チャリティコンサート「風に乗って伝えたい」

12月28日。生憎の雪が朝から降り出しました。

午後に行われるチャリティコンサート「風に乗って伝えたい」を聴きに行きました。


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東日本大震災復興支援のために震災直後から始められている活動です。町中で「UNITE TOGETHER」のロゴの入ったTシャツやエコバッグなどをご覧になった方も多いと思います。


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私も、エコバッグは議会へ持って行く資料を入れたり、お買い物の時に持って行くなど、重宝しています。


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今回のコンサートで、改めて手話についての印象を変えるのを目撃しました。今回のコンサートでの手話通訳は、とても温かく、ダンスのようにしなやかな表現力がありました。人の言葉をこれだけ直接的に伝えることができるのか、と感じました。


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約1時間半のコンサートでしたが、市民が東北への思いを寄せるには短かったような感じがしました。

これから寒い季節を迎え、3年目の震災の日を迎えようとしています。復興はまだまだ緒に就いたばかりですし、震災前の穏やかな暮らしが1日も早く戻るようにと願わずにはおれません。



時事放談

日曜日の朝。TBS系列の番組で「時事放談」というのがあります。

今朝の番組では野中広務元官房長官と作家の半藤一利さんが登場されました。

その中で、野中さんが発言された中に、丁寧さがなくなった安倍政治への痛烈な批判がありました。とりわけ、安倍総理の靖国参拝については、アメリカからの「失望」のコメントの前に、示唆があったということを話されました。どうやら思い込みが多いということでしょうか。半藤さんからも、総理就任1年の日というものはあくまでも私的なものであって、一国の総理として、それを理由に参拝することの意味が理解できないとのことでした。

中国・韓国に対して対話の扉を開いていると言いながら、実は日本のほうから閉ざしてしまったと批評していました。

政治的判断について、どうやら思い違いが生まれてきているようです。歳末から新年に向けてどのような対応がされることになるのか。かつて政権の中枢にいた人からの批判や、そして野党からの批判が続くことになるでしょうが、適確な判断が求められるのではないでしょうか。その結果次第では、経済への影響が懸念されます。


KOKORO


 

公約

選挙に「公約」はつきものです。地方自治体の議員や首長。国政レベルでの政党の公約もあります。

「公約」に掲げられていなかったことを進めることは適当でないとは申しません。それは選挙後の社会情勢の変化というものもあるからです。しかし、起こりうることや議論されていた施策などを公約に掲げなかったことについては、候補者や政党は反省すべきことだと思います。

そのことからいえば、特定秘密保護法案は選挙公約には掲げられていませんでしたし、沖縄県知事選挙における普天間飛行場の県外移設を公約に掲げながら、辺野古の埋め立てについて承認した後での知事の「公約違反ではない」という発言には、空しいものを感じるのは私だけでしょうか。

彦根市では、市庁舎の耐震工事については市役所内部で様々な検討がされた上で、耐震化とその結果生じる面積減少に対応するために設計予算が議会で承認されました。しかし、今年4月の選挙で当選された大久保市長は設計図書が仕上がったにもかかわらず、耐震化工事の凍結を決定し、先日の12月定例会でも「市民による検討委員会」の設置にこだわっている発言を繰り返しました。

この議論は選挙の際には、既に設計予算の執行が決定されていたわけですから、耐震化工事の凍結に市民の賛同を得たいのであれば、選挙戦において「耐震工事の凍結」を表明すべきであって、そのことも有権者の判断材料になっていたのではないでしょうか。

東京都知事選候補者擁立において「後だし」候補が連勝しているからと、候補者を公表しないことに相通ずるように思えてなりません。

有権者は候補者が発する市民への約束の一つひとつを覚えています。その中になかったもの、とりわけ議会の承認を得て前に進んでいる施策を止めることについては丁寧に説明し、「決定された施策がなぜダメ」で、その対案を示してこそ引き継ぎを受けた市長として行うべきことではないでしょうか。
 


