教員削減案

本日のニュースの中に、来年度の小学校の教員配置に関する記事が出ました。記事には次のようにあります全国の公立小中学校の数は約3万。そのうち約半数は標準とされている12〜18学級より少ないというのです。そこで、機械的に統廃合した場合には教員の数を4%減らすことができるというもので、財務省は文部科学省に注文をつけるという方向のようです。

これだから、霞ヶ関の官僚は現地のことを知らないと言われるのです。例えば、小集落があちこちに点在している寒村をイメージしてみてください。今でも数十分徒歩で通っている子どもたちがいます。しかし、そこの学校は1学年1クラスということもあります。それを町の学校に統廃合しようというのです。

先日のテレビで、島根県津和野町の小さな小学校の取り組みが紹介されていました。田舎留学のような形で都会の子どもたちを自然いっぱいの中で勉強させたいという親御さんに応えているところもあります。

学校へのノスタルジーがどうこうというのではありません。そこで作られる地域の人々と子どもたちの交流や学校を中心とした地域の人々の暮らしぶりなど、何ものにも代え難い存在であるのが小学校であると思います。

都会の暮らしに慣れてしまった官僚たちは、そういったところで活き活きと学習している子どもたちのことを1ヶ月くらいのスパンで見てくる必要があるのではないでしょうか。そこで何がなされ、何をしようとしているのかを知る必要があると思います。単に1学年を2〜3クラスにするという数合わせで検討することの愚かさに気づいてください。

地方創世という言葉が作り出されました。その方向性とも相反していると思わないのでしょうか。

彦根市を例にとれば、1歳あたりの人口は約1,000人です。人口11万人の市での話です。当然に山間部などではより高齢化が進展していて、1歳あたりの人口は200分の1程度しかいないかも知れません。そうなると、人口10,000人の町では1歳あたりの人口は50人です。1学年あたり10人にも満たないのです。いや、もっと少ないかも知れません。

それを機械的に統廃合するなどということは、教育力が低下しつつあるという現代社会をより一層引き下げていくことに繋がるかも知れません。

これこそが、都会への一極集中を招く一因でもあり、そのことによって環境への負荷が高まり、エコロジー社会が益々遠のいてしまうのではないのでしょうか。

今、それを言うべき時ではありません。財務省のの官僚の皆さん。もう一度、教育の原点というものを思い返していただきたいと思います。それよりも他に文句をつけるべき課題があるのではないですか。


kokoro

 

福祉病院教育常任委員会視察(鳥栖・久留米・尾道)

九州新幹線との直通運転の効果を知った今回の視察でした。

10月20日からの3日間、佐賀県鳥栖市、福岡県久留米市、そして広島県尾道市へと視察に参りました。

鳥栖では小中一貫教育について、久留米では図書館について、そして尾道では医療について勉強させていただきました。

彦根駅を8時過ぎに出発して、新大阪で乗り換えて、お昼には九州新幹線の新鳥栖に到着しました。新鳥栖の駅前には、重粒子によるガン治療の先進施設があるのですが、今回は小中一貫教育についての視察ですので、横目で見るだけで通り過ぎました。


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彦根市でも、突如今月になって平成27年度に鳥居本小学校と鳥居本中学校を小中一貫とする方針が示され、既に彦根市のHPにおいて約20名の募集が始まりました。このことは議会でも全く知らされず、先日の全員協議会で説明があったのですが、何か風通しの悪い思いをしたのは私だけではなかった筈です。

彦根市でも、県立の中高一貫校(河瀬中学校・河瀬高校)がありますが、こちらは同一敷地の中にあります。平成27年度からの小中一貫校は校舎は別のままで、教育のプログラムや教師の交流などを通じて小中一貫を行うということです。鳥栖市においては、直ぐ隣に久留米市があって、特に高校生は久留米の高校へ進学する者が多く、地域に若者が残らないという問題点があることをきっかけとして小中一貫が始まったようです。こちらは、鳥居本と同じように校舎は別々での一貫校ということです。

2日目は久留米市で、図書館についての視察です。市長は2年半前の選挙の公約の2番目に「中央図書館の新設を」と訴えておられました。しかし一向にその方向性すら見えてこないこともあり、何人かの議員がかなり前から図書館についての議論がされてきたのではありますが、そろそろ議会からのアクションをぶつける必要もあるということで、久留米への視察になりました。

久留米は、ブリヂストンの誕生の地で、彦根にも工場がありますから、縁の深い町です。しかし、周辺自治体との合併によって現在は30万人の人口を擁する町になりましたが、やはり、核となる町があっての合併のもたらす効果は滋賀県内の自治体との違いがあるようにも感じました。また、ブリヂストン創業家の「久留米への貢献」という家訓が根強く残っていることも実感いたしました。


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広い庭に囲まれた中央図書館は素晴らしいの一言で終わってしまうことができないものでした。合併前の各自治体にもそれぞれ図書館があったわけで、それらの交通整理をもするという意味で中央図書館の持つ役割には大きなものがあると感じました。

さすが、人口30万人を超える町の議会の議場ですから、素晴らしいものでしたが、彦根市の本庁舎の耐震化問題も含めて、私たち議員がより一層、様々な視点から課題解決への歩みをしていかなければならないと感じました。


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最終日は尾道でしたが、こちらについては、いくつかの再確認をしたい事柄もありますので、改めてご報告をしたいと思います。


チームしが臨時総会

10月17日に、大津でチームしがの総会が開催されました。台風の影響で延期されていたものですが、滋賀県知事選挙での三日月知事の誕生の原動力となった組織を、知事選挙終了後の方向性などの確認のために開催されたものです。


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選挙前には嘉田知事(当時)と三日月候補(当時)の共同代表であったものが、嘉田前知事だけの代表という形となり、県議会での体制も整ったことから、来年の統一地方選挙も見据えて開かれたものでした。


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三日月知事も来場され、知事就任後の様々な公務に追われている一面をお話しいただきました。

滋賀県の持つ「力」を、チームしがという形に集結して、これからのよりよい県政に向けた原動力にしていただきたいと思っています。

私は、彦根市のよりよい方向性を見つけるために、県政との連携の中で、「あるべき彦根」へと邁進していきたいと思っています。


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佐和山学区市民運動会

10月12日、前週の台風の影響で延期された市民運動会が実施されました。

私たちの自治会・千鳥ヶ丘は高齢者の増加、若年層の減少によって、町別対抗の種目にはほとんど参加できないという状態でしたが、総勢30名程度が参加しました。


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次の台風の影響もあって生憎の曇り空でしたが、佐和山学区30自治会の皆さんの元気な入場行進があり、始まりました。

消防第5分団の皆さんも新しい消防車とともに参加いただきました。


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消防自動車は昼の休みの間に放水のデモンストレーションもしていただき、住民の安全・安心のために活躍しているのだ、というところをご披露いただきました。


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また、例年のとおり、子どもたち向けにもプラバンづくりをしてみたり、一生懸命に地域との繋がりづくりを進めておられます。


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佐和山学区には、平成26年度に新しい団地の自治会の皆さんが参加されました。アンビエントガーデン彦根という自治会です。発足してすぐということもあって、いろいろとご苦労があったようですが、これからの新しい町として頑張っていただきたいと願うものです。

各自治会の中には、上の写真の「北芹川・闘魂」と書いたTシャツや、それぞれの自治会が趣向を凝らして作られているユニフォームでの参加もあります。


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競技は順調に進み、午後3時前には終了しましたが、大したけが人もなく終えられたことはよかったことと思います。

体育振興会の皆さんのご努力と、ご参加いただいた皆さんに感謝申し上げたいと思います。



病院に一服の清涼剤

彦根市立病院のヒツジと海水魚。患者さんやお見舞いの方たちの清涼剤になっているようです。


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先日、ヒツジのハクが怪我をしているので心配です、とのメッセージが書かれていたことを紹介しましたが、他にもご腐心いただいているW先生の手元にも熱帯魚やヒツジについてのメッセージが届いているとのことです。

また、一昨日は緩和ケア病棟の方たちのティーパーティが開かれたそうですが、最後には参加された患者さんたちが口々に「心が明るくなった」と病室に戻られたそうです(以下の写真は一昨年実施されたときのものです)。

また、海水魚のほうにも患者さんの目が向いているようで、「30分見ていても飽きませんでした。病院に来る中に少しでも楽しみがあることは本当に助かります」など、こちらが嬉しくなるようなメッセージも届いています。


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私も、ほんの少ししかお手伝いができていないのですが、彦根市民健康サポーターズ倶楽部とラ・フルールの会がこれからも市民の皆さまに受け入れてもらえる地道な活動を続けていきたいと思っています。





 

民主党県連パーティ

10月4日。大津プリンスホテルで民主党の滋賀県連のパーティが開催されました。

私は来賓受付の担当をして、ご来賓をお迎えさせていただきました。


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講演はクレディ・スイス証券の市川真一さんから、「アベノミクスの光と陰 財政は大丈夫か」と題して約1時間お話しいただきました。


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第1部の司会は高校の同級生の山田実県議が務められました。


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そして、第2部の懇親会では、彦根から来られていた皆さんたちと親しくお話しをさせていただく時間を持つことができました。


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東京から海江田万里代表も来られ、また三日月知事もお越しいただいて、とても賑やかな雰囲気でした。

最後はガンバロー三唱でお開きとなりました。


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IGT第4回例会

高校の同級生で始めた勉強会が4回目を迎えました。昨年12月に第1回目を行ってから、3の倍数の月の月末近くの土曜日に行っています。最近では他の学年の方たちの参加もあって、平均して12人くらいの参加者で行っています。

今回の講師役は循環器科の医師をしているKさんにしていただきました。前回、6月に私と2人が話す予定だったのですが、お身内に不幸があったため、今回に延期となったものです。

テーマは「医師になるということ」。おまけに「心房細動」についてもお話ししていただきました。

議員として病院のことに積極的に関わっている私としては、「医師になるということ」の中で出てきた研修医のシステムの話の中に、目から鱗の部分がありました。もちろん、従来の医局から地方の病院に医師を送り出すというシステムがなくなってしまったことは知っていましたが、自分が行きたい病院に行けるという現在の研修医システムの中に、その受け入れ先病院のテストがあるということについては、知りませんでした。

それにしてもKさんの勉強の量というのが半端ではなかったことに驚きました(40年以上前のことですが....)。


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1時間の話の後は、楽しい食事会です。今回の乾杯の発声は最遠隔地(神戸)から参加のNさんでした。他にも近江八幡や湖南市からも駆けつけてくれていますので、とても懐かしいと同時に、新しい発見を毎回することができます。

代表をしてくれているF歯科医がいつものごとく楽しく締めてくれました。

次回の例会は12月で、私の夫が「エンディング・ノート」について話すことになりました。

そしてその前に11月に修学旅行をすることに決定しました。行き先は比叡山延暦寺です。紅葉の比叡山を楽しんできたいと思っています。

 

交通安全

秋の交通安全運動期間中に、佐和山小学校近くの通学路を見に行きました。この場所は近江鉄道「ひこね芹川」駅の隣にあるJRと近江鉄道のアンダーパスです。午前7時から午前9時までの間は車両通行止めになっています。


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ここを、線路の東側に住んでいる小学生と線路の西側に住んでいる中学生、更には彦根総合高校の生徒たちも通学に使っている場所です。


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この朝の通学時間帯は車両が通りませんので安心なのですが、午後の帰宅時間には狭いアンダーパスを車両が通行しています。


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通学途上の交通事故は後を絶ちません。子どもたちは将来の日本を支えてくれるとても大切な人財です。この子どもたちを守るための方策を考えたいものです。


彦根市立病院2題

彦根市立病院に行く機会がありました。

2つ、皆さまにお知らせしておきたいことがありますので、書いておきます。

一つめは、ヒツジのことです。ヒツジが近隣住民との繋がりの役割を果たしているようです。ハクが怪我をしたようで、そのハクに包帯を巻いていたら、住民の方から心配のメッセージがメッセージボードに書かれていたそうです。


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ヒツジたちは何も知らずにいるのでしょうが、人の心を繋ぐ役割をもしっかりと果たしてくれているのだと思いました。


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そろそろ、ヒツジたちも日野町の牧場に帰る時期が近づいてきました。今年もお別れ会に参加できると嬉しいなと思っています。


さて、もう1つは、病院内のロビーに設置された水槽に、中を泳いでいる魚たちの説明文が添えられました。


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この水槽は、県内の病院では初めてだと聞いています。怪我や病気で入院・通院する方たち、お見舞いに来られた方たちを心穏やかにできるのであれば、とても嬉しいことです。


消防第5分団に新消防車

彦根市内には15の消防分団があります。順番にそれぞれの分団に配備されている消防車が更新されていますが、今年度は佐和山学区を担当する第5分団に新しい消防車が配備されることとなりました。

9月23日にそのお披露目がありました。


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午前11時から入魂式があり、その後、佐和山小学校校庭で放水の試験が行われました。


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消防車は17年に1度の更新で、17年前に配備された消防車はその間、約9500キロの走行距離で、まだまだ使えるものです。そこで、彦根市ではこの車両についてはスリランカに贈り、新天地でまた活躍をしてもらえるとのことです。

東日本大震災では多くの消防団員の方がお亡くなりになったこともありますし、先日来の御嶽山の噴火に伴う救援にも消防団員の方たちも参加されているのかも知れません。

市民の安心と安全のために活躍いただいている消防団員の皆さんに感謝の気持ちを持ちながら、新車両の導入を共に喜んだ一日でした。



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