12月定例会の準備

12月5日に12月定例会が開会します。その議案説明会が11月24日に開催され、21日にはパーク&バスライドの説明会がありました。

 

先日の11月臨時会では市役所本庁舎の耐震化整備関連の補正予算が成立し、庁舎完成予想図も彦根市HPに掲載されています。

 

12月定例会も、いろいろな議案が提案されますが、27日はその準備に忙殺されました。また、元行政職員であった方からもアドバイスを受けながら、質問の準備をいたしました。

 

 


彦根市立病院健康講座

11月26日。第22回の市立病院健康講座が開かれました。定員は80名ですが、今回は特別に108名という過去最多の皆さんが参加されました。

 

 

20161126002

 

 

兎に角、会場は満席で最初に出てくるお弁当の準備が大変だったと思います。「食べるだけで健康」になれると銘打ったお弁当は、いつもお手間入りのもので、とても美味しくいただきました。

 

 

20161126001

 

 

20161126005

 

 

20161126201

 

 

金子院長の挨拶の前に、司会者から市立病院の救急患者を99.9%受け入れていることの紹介がありました。年間で4,000人以上の救急患者(救急車での搬入)のうち、わずか4人だけを他の病院に転送しただけで、それも初期診断をして、専門医がいない場合に転送し、しかもその転送には医師が救急車に同乗して別の病院へ送ったもので、実質100%と言っても過言ではありません。

 

この日の講座は「動脈硬化」で、循環器科の宮澤部長からお話しを聞きました。

 

 

20161126011

 

 

心臓は誕生からずっと動き続けていて、一刻もその動きを止めることがありません。その動きが止まった時が「死」と直面するときです。

 

 

20161126009

 

 

「動脈硬化」というと、冠動脈や大動脈のことだと思われがちですが、手足の血管、いわゆる末梢血管の硬化も足の壊疽や切断という結果を招くことになるので注意が必要だと説明されました。

 

 

20161126010

 

 

その後、食事についての留意事項や、動脈硬化の予防のための体操など、動脈硬化予防に必要なお話しもしていただきました。

 

 

20161126012

 

 

食事の間の音楽は、いつものとおりの「Re:」のお二人での演奏があり、あっという間の3時間でした。

 

 

20161126007

 

 

市民健康サポーターズ倶楽部の協力のもと、この講座が末永く続くように祈っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


お浜御殿庭園の公開

11月23日。松原町にある名勝旧彦根藩松原下屋敷(お浜御殿)庭園の公開に行ってきました。

 

お浜御殿はその名のとおり、松原の琵琶湖湖岸にある井伊家の下屋敷でした。入浜式の庭園であり、琵琶湖の水が庭に引き入れられています。

 

 

20161123002

 

 

その庭園の魅力は紅葉の季節に最高潮になります。

 

 

20161123001

 

 

今では埋め立てられていますが、船着場があり、勇壮であったと言われる松原の水主(かこ)が近在に住まいし、一旦緩急あれば大津まで快速で船を漕いだとされています。

 

 

20161123003

 

 

20161123004

 

 

園内で、女性の見学者の方にシャッターを切ってもらいました。

 

 

20161123006

 

 

その方は、同じ学区にお住まいで、市政のことにも興味を持って下さっていました。このような市民が増えることで、市政の発展があるのだと思います。

 

 

20161123004

 

 

このような旧下屋敷が現在もほぼ原型を留めて残っている彦根市は、やはり江戸時代に国替えがなかったからだと言えます。

 

 

20161123007

 

 

20161123008

 

 

是非とも市民の宝であるこの庭園を一度訪れていただきたいものです。

 

※彦根市松原町515番地(隣に駐車場が完備しています)

 市指定名勝 平成13年2月1日

 国指定名勝 平成14年3月19日

 年2回(春・秋)に公開

http://www.city.hikone.shiga.jp/0000009321.html

 

なお、昭和24年に南側の水路が、マラリア対策のため埋め立てられています。

 


商工会議所正副会頭との懇談

11月22日。市議会と商工会議所正副会頭との懇談が開かれました。

 

その中で、地場産業の振興に関して、バルブ業界出身のN副会頭から、9月定例会での一般質問(鉛フリーのビワライトの採用を決断すべきではないか)について、お礼の言葉をいただきました。

 