住民監査請求

新たに「新修彦根市史」についての住民監査請求が提出されました。新聞報道によれば、「新修彦根市史」第4巻・現代の発刊中止に対して、ひこね市文化プラザの指定管理に関する件に続いて、2件目です。

このことについては、12月定例会でも質問いたしましたし、このブログにも掲載しましたので、詳細は省きますが、同時期に2件もの住民監査請求が出されることは異常ともいえる事態です。

そして、「新修彦根市史」については、執筆者も民事調停を申し立てています。

住民の政治に対する厳しい目を、私たち議員も受け止めなければならないと痛感しています。


KOKORO


京丹後市の木村次郎右衛門さん

今年6月に世界一の長寿男性の木村次郎右衛門さんが116歳でお亡くなりになった。木村さんは生前、「食細くして、命永かれ」と仰って、次のような食生活を続けてこられたそうです。
1.偏食をしない
2.腹5〜6分目
3.食事には10種類以上の食品

このような生活で、健康寿命は少なくとも114歳だったようです。食に関する思いと、その実践が健康寿命を長くさせたのだと思います。

「食育」という言葉があちこちで使われています。でも振り返ってみると、ファストフードで済ませる昼食や野菜の少ない食事など、私たちが考え直さなければならないことがたくさんあるのではないでしょうか。

「長寿世界一」を褒めるのではなく、「健康寿命世界一」を目指したいものです。


KOKORO


小田柿寿郎と100人展

12月23日。ひこね市文化プラザで開催されました「小田柿寿郎と100人展」を見学させていただきました。

市民の活動としてのこのような展示の素晴らしさを体感させていただきました。


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メッセホールの中には100人の方々の作品が所狭しと展示されていました。

彦根市の持つ文化の深さを感じることができました。


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油絵、水墨画、水彩画など、その多くが彦根を描いたもので、懐かしく感じる風景が凝縮していました。


彦根市保健・医療複合施設「くすのきセンター」竣工式

12月21日午後。平成23年10月に建設が決定された彦根市保健・医療複合施設「くすのきセンター」の竣工式が行われ、その後、内部の見学をさせていただきました。

一言でいえば「素晴らしい」。2025年の壁をしなやかに越えていきたいと思います。市民の老後に安心を与えられるハードができあがりました。あとは、魂を吹き込むこと。ここからが勝負です。

式典のあと、見学会がありました。少し興奮ぎみで各部屋を歩きました。


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建物は鉄骨3階建で、1階は休日急病診療所(平成26年2月から供用開始)のほか、保健センター研修室、2階には健康推進課や栄養指導室、在宅医療支援室などが入ることになっています。そして3階には医師会、歯科医師会、薬剤師会などの事務所になります。


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休日急病診療所の待合室です。現在の休日急病診療所はかなりの年数が経過していて、医師会の先生がたにも長らくご苦労いただいていました。以前の待合室は寒くて、椅子も長いすで、患者さんから苦情をいただいていましたが、新しい椅子は清潔で明るい色。座り心地もよかったです。


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こちらは感染症が疑われる患者さんのための待合室です。病院と同じように、一般の患者さんと感染症の患者さんの区別をして更なる感染症患者の増加防止が考えられています。

一番印象に残ったのは、保健センター研修室に床暖房が設置されていたことです。とても寒くて式典に参加された方々も床暖房に「癒されるね」と話しておられました。、小さな子どもさんが裸足で歩いても寒くないようにしてあります。

母子健診などもここで行われることになります。


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この施設は、子どもたちや妊婦さん、そして様々な病気をもった人たちが安心して妊娠や病気に立ち向かうために作られたものです。

