彦根市立病院にヒツジが戻ってきました

昨年、多くの人たちを和ませてくれた彦根市立病院のヒツジが戻ってきました。


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彦根市立病院に用事があったので、昨年、私たちを楽しませてくれたヒツジが戻ってきました。


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昨年同様に犬上川の土手側の斜面に囲いも出来上がっていて、これから昼間にはそちらへ移動して雑草刈りに励んでくれます。


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こちらが夜の間に休む小屋です。昨年は3匹のヒツジが半年間、彦根市立病院で草刈りに励んでくれたのですが、今年は2匹です。


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なぜ2匹なのか、という疑問をお持ちの方もおられるでしょう。

それは1匹が妊娠中だからです。たぶん、彦根市立病院にいる間に妊娠したのだろうとのことです。出産が済んで、元気になったら、そのヒツジも戻ってきてくれるだろうとのことです。


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犬上川の土手に茂っていた樹木がすっかり取り払われ、(ヒツジは覚えているかな)去年の景色とすっかり変わった様子を実感しているかも知れません。


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子どもたちと仲良くしたり、入院されている患者さんとも触れ合ったり、と昨年の活躍ぶりは記憶にしっかりと残っています。


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周りが美しい病院はそんなにありません。もちろん都会の病院(かんさい労災病院は違いましたが....)にはこのような素晴らしい景色と生き物を、病院の中で見ることなどできません。

外国から視察に来られた方が、8階のデイルームから見る佐和山、伊吹山、そして琵琶湖を眺めて、とても感激されていました。

彦根市立病院は私たちの財産です。そして私たちが病気になったときの砦ともいうべき場所です。皆さんが一緒に病院を育てる気持ちを持っていただいて、より素晴らしい病院にしていきたいと思います。


自治会総会資料

千鳥ヶ丘自治会の総会資料が各家庭に配布されました。表紙を入れて25ページ。表紙は、平成24年度に役員や委員、そして一般の会員さんも協力して作られた「かまどベンチ」の写真が添えられています。


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そして、昨日、総会の前に湖東土木事務所から芹川の土手の改修についての説明会が開催されるという案内も届きました。

私たちの自治会は芹川には直接には面していませんが、買い物や散歩で利用される方々も多いため、自治会長の要請で来ていただくこととなりました。

さて、総会資料は平成24年度の事業報告に6ページ半、業務日誌が4ページ半、割かれています。事業報告には写真やグラフが添えられていて、活動の具体的な姿も見えてきます。

その他、平成25年度が千鳥ヶ丘会館開館25周年を記念して行われる予定の記念事業についても2ページ半に渡って書かれています。

総会は、基本的に1年1度の大切な報告の場であると同時に、新年度に向けた活動方針を聞く場でもあります。私もしっかりと出席して、耳を傾けたいと思っています。


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百朗会定例会

3月27日。千鳥ヶ丘会館で千鳥ヶ丘の老人会「百朗会」の3月定例会が開催されました。

その中で少し時間をいただいて、平成25年3月議会で審議された内容について説明する機会を頂戴しました。


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とりわけ、私がテーマとしています医療に関することがらの中から、現在建設中の地域医療支援センターの中身について説明させていただきました。


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皆さん、熱心に耳を傾けて下さり、これからの高齢社会での医療のあり方(方向性)と、その中で受けていただける医療サービスはとても大切なことだと考えますので、しっかりと話させていただきました。


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皆さんが安心な老後を過ごしていただくには、医療と介護の連携、とりわけ病院の収容力が逼迫することは目に見えていますから、在宅介護・在宅医療の必然性が高まります。

それ以前に、いつまでも健康でおられることこそが大切だということも説明させていただきました。

彦根市長選挙まであと20日余り。大きな争点のない選挙になりそうですから、どれだけの具体的な施策を話せるか、あるいはその施策が実現性のあるものであるかがとても重要です。

総論の話をするのであれば、候補になろうとする人なら誰でも話せるでしょうが、やはり市民の安心と安全を守るべき市長には、理想論や他での施策を話すのではなく、彦根市と彦根市民にとって重要な事柄をしっかりと議論できる選挙運動である必要があると思います。

そして何よりも、当選後にそれらの施策をいかにスピード感をもって実現するかが重要です。市長の任期は4年ですが、4年のうちに仕上げればよいというような考えではいけないと思います。

しっかりと見極める目を持って、市長選挙に臨みたいと思います。


商工会議所女性会の彦根駅前清掃

3月26日。彦根商工会議所女性会で彦根駅前の清掃活動に参加しました。全国各地で桜の開花が早まっているので、少し心配しましたが、花見にお越しいただく皆さまに気分よく彦根城までの道を歩いていただけるように実施されたものです。

思っていた以上に美しく、普段から駅前の皆さんが清掃されているからかと感じました。


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ゴミの量もそれほど多くなく、少しの時間で終えることができました。


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彦根城にお花見にお越しいただく皆さん。どうぞお越しになった時よりも美しくしてお帰り下さい。よろしくお願いいたします。


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彦根東高校吹奏楽部第30回定期演奏会

3月24日午後。

ひこね市文化プラザで開催されました彦根東高校吹奏楽部第30回定期演奏会に参りました。

素晴らしい演奏に聴き入りました。


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会場のグランドホールには、約700名の聴衆が来ておられました。

会場の入口で、野球部の生徒さん達が30人くらい集まっていました。今でも野球部は五分刈りなんですね。
会場に入るときも、座ってからも野球部員達は礼儀よく、見ていて清々しい気持ちがしました。

野球の試合にはブラスバンドの応援は欠かせないものです。その時に協力してくれるから、ブラスバンドの発表会には応援に来られたということでしょう。


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第1部のSymphonic Stage、第2部のExhibition Stage、第3部のPops Stageのどれもが素晴らしく、この中から一流の演奏者が育ってくれることを願っています。

第1部は吹奏楽のオリジナル曲、3曲でした。
「音楽祭のプレリュード」
「民衆を導く自由の女神」
「エスカペイド」
特に、3曲目の「エスカペイド」はリズミカルで、ジャズのような感じもあり、楽しめました。

第2部は演劇と吹奏楽のコラボという形です。ステッピングという奏法があり、激しい動きのパフォーマンスをしながらの演奏で、すごく体力が必要です。若いからこそできるのですね。
「剣の舞」
「サンバ・エキスプレス」
「海猿ハイライト」
「ディズニー・ファンティリュージョン」

第3部は、また衣装を替えての楽しい演奏です。
「アンパンマンのマーチ」
「学園天国」
「きよしのズンドコ節」
「ディープパープルメドレー」
「栄光の架け橋」
「ブラボー・プラス」
特に、「学園天国」は会場も手拍子で参加。吹奏楽の楽しさを味わいました。

野球部の皆さんは全員揃って、掛け声で参加されていました。


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最後には、新聞部のキャラクター「ぎんにゃん」も登場して、大いに盛り上がりました。


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受付で手渡されたプログラムも洗練されていて、心休まるひとときを過ごすことができました。


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「ぎんにゃん」の携帯ストラップ、2個買って夫婦で携帯電話につけています。夫と私は彦根東高校の同級生で、結婚したのです(笑)

夫は彦根東高校の同窓会「金亀会」の彦根・湖東・湖北支部の支部長です。いつも後輩の皆さんのためにどのように応援するのかを話し合っています。

吹奏楽部に限らず、若い皆さんが郷土のため、そして日本のために頑張ってくれることを願っています。



 

井伊神社見学

いよいよ平成25年3月定例会も終盤となりました。

本日は議会運営委員会と議会情報公開委員会があり、その間を縫ってこのほど彦根市の登録文化財に登録された井伊神社を見学いたしました(一般の方への公開は24日の日曜日午前10時から午後3時の随時です)。


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井伊神社については、「彦根市史」や「新修彦根市史」にも記載されています。ここでは、「新修彦根市史」に記載されている内容からかいつまんで書かせていただきます。


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「井伊神社は、井伊家の始祖井伊共保(ともやす)を祀る。天保13(1842)年8月、井伊共保750回忌の際に龍潭寺に井伊八幡宮を建立したのが始まりである。現在の社殿は弘化2(1845)年に造営され、井伊神社と称するようになったのは明治2(1869)年からという。井伊神社は権現造の社殿であり、ここ以外には北野神社の例が確認できるのみという。」とされています。


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長年、井伊家関係者が宮司を務めておられましたが、多賀大社に管理・運営を移されて、今日に至ったものです。

このほど、社殿を彦根市に寄附されると時を同じくして彦根市の文化財に登録されたものです。


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現在、旧社殿(彦根市への寄附に先立ち、井伊神社では新しい社殿を造営され、遷座式が行われたため、文化財登録された建物は「旧社殿」と称しています。)は覆屋が被せられていて、外観を見るには近くへ寄らなければならないのですが、内部はとても美しく、彦根の鬼門を護るに相応しい建物といえます。


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また、敷地内にはニホンタチバナの木と枝垂れ桜が植えられています。


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この旧社殿が極彩色に復元される日を期待したいと思います。


 

「あたたかな在宅看取り」を考える

3月17日。アルプラザ彦根6階の大学サテライトで開催された「あたたかな在宅看取り」を考えるフォーラムに参加いたしました。

今回のプログラムは充実したものでした。
最初に松木診療所の松木明医師から「心安らかな最期を迎えるために〜医療の現場から現状報告」と題して、お話しをいただきました。


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在宅死を阻むものについて話していただき、その中で訪問診療を専門に取り扱っておられる先生の体験を踏まえた現場のお話しをきくことができました。

そして、第2部では「人生最期の幸せを求めて〜輝く命のリレー」をテーマに松木先生に写真家・國森康弘さん、彦根市立病院の金子隆昭院長、彦根市福祉保健部の川嶋恒紹参事を加えて、彦根市訪問看護ステーションの柴田恵子所長がコーディネートする形でパネルディスカッション形式で話が進みました。國森さん以外は千鳥ヶ丘自治会にお越しいただいた方々で、私たちの自治会でお話しいただいたことなどを重ねて聞く機会を得ました。


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國森さんは、昨年9月2日の嘉田知事のマニフェスト検証会でお話しと映像を知る機会を持っていましたが、あの時と同じように永源寺診療所の花戸医師に密着して撮影された在宅での看取りの写真撮影の体験を踏まえた話をされました。


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金子院長からは「素晴らしき哉、在宅」をテーマに、場合によっては鼻からチューブを照れなければならない事態を前にして、在宅での看護を決断されたご家族の話をされました。在宅に戻られた後は脳梗塞の後遺症があるにもかかわらず、人工栄養の可能性もあった患者さんが自分で箸を使って食事をされている姿を目の当たりにしたこと。そしてそのように元気にしておられたのに翌日にお亡くなりになつたこと。

このような現実を見て、「これからは病院勤務医だから在宅医療とは無関係というわけにはいかず、否が応でも在宅医療に関わらざるを得ない」と話されました。

千鳥ヶ丘自治会(百朗会主催)での健康講座において、松木先生が仰ったことと相通ずるものを感じました。


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川嶋参事からは、建築工事に着手する地域医療支援センターをどのように活用していただきたいかを明快にお話しいただきました。


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コーディネーターの柴田さんは、診療所と病院を繋ぐ立場・訪問看護における課題など、現場からの声をお話しいただいて、病診連携の重要さとそこにおいて訪問看護師の役割を詳しくお話しいただきました。

このように纏めてみると、私たちの自治会でお話しいただいた皆さんばかりで、私たちの自治会の皆さんには知っていただいていることも多く、それだけ千鳥ヶ丘では在宅医療を含めて、関心が高まっているのだと実感する150分でした。


予算特別委員会

彦根市議会には3つの常任委員会(企画総務消防常任委員会・福祉病院教育常任委員会・市民産業建設常任委員会)のほかに、予算特別委員会(12名)、議会改革特別委員会(8名)と決算特別委員会(12名)があります。

私は福祉病院教育常任委員会に所属して委員長を拝命していますが、予算特別委員会にも所属しています。理事者側から提案される様々な議案の中で、予算に関わる部分については予算特別委員会に付議されて審議します。

本会議の傍聴をされる方は最近少し増えてきましたが、委員会への傍聴はほとんどありません。「なぜか」といえば、予算に関するものですから数字が出てくるわけで、その「数字」や条例を書いた資料がないと話を聞いているだけでは傍聴者には全く理解できないからに他なりません。

そもそも本会議でも一般市民が知りうることは傍聴席に入る前に、各議員の質問項目だけ(議会のHPに掲載される質問通告一覧と同じものです)です。ましてや委員会ではその場で議員がそれぞれに発言するわけですから、どのような展開になるかは私たち議員であっても分からないわけですが、それが予算に関わるものであれば、その数字の詳細が手元になければ理解不能に陥るのは当然です。

審議のために議員に事前に配布される資料には(一般会計でいえば)約360ページ(平成25年度一般会計等の資料だけでです。)にものぼる予算書とその中で重点施策として取り上げるものを書き出した「予算の概要」の2つがあります。


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私は議会は閉ざされた存在であってはならないと思います。そのために傍聴というシステムがあるわけです。「傍聴」。「そばで聴く」と書きますが、何の資料もなく「そばで聴く」だけでは形だけを整えたに過ぎないと思っていました。

いくつかの町では「議会ウオッチャー」がいて、どのような質問をしたかであるとか、居眠り・離席などのチェックをしているようです。そういう意味では議会の傍聴というものには意味があるのだと思います。

私は、議会はできる限り傍聴に来られる市民に資料提供をするべきであると思います。それによって、市民の政治への参画意識も変化するのではないでしょうか。

もちろん議員は約360ページある予算書を見回した上で委員会に臨みますから、それを見て、更に私は前年度・前々年度などの予算書を引っ張り出してきて(しかも年度内に補正予算が組まれるのが通例ですから、それらも見て)比較検討した上で出席していますので、どこがどう増額されたのか、減額されたのかを調べていますから理解をすることができるのですが、傍聴者は何も渡されずに「そばで聴いている」だけでは退屈至極な時間になるのは当然です。だから委員会に傍聴に来る市民がほとんどいないのも当然です。


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それにしても、市長選挙間近のこの時期に、立候補を予定している人が傍聴に来ない(ただ、今議会の初日に、ある候補が1日だけ来られていたことはありますが)のはどういうことでしょう。自分が市長に当選した暁には、現在審議している予算に自分自身が縛られるのです。市長になってから改めて全面補正で予算を組み直すなどということは行政の遅延を招く以外の何ものでもないのです。そして私たちが夜の帳が降りてまで審議しているこの時間というものをどう考えているのでしょう。告示日まで1ヶ月です。


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地球温暖化と地域公共交通

先月、私の地元自治会と隣の自治会とが共同で「愛のりタクシー」の出前講座を実施しました。

これからの高齢社会にあって、私たちが考えなければならないことは、高齢者の交通の確保も大切なことはよく分かります。私の地元からバスがなくなってかなりの年数が経ちます。近所の方が仰っていました。「ここに住みだした頃にはバスがあって、親戚が来る時もバスがあって便利だから、訪問してもらいやすい所だ」とか「買い物に行くにも便利だった」と。

若くして移ってこられた方たちも後期高齢者になられました。ご自分で自動車を運転している人たちも自分が運転することが危険であるということを認識されるようになりました。

自治会の集まりの中では「バスを復活してほしい」という声をしばしば聞きます。しかし翻って考えてもらいたいことがあります。バスがあれば便利ですが、バスというのは運輸局に設定したダイヤを届け出て認可を受け、一度認可を受けたバスの便は運休できないものなのです。1日に誰一人利用しなくても運行を続けなければならないのです。たとえ1日に数便であったとしてもバスの「ある・なし」が、その地域が便利な地域であるかどうかの判断材料であるはずはないと思います。安価であることは否定しません。現在の彦根市内のバスは200円です。200円ではタクシーを利用することはできません。


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しかし、利用者の究極の目的は「バスの便・路線がある」ことではなくて、タクシーを利用するよりも安い交通機関があるのかないのかではないでしょうか。

先にも書きましたが、バスは誰も乗客がいなくとも走らせる必要(義務)があります。運転手の人件費が要ります。バスの車両代はタクシーと比べればより高価なものです。燃料を使います。燃料を使えば、COを撒くことになります。彦根市が宣言している「低炭素社会構築宣言」に反することになります。

確かに、「愛のりタクシー」は1時間以上前に予約をする必要があって面倒ですが、2時間に1本程度しかないバス路線であれば、1時間に1本ある「愛のりタクシー」が利用できれば、待ち時間は変わりません。

今一度、「自分の都合」だけではなく、「市民」という立場で彦根市の財政、「地球規模」での視点に立って、「愛のりタクシー」の普及と路線拡大・利用促進、更には「相乗り」の実践を考えてみる必要があるのではないでしょうか。


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認知症あったかフォーラム

3月10日。佐和山子育てサポートのお手伝いをした後、ビバシティホールで開かれた「認知症あったかフォーラム」に参加しました。


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「認知症にあったかいまちづくりひこね」の五味由紀子代表の挨拶のあと、「認知症という病気を知ってください」というテーマで紙芝居がありました。なんと、ご近所の恩師も参加されていました。その恩師は「60歳を過ぎたら社会に還元をする暮らしをしてほしい」と同窓会の席でお話し下さいましたが、85歳を過ぎた今も、それを実践されています。


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後半は「看取りを考えてみませんか」のテーマで、「大往生とターミナルケア」と題した講演で、社会福祉法人世田谷区事業団の芦花ホームに勤務されている石飛幸三医師のお話しでした。


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先生は血管外科がご専門で、長年血管手術に携わってこられたのですが、ある時、ふとこれでよいのかと感じられて、ターミナルケアに力点を置かれて、転身されたそうです。

中でも耳にとまったことは、私の母も義父も造設した「胃瘻」についてのお話しでした。そもそも胃瘻は乳幼児が消化器疾患などで経口栄養補給ができない場合のために開発された手法ですが、それがいつしか高齢者のための栄養補給になっていったものだということでした。しかし、胃の容量を越える分量の栄養を補給してしまい、口から戻して、それが肺に逆流し、肺炎を起こしてしまうことにより死亡する例もあるようです。

そもそも人には「生きよう」とする力があって経口による栄養摂取がなくなっても生き続けることができるそうで、成人が必要とするカロリーを遙かに下回る600kCal程度の栄養補給で1年半生き続けた人もあるそうです。

経口による栄養補給には誤嚥による肺炎というリスクがあります。更に時間がかかるという点でも看護をする人の負担は大きいものがあります。胃瘻であれば、点滴と同じように自然落下による栄養補給ですから、手間もかからなくて済みます。

果たして胃瘻による栄養補給はどうなのかと、私たちに問いかけられる姿には、今一度考えてみる必要があると思いました。

昨年、緩和ケア病棟でお亡くなりになったご近所の方のご遺族から、病棟の看護師さんたちが亡くなる2週間前であったにもかかわらず「誕生日のお祝い」をされたということを聞きました。とても穏やかな時間を持つことができたとのことでした。

人は目が悪くなった後でも、耳は最後まで活動し続けるものだということです。意識がないと思っていても、死期を間近に控えた人でも見舞いに来られた人たちや看護をしている人たちの話していることは記憶の隅に残るそうです。そういうことから最後の誕生日や結婚記念日を祝ってあげることには安らかな最期を迎えさせて上げるためにはとても重要なことだということです。

今一度、自分の最期という「時」を真剣に考えてみる必要があるのではないでしょうか。 



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