様々なテーマについての意見交換がありましたが、中でも、来年3月18日に開幕します「国宝・彦根城築城410年祭」について、詳しい説明がありました。

 

とりわけ気になったのが「ひこねプレミアム甲冑プロジェクト」でした。地域の持つ資源を活用して全国規模のマーケットを視野に入れた商品として、仏壇の技術を取り入れた甲冑を取り上げています。

 

 

20161122303

 

 

私は21日の本会議でも、本庁舎整備に当たって地場産品の展示を積極的に行うべきだとの主張を展開しました。「観光」だけではない「彦根」をアピールするためにも必要なことだと考えます。

 

 

20161122301

 

 


彦根東高校との打合せ

議会改革の一環で、彦根市議会では様々な分野の人たちとの意見交換をしています。来年1月か2月に彦根東高校新聞部の皆さんとの意見交換の場を持つことにし、11月22日に議会事務局の職員と母校を訪問し、校長先生と日程調整に参りました。

 

時々、母校を訪れるのは日曜日が多く、生徒から挨拶を受けることは余りありませんが、昨日は平日のため、顔を合わせる後輩から元気よく挨拶をしてもらうのは、とても新鮮でした。

 

特に、野球部(と思われる)の生徒は、一旦直立不動の姿勢から挨拶をしてくれるので、尚更気持ちよく挨拶を返せます。

 

 

20161122201

 

 

なぜ、彦根東新聞部なのかと言えば、新聞部が発行している彦根東高校新聞に「18歳選挙権特集」を発行し、そのことが新聞記事として掲載されるなど、高校生の政治参加にしっかりとした意見を持っていて、広く社会の関心も集めているからです。

 

 

20161122202

 

 

校長先生と話している間、懐かしいチャイコフスキーのピアノコンチェルト第1番の授業始まりのチャイムが聞こえる中、なぜ高校生に対する「政治」の勉強がなくなっていったのかにも話が飛びました。

 

あれは昭和44年1月のこと。東大紛争と呼ばれた安田講堂占拠事件が起こりました。70年安保の時代でした。まさに私が在学中のことで、多くの同学年の人生に影響が出ました。東大入試がなかったからです。

 

確かに、母校でも卒業式が荒れました。当時の新聞記事には膳所高校の卒業式と母校の卒業式が対比され、「穏やかな卒業式と荒れた卒業式」のような記事だったと記憶します。もちろん、暴力に訴えたわけではなく、「型どおり」の卒業式ではなかっただけのことでした。

 

しかし、政治に関心を持ち、自分たちの意見を主張できる雰囲気がありました。そして現在もその校風は生きています。だからこそ、校内新聞に積極的に記事が掲載されるのでしょう。

 

母校からの国会議員は一時期は5人いたこともありました(当時は県立高校出身では最多数でした)。現在は3人で、3人ともが民進党です。

 

でも、同行した議会事務局の職員には50年近く前のそんな事件は知る由もありません。

 

さて、日程も決まり、彼ら・彼女らとの懇談を楽しみにしたいと思っています。

 

 


スポーツビジネスと地域振興シンポジウム

11月20日。大津で開かれました「スポーツビジネスと地域振興シンポジウム」に参加しました。

 

 

20161120501

 

 

これからの自治体の健康とスポーツの関わりについて、積極的に知っておく必要があると考えたからです。折しも、2024年国体主会場が彦根市に決定したことに伴い、市民体育センターの移設について議論されています。その新体育センターのあるべき姿を考える上でも必要なことです。

 

 

20161120502

 

 

20161120503

 

 

議員では私を含めて4人。職員は2人(うち1人は副市長)が参加していました。

 

まちづくりの観点をいろいろな角度から考えたとき、「あれもこれも」と取り上げていくと、予算がどれだけあっても足りません。

 

20161120504

 

 

そのようなことも感じたシンポジウムでした。


平成28年11月臨時会

11月21日の11月臨時会に提案された本庁舎耐震化整備事業にかかる一般会計補正予算は全会一致で承認されました。結果だけみれば当然の結果ではあります。

 

ここで、本庁舎耐震化整備事業について振り返ってみます。

 

●1995年1月17日 阪神淡路大震災

●1996年 庁舎についての耐震診断実施(中島市長)