また、私たちが休日の昼間に病気になったときに利用できるのが、休日急病診療所です。

2階には、彦根市健康推進課の事務室があります。常勤の職員が約30名、非常勤の人たちを含めると約70名の職員が市民の健康を守っています。

栄養指導室では、離乳食の指導や糖尿病患者などのための食事の指導が行われます。


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この施設のもう一つの使命は「在宅医療」です。

以前からしばしば書いていますが、今後の医療機関・介護施設の不足を認識した上で、病院や介護施設ではなく、在宅での療養や介護に頼らざるを得ないことになります。それを支援するために、「在宅医療支援室」「医療福祉推進ルーム」が設けられ、介護についてはそれぞれの地域の「地域包括支援センター」を利用することになります。


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特に「医療福祉推進ルーム」は市民の在宅医療の活動グループなどが、ここで会議をしたり作業をすることができます。


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この「在宅」を市民の皆さんにご理解いただくためのパンフレットも作成されました。

健康推進課の職員の力作です。

私たち議員は市の施策のチェックをする立場にありますが、職員とは共に市民の安心のために手を取り合う関係でもあります。

日頃の職員の仕事には感謝しているところです。

冷たい雨の中、駐車場の誘導をしていただき、ご苦労さまでした。


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この中には、在宅での医療や介護に関わる人たちの説明もされています。医師、訪問看護士のほか、歯科医師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、ケアマネージャー、介護ヘルパーといったそれぞれの職種の方たちがどのような仕事を担っていただいているのか説明されています。これらの人たちが総合的にこれからの高齢社会の医療や介護を担っておられるのです。

私たちがこれから生きていく社会で、この施設が大きな役割を担うことになるのは当然ですが、私たち市民もその役割の大切さを認識していきたいものです。

私たち議員は準備の整った会場で、床暖房の入った中で暖かくさせていただきました。私は市民の健康を支えるために頑張っている職員の応援団でもあります。職員がいなければ、これらの施策も推進できないからです。今後とも、「市民のため」に頑張って参ります。





平成25年12月定例会閉会

12月18日に平成25年12月定例会が閉会しました。

最終日に、「本庁舎耐震工事にかかる議会の議決を重視し、明確な方向性を示すとともに、直ちに耐震補強工事に着手を求める決議案」が提出されました。

現在の彦根市役所本庁舎は、昭和47年に建設されたもので、41年が経過しています。当然に現在の耐震基準が満たされておらず、議会では本庁舎について、建て替えるのか、耐震化工事を行うのかについて議論が重ねられてきました。その結果、現在の本庁舎を建て替えるのではなく、耐震化して、同時にその工事に伴う執務室の減少を補うために増築をするという結論が出て、そのための設計費用が議会で承認され、執行されました。

大久保市長が市長選挙に立候補した際の公約チラシ(強い彦根を創る会)が2種類発行されていますが、その中に本庁舎については言及されていません。

にもかかわらず、県と市の総務部長が取り交わした県有地(県総合庁舎の敷地の一部)を彦根市が取得するについての確認書を議会に諮ることもなく撤回し、委員会審議の中では市民の声を聞くために検討委員会を設置したいと発言があり、議会軽視であるとの認識のもと、この決議案が提出されたのです。

市長は「(本庁舎の耐震化は)喫緊の課題」であるとの認識を示しながら、検討委員会(しかも、議会に置くのではなく、「市民による」委員会)で検討したいと発言しています。ここに議会としては市政運営における議会軽視を問題にしたと言えます。

私は昨年10月に山梨県などに視察に参りましたが、甲州市では合併に伴う新庁舎を、閉店した商業施設を利用することで、経費の削減を図ったと聞きました。


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それも一つの方法ですし、長浜市のように合併特例債を利用して建て替えをするケースもあります。いずれが彦根市の財政状況に照らして適当であるかは考えなければならないにしても、彦根市の表玄関であるJR彦根駅から国宝彦根城への途中にある現在の庁舎の位置は、重要な意味を持っているのではないかと考えます。

