いよいよ、新聞報道では統一地方選の話題が掲載されるようになりました。
議員活動については、地道な普段の活動について報道されることはほとんどなく、号泣議員に端を発した政務活動費や、都議会でのセクハラ発言などだけが、妙に市民の印象に残っています。
私は、11万彦根市民全体から選んでいただいた立場ですから、彦根市が設置している福祉・教育をはじめとして産業などの審議会などにも積極的に傍聴して、情報収集をすると同時に、市政に反映できるように日々調査活動に励んでいます。昨日も、経済活性化委員会を傍聴しました。しかし、それらは表面的には市民からは見えませんので、とても残念なことです。
一方、目を国政や外交に移すと、各国ともに経済に対する危機感が募っていて、アメリカや日本に引き続き、EUにおいても中央銀行が資金供給を緩和すると発表しました。
中国の経済発展の鈍化も囁かれ続けていますが、果たして本当にアベノミクスは正しかったのか、と問われている気がしてなりません。一方で、東京五輪の招致に成功した背景にある拙速とも言うべきフクシマの汚染水問題(東京電力に謝らせました)や除染対策、規制緩和(TPPを含む)における国民・利害関係者への根回しの少なさ、更には経済における一部の者への利益誘導とも映る政策など、問題は山積しています。
世界の富の50%をたった1%の人が保有している現実、そして将来的には1%の人が99%の富を保有するとも言われています。この問題に、もっと目を向けなければならないのではないでしょうか。
- 2015.01.24 Saturday
- 雑感
- 09:53
- -
- -
- -
- -
- by mariko
1月18日。たまたま早くに目が覚めてしまい、テレビをかけたところ、時事放談が放送されていました。
出演は丹羽宇一郎元中国大使(元伊藤忠商事社長)と武村正義元官房長官のお二人でした。
その中で、丹羽さんは「アベノミクスは失敗だった」と発言されたので、驚きました。経済界に身を置いておられ、あるいは外交官として(一部に批判もありましたが)活躍された方もアベノミクスに対し批判的だということです。また、日本経済を支えているのは中小企業であって、その99%が法人税を払っていないにもかかわらず、法人税減税を打ち出すことへの疑問も呈されました。私も同感です。
かつて日本経済が未曾有の発展を遂げた時期には大企業も中小企業も同じような割合で給与の上昇があった。しかし、今日、失業率は低下し、就労者も増加しているとはいうものの、現実に増えた労働者は非正規ばかりであって、これでは経済の発展は望めないとも発言されていました。私も同感です。
更に、弱者に対する施策が切り捨てられつつある中、武村さんは税収の20倍にも及ぶ借金をかかえている財政問題に真剣に向き合おうとしていない安倍政権への不満も発言されていました。
私も日本が抱えている1000兆円を超える借金は、爆弾を抱えて暮らしているようなものだと思えてなりません。
私たちが本来、目配り・気配りをしなければならないのはこのような弱者であって、そのための所得再配分や社会保障への施策ではないでしょうか。
まして、人口減少という現実が目前に迫っている中、今一度、これから不足するであろう医療・介護などへの人的保障をどのような形で構築していくべきかという真剣な議論が待たれていると思います。
- 2015.01.19 Monday
- 雑感
- 06:34
- -
- -
- -
- -
- by mariko
先日、ある方とお話しをしていましたときに、国会議員の選挙制度の話題になりました。その方は保守色の強い方で、私とは主義主張が違うのですが、選挙制度についての認識では一致しました。
昨年末の総選挙で、与党は圧勝しました。民主党が圧勝したときにも感じたことでしたが、かつて小沢一郎代議士が自民党時代に「2大政党制」を目指して、それまでの中選挙区制を小選挙区制に変えるようにしたと記憶しています。
