質問準備

9月定例会が4日に開会します。翌5日午前11時が発言通告書の提出期限です。27日の日曜日は発言通告書づくりに費やしました。

 

今回は医療政策・病院経営・障がい者問題を取り上げることにいたしました。

 

他にも、今週は彦根・愛知・犬上広域行政組合の議会が開かれ、その傍聴にも行かなければなりませんので、発言通告書作成の時間が余り取れません。

 

また、9月1日には新市民体育センターの特別委員会も開かれます。

 

様々な問題が山積しているなかで、彦根市の財政問題にも大きな影を落としかねないゴミ処理場問題と新市民体育センターの個別の問題だけではなく、財政(起債という課題だけでなく、将来にわたって負担しなければならないランニングコストという課題もあります)への心配が大きくのしかかってきます。

 

議会では常任委員会やこれらの特別委員会・広域事務組合などにそれぞれ配属されることによって、全体的で、とても大きな課題を見過ごしがちです。そのことを常に心して、9月定例会を迎えたいと思います。

 

 


IGT例会

8月26日。IGTの第17回例会が開かれました。

 

今回は某カーディーラーの前社長のI君が講師でした。自動運転車と電気自動車の将来について話していただきました。高齢者の運転事故の問題の解決(交通弱者:昔は自動車事故での自動車と歩行者という関係で言われていましたが、交通機関を利用できない立場としての高齢者などを指すことになると感じました)での一助となるところまで来ているそうです。ご自身の90歳のお父様(義父)も現在可能な自動運転車での運転をされているそうですが、現在のところ無事に運転されているとのことです。ただし、認知症が発症した場合には難しくなるとは思います。

 

また、電気自動車はかなりの速度で開発が進んでいて、環境への負荷という点で、問題は解決するとのことでした。発電のための化石燃料・原子力発電という課題解決が、別の視点からは必要でしょうが...。

 

今回、写真の撮影を忘れてしまいましたが、甲子園の余韻の残る楽しいひとときを過ごすことができました。

 

 


審議会や検討委員会なるもの

加計学園の今治獣医学部問題は、大学設置・学校法人審議会(設置審)が認可保留としたことで野党の追及が続く(認可判断でも同じでしょうが)ことになります。

 

他自治体の問題ですから、詳しくは批判できる立場ではありませんが、一点に絞って言えば、工事費の見積も見ずに補助金交付を決定したというプロセスには疑問符が付きます。

 

それよりも、設置を推進してきた前知事の発言には自己矛盾を見出さざるを得ません。「設置審の獣医学専門委員会に私立大教授の委員がいることを指摘した上で、『既得権益で少ない教員数で水増し入学して、経営のために貢献している人が日本獣医師会、政治連盟の指示を受けて、いやがらせをしたというのだろうか』」というくだりです。

 

審議会や検討委員会の委員の選定そのものが、おおむね理事者側の決定によって候補者が出され、あるいは立候補してきた人の中から選ばれています。もちろん、専門性の高いことがらですから、関係者と言われる人たちが入ってくることを拒否できないでしょう。ただし、その委員が公平な視点から純粋に可否の判断をするのであればよいでしょうが、「義理」「人情」「人脈」「忖度」などという感情が必ず入ってきます。

 

そのように考えたとき、「特区」という概念に合致するのかどうかの議論の中に、加計学園に連なる人たち(特任教授など)が入っていたという厳然たる事実をお忘れになっているようにしか思えません。「残りの人生をすべてかけて戦う」というお気持ちは分かりますが、前知事ご自身が加計学園との関係が全くなく、愛媛県民・今治市民のためになるという具体的な説明なくしては成り立たない反論です。行政からの補助金を賄える経済効果達成は100年単位の時間がかかるとの試算もあるようです。

 

政治というのは、「ひいきの引き倒し」という落とし穴が潜んでいると思うのですが...。

 

 

 


政務活動費

不倫疑惑で騒がれている神戸市議について、政務活動費についても疑惑が出てきました。

 