今回の決議案については、全会一致で承認されました。市長は、この決議が全員一致で承認されたことの重さを認識しなければならないのではないでしょうか。

「喫緊の課題」という認識と、その議論の中で市長が進めようとしていることの乖離に、議員全員が疑問に思ったということではないでしょうか。


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一旦進みかけた施策を後戻りさせることと、「喫緊の課題」とを秤にかけたとき、どちらに大義があるのかを重く受け止める必要があるのではないでしょうか。

多くの市民が訪れ、多くの職員が働く場であるという緊張感を持って、後戻りのない市政運営が必要なのではないでしょうか。





ヒツジさんと暫しのお別れ

12月15日。彦根市立病院のヒツジさんたちが、冬ごもりのために日野町の畜産試験場に戻る前のお別れに行ってきました。


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雨の降る中でしたが、何人もの人たちがキャベツや青梗菜を手に集まって下さいました。中には、病院に入院していた間に、このヒツジさんたちに癒されて、退院後も気になって毎日ほど通っておられる方もおられました。


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暫くの間は日野町の畜産試験場で過ごして、また季節がよくなれば、土手の草刈りに励んでもらえるものと思います。


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これまでお世話を続けてきて下さった今井さんも、雨の中を多くの方たちに見てもらおうと、頑張って下さいました。


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ご覧のように、土手は綺麗に草の丈が短くなっています。


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子どもたちも来てくれていました。アニマル・セラピーという語があるように、ヒツジたちは本当に心を和ませてくれます。


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入院経験をされた方が、毎日撮られた写真を各階に置いておられるとのことで、それを見せていただきました。とても可愛い写真が綴られていました。

彦根市民健康サポーターズ倶楽部がお手伝いをした1年が終わり、このように多くの患者さんに癒しを与え続けられたことは本当によかったと思っています。

来年の春も待っているからね。


IGT第1回例会

12月14日夜。彦根市内の中華料理店でIGT第1回例会が開催されました。

IGTって何かといえば、「Institute of Golden Turtles」の略です。つまり、金の亀の研究所。彦根東高校が「金亀城」とも呼ばれる彦根城の麓にあることから、そのような名前で勉強会を開催しようという9月の同窓会での呼びかけに応じた約20名が始めたものです。今回の参加者は14名でした。

今回は第1回ということで、2人の同期生が講師として発表。1人は元農業関係団体に勤務して、その後関係子会社の社長をして現在は「年金生活者」。もう1人は元学校教師で教育行政にも関わり、現在は大学で教鞭をとっています。

1人30分という持ち時間の中で、「年金生活者」は自分の経歴と生活する上で大切にしている言葉などを披瀝。ご自分で総ページ数8枚にも及ぶ印刷物を準備して話されました。

大学の先生のほうは、パワーポイントのデータを持参していただき、これからの人口減少社会で、私たちはどうして生きていけばよいのか、子どもたちと接するにはどういう行動をとる必要があるのかについて話していただきました。


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1時間の話を終えて、次回の講師も決定し、「遠足」も来年3月以降に日吉大社を巡る小旅行の企画が出されて、懇親を深めました。


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9月に同窓会をしたばかりとはいうものの、皆さんの生き様を話してみたり、最近自分の周りで起こった出来事などを話していると、2時間の食事時間もあっという間に過ぎていきました。


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ところが、最終盤でアクシデント発生。参加者の一人が座っていた椅子から急に昏倒。参加者の中にお医者さんがいましたので、元教師と2人で脈をとり、呼吸の状態を確かめるなど、凍り付いたような状況で冷静な対処。薬剤師もお手伝いをして事なきを得ました。

参加者の多彩な顔ぶれが一命を救ったというのが現実でした。まわりでは「救急車!」と呼ぶ声もありましたが、大事には至らず、ほっとしてそれぞれ帰宅の途につきました。


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参加者全員それぞれが生きてきた「自分」というものを発表し、それをこれからの人生に活かすことが大切だと実感いたしました。




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