 耐震診断の結果、本庁舎のIs値(耐震指標・0.6以上が必要とされる)は、最大値が5階で0.683、最小値が3階で0.295

●2007年9月 検討委員会での検討開始(獅山市長)

●2012年9月 実施設計予算承認(獅山市長)

●2013年4月 市長選で大久保市長が当選(5月10日就任)

●2013年5月 獅山市長時代の実施設計図(検討過程で「現行案」と言われる・総工費約32.6億円見込)が完成

●2013年8月6日 現行案で立体駐車場用地として滋賀県から購入することになっていた庁舎裏(北側)の土地につき、市長が「見合わせる」旨を滋賀県に申入

●2013年12月 辻真理子は「市庁舎に対する考えを問う」質問

 2013年12月 市議会全員一致で「直ちに着手を求める」決議

●2014年11月 市長が設置した「彦根市庁舎耐震化整備検討委員会」から報告書提出(「制震工法」で工事をすることを市長が提案)

●2014年12月 「制震工法」を承認するにあたり、5項目の付帯決議を賛成多数で承認

●2015年6月 市長から「当初案」(「制震工法」により、1階前面のみ増築し、立体駐車場は設置せず、仮設庁舎を彦根駅東口に設置・総工費約17.4億円)のための仮設庁舎予算を提出するも、当該予算を削除する修正案が可決(修正案に賛成12、反対11)

●2015年7月 各部局にヒアリングを実施 

●2015年9月 辻真理子は「本庁舎耐震化整備の2年間の迷走を問う」質問

 2015年9月 本庁舎耐震化整備検討特別委員会を設置(検討の場が本会議から全議員参加の特別委員会に移行)

 2015年9月 市長から「集約案」(「制震工法」により、1階前面・後面5階を増築し、立体駐車場は設置せず。仮設庁舎は彦根駅東口を維持・総工費約27.9億円)のための仮設庁舎予算を提出するも、当該予算を削除する修正案が可決(修正案に賛成15、反対8)

●2015年10月 整備検討特別委員会に市長から「A案」〜「D案」が示され、特別委員会は「D案」(「制震工法」により、前面5階増築し、立体駐車場を設置し、仮設庁舎を彦根駅東口に設置・総工費約39億円)採用の方向を決定

●2016年2月 辻真理子は「本庁舎耐震化整備にかかる補正予算について」質問

●2016年3月 仮設庁舎を彦根駅東口からアルプラザ彦根(3階・4階)を借用することに変更することを発表

●2016年4月14日 熊本地震

●2016年10月21日 鳥取県中部地震

●2016年11月 辻真理子は「本庁舎耐震化整備にかかる補正予算について」質疑

 2016年11月 本会議で「D案」(仮設庁舎はアルプラザ彦根に変更)による工事とすることを全会一致承認(2019年新庁舎での執務開始予定)

 

 

20150921202

 

 

このように見てみると、「議会はなんてのんびりしているのか」とお叱りを受けそうですが、私たちは庁舎のあるべき姿を模索し続け、より安心で安全な庁舎にするために検討をしてきたのです。提案された工事概要が妥当であるのかを検討・審議することしかできません。上の経過をご覧いただければ分かりますが、2015年6月から10月の間に工事概要は三転したのです。もっと言えば、実施設計が仕上がっている(2013年5月)のに、それが覆ったことが発端です。そして、結果を見れば、工法こそ違うものの「現行案」とほとんど変わりないものになりました。

 

特に、今年は立て続けに大きな地震がありました。その被害状況を見るにつけ、庁舎のあるべき姿を考え続けてきました。特に、被災した庁舎(当該市では、老朽化(Is値は0.6の半分以下(=彦根市庁舎の3階の数字と変わりないものです)と報告されています)による移転計画の最中でした)の姿を忘れてはなりません。

 

滋賀県、特に彦根市は災害が少ない場所だと言われていますが、市HPの地震のハザードマップによれば、予測最大震度は「6強」としています。http://www.city.hikone.shiga.jp/0000003767.html

 

気象庁では琵琶湖西岸断層帯による地震の発生予測を今後30年以内にマグニチュード7.1クラスのものが1〜3%の確率で起こるとしています。

 

そのとき、市役所が機能不全に陥ってはならないのです。

 

