日、雨の中を市外の公立病院の受付の状況などを見学してきました。

「その病院は、いつもたくさんの患者さんで混み合っていて、忙しそうだ。」「とても親切な職員がいて、気持ちの上でもいたわってもらっているように思える。」などのご意見をお聞きします。

確かに、1階のフロアには人が溢れていました。しかし、その病院は患者さんの多い診療科がほとんど1階にあることが分かりました。つまり、来院されている外来患者さんはほとんどが1階だけで用を済ませられるということです。だから、多くの患者さんが来ているように見えるのではないかと思うのです。

いくつかの見習うべき点は見つけることができました。その病院では他の公立病院と同じように会計(精算)はすべて機械で行っていて、その周囲に案内の職員が配置されているようでした。高齢者が多いのはどこの病院でも同じですから、あながち「すべての会計処理を機械化することが高齢者に優しくない」というわけではないのでしょう。さて、どちらがよいのかは判断に迷うところですが、他の病院の方法を比較検討することも必要なのではないでしょうか。


人というものは、他人の話をそのまま受け取ってしまう傾向にあるのですが、数字の上での真実や、なぜそう見えるのかという現場での印象で受け止めるべき事実を確認する必要があると思います。


もちろん、その病院でも「紹介状が必要」な診療科もあります。

「選定医療費」という言葉をご存知ですか。大きな病院というのは、基本的に急性期病院という位置づけであるわけで、限られた医療資源である診療所(開業医)と病院というもののある意味での棲み分けをしていますので、最初から病院で診察を受けようとすれば、「選定医療費」の負担が必要になるわけです。病院のHPで「選定医療費」について書いてあるところは少ないのですが、近江八幡市立総合医療センターでは2,100円を受け取ると書いてあります。基本的には「かかりつけ医」の紹介があって病院での診察に移ることになります。

医薬分業も最初は手間なことだと思われていましたが、今や診察・治療は病院・診療所で、薬を受け取るのは薬局でという分業が確立いたしました。

同じように初診は「かかりつけ医」でお願いし、そこから高度な器材などが必要な、あるいは入院・手術などが必要な場合には「病院」でという流れは加速するでしょうし、患者さんみその趣旨を理解し、「かかりつけ医」を持つことから始めるべきだと思います。

病院が最初から診てくれないのは優しくないのだというのは間違いです。「かかりつけ医」を持っておいて、そこから総合病院での治療・手術に移行するという本来望まれる形での受診システムが構築され、病院が高度な治療などに常に適応できるように心がけたいものです。


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