前回の会報(2017年冬号)で詳しく書きましたが、私は政務活動費を受け取らないことを宣言し、その後結成しました会派「無所属」でもその考えを踏襲して、同じ会派の北議員にも返上してもらいました。もちろん、返上した金額は神戸市議会のように年額456万円ではなく、彦根市では年額(!)で24万円です。

 

さて、この話と並行して、閣僚の中にも政治資金団体の報告に領収書を添付していない大臣のいることが明るみに出ました。

 

そちらも資金の出所は税金(閣僚のケースは全額ではありませんが)であるという意識が全く欠如しているとしか思えません。

 

神戸市議の場合には、市政報告の印刷費の問題ですが、8万部印刷したとか。当該選挙区の有権者数は10万人程度ですから、全戸に配布したとしても6万部程度でしょう。8万部を配ろうとすれば、1人や2人で配れるものではありません。それを「精査」してみるとまで言って時間稼ぎをするようでは、とても有権者の理解を得ることはできないでしょう。

 

 


9月定例会を前に

9月定例会は9月4日に招集が予定されています。理事者側提案事項はそれほど多くない模様です。

 

しかし、この9月定例会を前に、彦根愛知犬上広域行政組合(以下、「組合」)の議会が8月30日に招集されています(私はこちらの議会の議員ではありません。彦根市議会からは10人の議員が出向しています)。これは必ず傍聴しなければなりません。そして、この組合議会の結果次第では、9月定例会での質問内容が変わるかも知れません。

 

現在、彦根市野瀬町にある市清掃センターが老朽化していることから、その後継施設を、組合を構成する彦根市・犬上郡・愛知郡の1市4町のどこかに設置することとなり、その設置場所について6月30日の組合管理者会議(彦根市長・同副市長・4町町長で構成)で5つの候補地の中から愛荘町竹原を候補地とすることが決定しました。

 

この候補地の選定にあたっては、従来、彦根市内で何カ所かの候補地が取り沙汰されましたが、様々な事情から候補地とすることができず、地元への補助金(上限3億円)の交付を提示して、1市4町の中から公募し、5ヶ所が手をあげ、選定委員会での審査を経て、管理者会議が決定することとなっていました。

 

本来なら4月の市長選前に決着がつく(3月公表予定)はずでしたが、6月30日にずれ込んでしまいました。

 

S議員が情報公開請求により提供を受けた管理者会議の会議録(概要版)を読んで、その事情が明らかになりました。つまり、彦根市(人口約11万人)から排出されるゴミの量は最も多く、4町(多賀町約7,500人、甲良町約7,100人、豊郷町約7,300人、愛荘町約21,000人の、合計約43,000人)と比較した場合、彦根市のゴミの運搬にかかる経費が大きくなること、彦根市内の候補地は地権者の100%が同意していることなどを理由に、彦根市は市内への設置を求めたのですが、選定委員会の各候補地の評価などから、彦根市内の候補地について積極的な支持が得られなかったとも読み取ることができました。ただし、この会議録からは、実際にどのようなやりとりが市町長間でおこなわれたのかまでを読み取れませんが、結論としては、それまで彦根市内を積極的に支持・主張していた市長が一転して愛荘町竹原とすることに決定したのです。しかも、町長からは、管理者である市長に決定を委ねるにあたり、「(どこに決定するにしても、)彦根市に設置することには反対であると明記してもらいたい」とまで発言されているのを読めば、かなり険悪な雰囲気があったのではないかと感じられます。

 

この候補地の決定に関して、30日に行われる組合議会でどのような判断をされるのか、注目したいと思っています。9月定例会の個人質問の準備も大切ですが、このことの行方を注目しなければならないと思っています。

 

 

 

 


浜松市議会来訪

20日の「おんな城主直虎」放映直後の8月21日。前夜の放映については早速にネット上に様々な意見が書き込まれています。それにしても衝撃的な場面の翌日に浜松市議会の皆さんが来訪されるという巡り合わせに驚きました。

 

龍潭寺を見学された後、彦根市議会議員が待つ四番町スクエアに到着されました。

 

 

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今年2月に浜松を訪問して半年ぶりの再会でした。今年の大河ドラマのご縁で、90万都市の市議会の皆さんをお迎えいたしました。http://blog.tujimariko.jp/?eid=1334565

 

 

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女性議員の皆さんで、即興でコントをご披露いただき、直虎・直政の繋がりの中、今後の両市の観光に資する議論をしながら、昼食を挟んで懇談いたしました。

 

 

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浜松の皆さんは、その後、彦根城に向かわれました。

 

国宝・彦根城の持つ魅力を感じ取っていただけたとしたら、幸いです。

 

 

 


有権者の思い

お盆休みも終わり、政治の世界にも秋の臨時国会以後の動きが見えてきました。

 

複数の新聞が衆議院の解散時期の予測を掲載しています。

 

そんな中、先の都議選で都議会第一党に躍進した「都民ファースト」がある種の母体となった「日本ファースト」の行方を批判した記事が出ました。一つには、米国の「アメリカ・ファースト」との名称としての相関です。「排外主義」的な印象を与え続けているアメリカの「負の側面」が強すぎるからです。

 

そして、その記事の中に、気になる部分がありました。「 若狭氏は7月9日の報道番組で新党のスタンスとして『憲法改正が必要というのは共通している。安倍さんとあえて対立構図を作ることはない』と述べた。都議選で(都民ファーストに)投票した都民が、憲法改正まで支持したかどうかは不明だ。」という部分です。これは政党(政治団体)の問題ですが、これは首長選挙では余り議論されていない課題です。

 

首長選挙では、多くの候補者がたくさんの公約を掲げます。福祉・教育・インフラ整備など、ありとあらゆる分野での課題を「解決します」が如く、掲げています。しかし、首長の任期は4年であり、本来はその期間内に解決できる課題に絞るべきです。ところが、当選したら「6年も8年も先に完成します」などという発言になったりします。新人候補であれば、それはある程度許されるのかも知れませんが、再選候補の場合には、「リップサービス」と言わざるを得ません。

 

たくさんの公約を掲げることで「多くの政治課題を知っています」「あの課題も、この課題も市民の賛同を得た」ということに持って行きたいのでしょうが、有権者はあらゆる公約に賛同したのでしょうか。例えば、10個の公約のうちの2番目と6番目に期待して投票した有権者が殆どではないでしょうか。

 

まさにここが、「日本ファースト」の憲法改正に対する有権者の受け止めについての「都議選で(都民ファーストに)投票した都民が、憲法改正まで支持したかどうかは不明」と軌を一にした受け止めでしょう。

 

当選した候補者自身は「すべての公約に賛同を得た」と思いたいのでしょうが、もしもそうであるならば、積極的に「特定の公約」の是非を有権者に問いかけるという具体的な行動を取るべきではないでしょうか。そのことを曖昧にしたまま、あたかも既定路線であるかの如く、予算を少しずつ支出していくことで実現に向かおうとすることは、有権者への背信であるとも言えるのではないでしょうか。

 

 


彦根市とスポーツ

彦根市で、最近、スポーツに関連するニュースが続いています。

 

まずは、陸上短距離の桐生祥秀選手。昨年のリオデジャネイロ五輪の男子4×100mリレーで銀メダルを獲得して、市民栄誉賞が授与されました。

 

ついで、今年の第99回全国高等学校野球選手権大会の県予選では、彦根東高校と近江高校が決勝で対決し、彦根東高校が春夏通算5回目の出場を果たし、甲子園で初勝利をあげました。

 

そして、今度は、第17回世界水泳選手権大会女子200m個人メドレーで銀メダルを獲得し、このほど市民栄誉賞が授与されることになりました。

 

2024年の国体に向けて、弾みがつくことでしょう。

 

スポーツ産業という言葉も使われ始めています。経済効果の点での分析も必要ですが、「健康」という視点と純粋な「競技」としてのスポーツの違い、そしてそのための投資効率を考えないと、「ハコモノ行政」になりがちです。競技者の視点と健康維持の視点とは、自ずと違うはずです。

 

国体会場については、議会の中で、様々な意見があります。そもそも、コンパクトな大会運営を要請されている中で、総事業費が400億円とも言われています。ちなみに、2015年の和歌山国体は201億円でした。

 

果たして、そのうちのどれだけを彦根市が実質負担することになるのか、しっかりと監視しなければならないと思います。

 

 


地蔵盆

関西の夏休みの終わりの行事、地蔵盆が8月19日に行われました。

 

かつては子ども会が主催していましたが、子どもたちが減少し、数年前から自治会主催行事になりました。会館敷地内の地蔵堂から、会館内に地蔵尊2体を移し、町内のお寺の老僧の読経で地蔵盆が始まりました。

 

 

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日程的にお盆から近い日程ということもあり、町内の人の集まりも少なく、いささか寂しいものになりました。でも、そんな中、数少ない中学生の協力もあり、町内全体での行事という感がいたしました。

 

午後からは元自治会長が「千鳥ヶ丘自治会の危機対応」という題で講演が行われました。

 

 

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近年の水害は全国的に著しく、「50年に1度」という大雨が頻発しています。当自治会の標高は中心部が低い「すり鉢」型の地形をしていて、大雨ともなれば、中心部が浸水する可能性が高いと言うことを数字で示されました。

 

 

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街区基準点の「Z座標」を地図に落とし込んだ資料も配付され、数字で実感してもらいました。そして、彦根市の防災メールや、万一、床上浸水をしたときの電気のブレーカーの作動についても社宅のある関西電力の社員さんから説明があって、結果として2階以上に避難すること、そして情報を得るためにはスマートフォンの活用が最も有効であることが伝えられました。

 

なにしろ、高齢者率が非常に高い地域ですから、いかに自分で身を守るか、そのためにできる準備が何なのかを知ることが大事であると強調されました。

 

また、「災害時連絡における支援度数一覧表」の「案」も示されましたが、住民の協力と個人情報保護との関連、更には情報の更新に課題があることなどから、この構想の実現に至っていないことも説明されました。しかし、各自治会ごとにこのような行動が求められているのは事実であると思います。

 

夕食は危機管理室から提供いただいた「アルファ米」の使用体験をしてもらい、最後にミニ花火を行って、地蔵盆は終了しました。

 

 

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自治会長が持ち回りであることも難しい課題です。地域によっては事務局職員を置いてあるところもありますが、人件費負担との兼ね合いで難しいところが多いのが実情で、1年間を個人的な奉仕精神だけで引き継いでいくことの困難さが表面化してきたようにも思います。

 

これからの地域の課題として、自治会員の経済的負担と帰属意識のせめぎ合いが続きそうです。

 

 

 


彦根東高校音楽部同窓会

7月に音楽部のOB会の案内が届きました。

 

実は、高校当時、音楽部に所属していたからです。近畿大会で準優勝をもらったり、それなりに活発な活動をしていたクラブでした。しかし、当時の顧問の先生が退職された後なのか、いつの間にか廃部になっています。

 

この音楽部のOB会は2007年に開かれ、県の合唱祭に飛び入り参加したのです。そして、10年が経ちました。

 

当然のごとく、アカペラでの合唱三昧のひとときでした。

 

 

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ホテルのウエイターやウエイトレスの方から、「練習をしてこられたのですか」と聞かれましたが、ぶっつけ本番でした。昔取った杵柄ではありませんが、自然とハーモニーが揃い、学年は違っても、同じ課題曲を歌い続けてきたからか、ぴったりと揃っていました。

 

そのあと、20人ほどでカラオケに移動しての二次会にも参加して、楽しい時間を過ごすことができました。中には、当日頒布された甲子園の応援グッズを手にした先輩もおられました。今日の甲子園へ応援に行かれたと聞きました。

 

残念ながら野球のほうは3回戦に進めませんでしたが、懐かしい校舎と音楽部時代の思い出、そして現役当時には叶わなかった甲子園での校歌斉唱という素晴らしい経験をされたことだと思います。

 

お世話いただいた幹事の皆さん。有り難うございました。

 

 

 



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