その方は、安倍首相の目論んでいる憲法改正を進めればよいというご意見です。しかしながら、国会で3分の2の多数を与党が占めたとしても、まずその中で改正憲法案についての合意が得られるかが疑問です。なにしろ、国会議員一人ひとりの思惑は同じ与党内の議員であっても一枚岩ではないはずです。最終的な国民投票においてもAかBかCかDかというような複数の選択肢のある投票方法ではないはずです。「Yes」か「No」かということであれば、改正案のこの部分は賛成するが、こちらの部分は賛成できないという国民もいるでしょう。これは改正憲法案を取り纏めるときの国会議員の中においても同様だと思うのです。
まして、議席の数では与党が大多数を占めているものの、報道機関のアンケートにおいても与野党の得票率の差は議席の大小とは違って、それなりに拮抗してるのも事実です。
これが「小選挙区制」の問題点です。つまり、得票率では51%と49%であっても、「51%の票」を獲得した候補者が勝つことになるのです。そして「49%の票」はいわゆる「死に票」となってしまうのです。それを幾分でも緩和するために「比例復活」というシステムが考えられたのでしょうが、それにしては比例の定数が少ないことに問題があります。
その方はかつての「中選挙区制」に戻せというご意見です。例えば、滋賀県でいえば、現在4つの選挙区があります。そして現在は4つの議席すべてが自民党です。前の前の選挙では4つの議席すべてが民主党でした。まるでオセロゲームのようにすべてがひっくり返ってしまったのです。
つまり、「Yes」か「No」かという単純なことでは民意は計れないのです。かつての中選挙区制の時代には、例えば今の議席数と同じだけの議席があったとすれば、2対2とか3対1とか、あるいは2対1対1など、それなりに民意に沿った形での決着となるはずです。
1票の格差も話題になっていますが、その前に選挙の方法についての検討が必要なのではないでしょうか。
- 2015.01.18 Sunday
- 雑感
- 07:52
- -
- -
- -
- -
- by mariko
1月15日夜。くすのきセンターで開催された湖東チーム医療研究会に参加いたしました。
今回は歯科医師の方たちがたくさんご参加いただき、歯科医師の訪問診療について勉強させていただきました。
高齢者の健康に関する問題の一つに、誤飲というものがあります。
たとえば、唾液を飲み込むときに肺に入ってしまうことがあって、その唾液の中にも細菌があり、それが肺炎を引き起こす原因の一つになっているということです。
食べ物を誤って気管支から肺に行く誤嚥というのがありますが、日常何気ない唾液を飲み込むことでも肺炎になりうるということです。そういった点を改善するため、また入れ歯の修理、虫歯の治療、歯石除去、口の中のクリーニングなどに訪問診療用の器具を持参していただき、それを使用して入れ歯の改善などをすることによって、誤飲を防止することができます。
確かに、歯科医院での治療に比べると、窮屈なことになって、十分な治療とまではいかなくとも、ある意味、予防医学的な観点から、とても大切なことだと言えます。そのために、器具はポーターケア本体・コンプレッサー・ビバラックなど細かな診療材料・機材と手荷物は4つにみなり、かなりの重さがあります。助手もなく医歯科医師が一人で行うので、大変な治療となります。そして、これらの器具は歯科医師会が準備をしていて、それぞれの歯科医師に貸し出しているとのことです。
訪問診療は、どちらかというと内科分野に光が当たっている感がするのですが、歯科医院まで出かけられない高齢者の方たちの健康維持を考えたとき、湖東地域の歯科医師の方たちのご努力に感謝したいと思うと同時に、しっかりとそれぞれの分野で高齢社会を生き抜き、健康寿命を伸ばす努力を、私たち自身が実践する必要があると思いました。
- 2015.01.16 Friday
- 健康・医療・福祉
- 08:17
- -
- -
- -
- -
- by mariko
みなさん、「おくすり手帳」をご存知ですか?
そして「おくすり手帳」を活用されていますか?
薬局で処方薬を受け取ったときに、今回の処方薬の一覧を渡してもらっていると思います。それを「おくすり手帳」に順番に貼り付けていくようになっています。
薬には、それぞれに副作用というものがあります。従って、薬を処方されるときには、患者さんがどのような薬を服用しているかを医師が知る必要があります。そのためにも「おくすり手帳」が効果を発揮します。そういう意味では「かかりつけ医」だと、医師自らがどのような薬をその患者さんが服用しているかを知っていますから、食べ物でいうところの「食べ合わせ」のようなことが起こるような薬を処方することはありませんが、前回はAという医院で、今回はBという医院で、というようにかかりつけ医を持たなければ、その患者さんがどのような持病があって、どのような薬を服用しているかを知ることができないため、相互に副作用を誘発する薬が処方されることも考えられます。そのような観点からも「かかりつけ医」を持つことが大切ですし、薬局についても「かかりつけ薬局」を持つことが大切です。しばしばその医院や病院の近くの薬局で処方薬を受け取る患者さんを見受けますが、薬局でも副作用についての判断がされるということを十分しっておく必要があります。
是非とも受診の際には「おくすり手帳」を持参してくださるようにお願いいたします。
- 2015.01.16 Friday
- 健康・医療・福祉
- 08:09
- -
- -
- -
- -
- by mariko
地元紙には毎日発刊されないものもありますが、新年早々刺激的な記事が各紙に掲載されていました。
毎日新聞の「山村自力再生」の記事と、地元紙の「政治家の見極め方」という記事に刺激を受けました。
また、大企業の広告の中にも、その企業の社会貢献や国民の生き様を提言する内容のものもありました。
大手宅配業者の荷物と一緒に地域のお年寄りの見守りをしているといったものや、今年の大河ドラマの舞台である山口県萩市の明倫小学校で行われている「吉田松陰先生のことばの朗唱」がありました。
私もこの明倫小学校の取り組みについては以前から興味を持っていて、「萩ものがたり」という冊子の「松陰先生のことば」 については何度も読み返しています。
小学校1年生から「今日よりぞ 幼心をうち捨てて 人となりにし 道を踏めかし」という朗唱をしているという姿に、歴史が人を作っていくのだと実感しています。
毎日新聞の記事では、長野県の寒村で行われている公費をできるだけ各なくした中での道路工事について書かれています。これはテレビでも放送されましたので、ご存知の方もあるでしょうが、地域の道路の舗装を地元民が行うとことによって、3分の1の費用(10年間で、9億円が3億円)で済ませて、その浮いたお金で村営アパートを建設して、他県からの人たちも含めて、合計特殊出生率が1.8以上にまで戻ったという施策です。
また地元紙のしが彦根新聞には「政治家の見極め方」という評論が出ていました。ドロドロとした政治家をオミットしていく時代に入ったということが強調されていました。
お正月のひととき、新聞を隅まで読んでみられてはいかがでしょう。
- 2015.01.01 Thursday
- 雑感
- 16:05
- -
- -
- -
- -
- by mariko
平成27年を迎えました。
新年おめでとうございます。
昨年来、多くの皆さまからフェイスブックの「お友達申請」をいただいていました。しかしながら、中には「これはどうかな」という方からのものもあるのと同時に、フェイスブックの動きが非常に重くなっているのを実感していまして、フェイスブックへのアクセスを止めています。
そこで、皆さまからのご連絡につきましては、このHPの「お問い合わせ」のフォームから、普通のメール形式での送信をお願いをいたします。これですと、お送りいただいた方のメールアドレスも確認できますので、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
さて、平成26年は、市民の皆さまからの声を議会に届けるという役割に徹して、1年間頑張ってきたつもりです。「新修彦根市史」「市庁舎耐震問題」など、いただいた声とこれまでの議会での議論を踏まえた中で、彦根市全体を考えたときに議員としてなすべき事柄に注力したいと思っています。
平成27年も皆さまのご支援とともに、ご意見を承りながら、頑張って参りたいと思っております。
- 2015.01.01 Thursday
- 雑感
- 09:45
- -
- -
- -
- -
- by mariko
search this site.
プロフィール
カレンダー
| | | | 1 | 2 | 3 |
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
|
最近の記事
カテゴリ
アーカイブ
リンク
others
mobile
powered