2年半後には庁舎屋上に設置される展望室から間近に彦根城天守閣や琵琶湖を眺めることができる庁舎が完成する予定です。また、市民生活に必要な窓口は1階に集約され、また上下水道や教育委員会も本庁舎に収まります。議会が望んだ健康福祉部の集約化は叶いませんでしたが、これとて、今後の大きな課題として考えておかなければならないことでしょう。

 

 

 

 

 

  


地方交付税制度解説

昨日、この書籍が到着しました。かつて某市の会計管理者をされていたMさんのご指導で、購入を勧められたものです。近日中にご教授いただくことになっています。

 

 

20161123101

 

 

地方自治体への国からの財政支援については、とても見えにくいものです。地方税収が増加すれば、地方交付税は減額されます。そして「お金」に「色」はついていませんから、地方交付税の内訳がどうなっているのかを知らなければ予算の議論に入っていけません。

 

しっかりと学習していきたいと考えています。

 

 

 

 


新聞の読み方(図書館問題)

11月15日に開催された図書館協議会には傍聴できませんでしたが、11月16日の新聞記事と19日の地方紙記事とを読み比べて、その違いに驚きました。記者がどこまで取材したのかによるのかも知れません。

 

16日の記事では問題もなく会議が終了したと読めるのですが、19日の地方紙では、委員の多数から4館体制についての反論があったように読めます。そして続けて、協議会の位置づけにまで議論が及んだようです。

 

国政では法案採決の前提として公聴会を開くことがあります。これを見て、「単なるガス抜き」だと感じている国民は多いでしょう。

 

でも、公聴会にしても、協議会にしても、それぞれの参加者は事前の準備をして、考えを整理し、意見を述べているのです。それを、「協議会は諮問機関ではないから、最後は事務局が決める」では、委員は折角の議論への意欲をなくしてしまいます。

 

同じようなことが庁舎の問題でもありました。議会で何年も議論を重ねてきたことが3年半前に、市長の「首長の交代による方針変更」の一言で、時計の針が大きく戻ったのです。

 

このようなことになると、市民の政治への参加意欲が大きく削がれてしまわないか心配します。

 

 

 


市庁舎の設備について

いよいよ、21日に市庁舎の工事を進めるための補正予算審議の臨時議会が開かれます。役所のシステム(国政でも同じですが)は単年度会計ですから、複数年にまたがる事業については「債務負担行為」として、何年間にわたる総枠の承認も提案されます。

 

そして、議案書には今年度における単純な支出部分と同時に債務負担行為についても書かれるのですが、それは内訳が示されるわけではなく、何十億円という枠の承認を求めることになります。

 

今回は、1億円余の(今年度)支出と同時に、3ヶ年度で31億7,480万円を限度とする債務負担行為と、その財源も示されています。もちろん、債務負担行為については詳細な支出項目が示されるわけでもないので、具体的な質疑をすることは(技術的には)不可能ですが、考え方の基本だけは質しておく必要があると思います。なにしろ、総枠を今回承認することになるのですから。

 

そこで、新庁舎に設けようとする部屋の問題と議会が求めた(ワンストップサービスをはじめとする平成26年12月18日)付帯決議との関係を整理しておかなければなりませんし、既に詳細設計図が仕上がってきているのですから、示された各課や会議室などの配置が適切であるのかの議論が必要だと思うのです。

 

例えば、会議室は多ければ多いほど緊急な会議に対応することができます。しかし、庁舎(どこの建物でもそうですが)の全体のスペースには限りがあります。10室の会議室があれば、同時に並行して10個の会議が開催できます。しかし、1年365日の間でそのような時間がどれだけあるのかです。会議を1日、あるいは3日、1週間ずらせば半分で済むかも知れません。

 

そうすれば、本当は庁舎内に設置した方が便利な部署や他の設備が入居できるかも知れません。あるいは余裕を持って執務できる環境づくりができるかも知れません。要は、事前の各課からの要望分析が充分にできているのかの問題です。誰しも、執務室と同じフロアで会議がしたいでしょうが、そうであれば求められる会議室の数は限りなく上昇します。もちろん、会議室の収容人数にもよりますが...。

 

ここまでに充分時間があったはずです。なにしろ、獅山前市長の任期最終盤に前回の詳細設計図が仕上がったわけですから、4年もの時間があったのです。

 

 

 

 

 



search this site.

プロフィール

カレンダー

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< November 2016 >>

最近の記事

カテゴリ

アーカイブ

リンク

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM