「花園の中にある病院」

病気や怪我を治すのは医師の治療や薬だけでしょうか。私はときどき考えます。

もちろん、優秀な医師や優しい看護師に囲まれて、治療を受けることが最大の要素であるとは思います。

しかし、それだけでしょうか。近年、「スローライフ」という言葉が囁かれています。あくせくと働くだけが能ではない、という意味もありますが、医療もまさに「スローライフ」そのものです。先日も書きましたが、よい環境にある病院は必ずや患者によい影響を与えます。

花や木も、それぞれに一生懸命にその命を削りながら、花は咲き、木は成長し、実をつけ、次の世代へと命を繋いでいます。

中学校で習ったO.ヘンリーの「最後の一葉」を覚えていますか?

自らの命が、冬のツタの最後の一葉が散ったときに終わるのだと信じた主人公と、最後の一枚の葉が絶対に散らないようにと壁に描いた画家の珠玉の短編です。

人間は弱いものです。特に病気や怪我には。そういった患者の心の安らぎをも創り出す環境づくりが必要なのではないでしょうか。

幸いにして、彦根市立病院は琵琶湖の畔に建つ、素晴らしい環境にあります。しかし、それは景色を遠望するときのもので、リハビリに努める人たちにとっては、美しい花の一つひとつに心打たれ、伸びゆく若芽に心ときめくことも大きな治癒力を高めるものだと思います。


築山01


築山05


彦根市立病院には、築山が作られています。病院会計の厳しさから、充分な整備がされていないのですが、リハビリでこの築山周辺を散策することは意味のあることだと思います。


築山07


彦根市民健康サポーターズ倶楽部の方たちや病院職員に広まり始めている小さな取り組みは、セラピーの効果を増幅させるものだと思います。

昨日のFMひこねの放送の中で、「彦根市立病院を花園の中にある病院にしたい」という話がありました。まさにこのような病院で治療を受けたい、このような病院でリハビリをしたいと思えるような、そんな病院にしなければならないと思います。病室にいなければならない患者であっても、部屋から見える庭の花に心躍ることも励みになるでしょう。暖かい日だまりの中を歩行訓練を兼ねて散策することはきっと効果を発揮するでしょう。医学に関する知識のない私だからこそ思う発想かも知れませんが、そんな病院づくりをコツコツとするお手伝いをしていきたいと思っています。 


築山06


彦根東高校改築問題

彦根東高校の改築問題について考えてみました。教育に関しては県立高校の再編についての話題が広まっていますが、少し私の考えているところを書いてみます。

私は、昭和44年3月に彦根東高校を卒業しましたが、団塊の最後の世代に近い私たちの時代には各学年10クラスありました。それも総数500名余。今の40人定員という時代からは想像もできないすし詰め状態での授業でした。

昭和35年12月に第二本館が竣工し、第一本館は昭和37年3月に竣工しています。これが現在見えている鉄筋校舎です。その当時は先にも書きましたが生徒数が多く、これらの鉄筋校舎だけでは教室が不足するので、木造の旧校舎も使っていました。

その後、木造校舎は取り壊され、二つの校舎での体制になりました。

昭和56年に滋賀県で開催されたびわ湖国体の際に、体育館が建設され、今日に至っています。その時に特別史跡内であることから、国体開催に伴う体育館新築という特例を確認して、今後は建物の新築をしないという内容の文書を滋賀県から文化庁に提出してあったようです。

第二本館は築後50年を経過していることもあり、現在の耐震基準に適合していないため、生徒の安全という面からも耐震補強をすることとなり、埋蔵文化財に関する調査が行われたところです。

一方、彦根市では彦根城を世界遺産に登録するとの方向性を打ち出していて、そのためには城内の建物のうち歴史遺産に適さないものについては取り除いていく方針があるようです。彦根東高校も鉄筋の建物ですし、裁判所・検察庁も同じです。裁判所については、鉄筋の建物ができるだけ外から見えないようにとの配慮から、旧西郷屋敷の長屋門はそのまま保存されています。

私が思うには、高等学校の設置は文部科学省の所管することがらであり、一方、世界遺産は文部科学省の外郭であるユネスコ、そして特別史跡に関することがらも同じく文部科学省の中にある文化庁が所管していますので、同じ省内のこれらの部署が協議し、何をもって優先順位が高いかを考えて取り上げるべきか、だと。日本の将来を担う若者の教育の場所として素晴らしい環境で行うことか、世界遺産であったり特別史跡というものの中にあっても適当であるものとの併存ができないのかということであると思います。

全国に散在する2万有余名の卒業生たちは、きっと現在地でこれからの彦根東高校生に勉強させたいと願っていると思います。


同窓会高校にて

この写真は、10月10日の「3回目の成人式」での母校訪問ツアーの写真です。50年経っても健在な校舎を前にして(ちなみに、私はホテルで受付をしていましたので、映っていません) 


自治会の組織改革

去る10月31日に自治会の事業がありました。私は残念ながら他の用事と重なったため出席できませんでした。

当日の事業は全部で3つ。
・人権研修会
・組織改革検討委員会中間報告及び公聴会
・ビンゴゲーム大会

この3つです。

この中で、人権研修会とビンゴゲーム大会に挟まれて行われた組織改革検討委員会中間報告及び意見交換会についてレポートします。

当日配布された資料によれば、自治会の歴史にはじまり、組織改革をしなければならない理由が列記されています。

千鳥ヶ丘自治会は、昭和33年4月に設立され、本年で50年近くになります。この間、一時は子ども会の会員(小学生)が100名を超えた時代がありました。しかし、現在は7名の小学生しか居住していません。

しかも、実際に住宅として使用されている世帯131に対して、80歳以上だけの世帯が16.8%にも達しています。この傾向はますます強くなり、10年後には実に35.1%にまで達することとなります。
もちろん、すべての人がこれからも生き続け、新しい転入者がないものとしての前提ですので、数字としてはある程度低くはなるでしょうが、それにしても大変な予感がするはずです。

千鳥ヶ丘自治会は現在15の班に分かれています。それぞれが6世帯から12世帯で構成されていますが、そのそれぞれの班から班長と役員の候補が毎年交代で出てくることになっています。一部の班では班長兼務の役員もあるのですが、一番少ない班でも6年に1度班長(役員兼務)が回ってくることと、先にも書いたように、高齢者が多く、班長や役員を担えないという声の二つの要望が数年前から出始めていました。

このことを受けて、平成15年度に一部の班で組み替えが行われ、翌16年度には抜本的に班の組み替えをする(当時の16班体制を13班体制に)べく検討委員会が設置され、その答申に基づき臨時総会が開催されたのですが、1票差での否決となり、そのまま今日に至ったものです。

今年度の組織改革検討委員会は3月末に開催された通常総会で設置が承認され、4月から10月に至るまで、10回延べ18時間以上に及ぶ委員会を開催し、15班体制を6班体制とすることを基本として改革案が策定されました。

これを受けて、2度にわたってアンケートを実施するなど、周知活動が行われたのですが、改革に対する意見は賛否相半ばしていたため、この日の中間報告会及び公聴会になったようです。

結局、出席者はアンケート回収数よりも少なく、とても臨時総会を開催する機運が高まったとは言えなかったようです。

確かに、現状を変えようとすれば必ず「現状のままのほうがよい」という意見が出るのは当然でしょう。政府が行っている事業仕分けにしても、名前を変えただけの事業が残ってみたりしているのを見ても同じだと思います。

今夜、組織改革検討委員会が開かれることになっています。そこで、中間報告及び公聴会の雰囲気を受けてどのような結論が出るのかを注目したいと思います。



 

11月定例会の準備

11月29日に11月定例会が開会します。毎年なら「12月定例会」なのでしょうが、議事日程の関係から、11月29日に開会するので「11月定例会」となりました。

個人質問を色々とする準備に入っています。

質問事項は山ほどありますが、どんな質問をするにしても、裏付けが大切ですので、私は必ず事前に担当部署に詳細な説明を求めています。

まず、市長室(秘書室)に行き、市長がツイッターに書かれたことを確認に行きました。それと同時に11月13日に開催されます「金亀会彦根・湖東・湖北支部 秋の集い」へのお誘いもして参りました。

世の中に様々なツールが出回り、情報の収集・保存には大変に楽になった感はしますが、それでもやはり裏付けは必要です。デマかも知れない噂を真に受けてはいけませんし、真実を確認した上で質問を起草します。

午後からは彦根市立病院に回りました。

今年7月29日に千鳥ヶ丘自治会で、彦根市立病院の綿貫循環器科部長に健康講座にお越しいただいた際に自治会からお渡しした「花いっぱい運動」への寄付金の証しであるハナミズキのネームプレートが下がっていました。
 

ハナミズキ名札自治会


彦根市立病院で治療を受けて快復した方や、残念ながらお亡くなりになった患者のご遺族もハナミズキの苗代にご協力いただいているようです。特に彦根市立病院の緩和ケア病棟には県外からも多くの患者が入院されています。手厚い看護と琵琶湖を一望する病室からの眺めに終末期を迎えるにあたって、選ばれる場所になりつつあるようです。

そういった方々が感謝の気持ちを表す意味で花見が木の苗代を寄付して行かれるのです。

私の息子が小学生の頃、滋賀医科大学医学部付属病院に長期にわたって入院したことがあります。その時、丘の上にある病院の庭を散策する時間は、快復への期待と病気の心痛を和らげてくれるのにとても役に立った場所だったと記憶しています。

病室から見える景色もその一つですが、そこに季節の花があるかどうかでも、大きく違うものです。


病院の玄関周辺にもたくさんのフラワーポットが置かれています。私も時々水撒きのお手伝いをしていますが、病気で心配な患者、そして見舞いに来る家族・友人を迎えるのに、花の効果は絶大だと思います。


フラワーポット05



フラワーポット02



フラワーポット01


昔、長期療養が必要な患者のための病院は空気が清浄なことも理由の一つとして山間部などに設置されていました。その他にも、豊かな自然に包まれることによって、人間自身が持っている自然治癒力が増幅するのではないかと思います。

患者に優しい病院こそが大切な要素の一つであると思います。

市立病院を後にして、最後に教育委員会へ行きました。

先日「広報ひこね」に掲載されていた成人式の開始時刻について確認しました。昨年までは午前10時30分開会でしたが、来年の成人式は午前11時開会となっていました。実は、私の行きつけの美容院で聞いた話では、「早い人では午前4時から着付けをしている」ということでした。「せめて、1時間、いや30分でも遅くなれば」と聞いていたものですから、「せめて」の30分が実現したことに安堵しました。

「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」

というのが、成人の日の趣旨です。成人になるまで育ててくれた両親に感謝することも大切だと思います。そのような意味から、午後からの開催ではなく、一度自宅に帰って両親に感謝する時間を持つこともいるのでしょう。いずれにしても、30分遅くなったことに感謝です。

何枚かのフラワーポットの写真を撮りながら、個人質問を考え始める一日となりました。


フラワーポット04




彦根市立病院がんフォーラム「よくわかる肺がん」

夫の友人のブログに、「彦根市ってところは毎週毎週いろんなイベントがあるところですね」という書き込みがありました。夫の友人がいろいろなイベントに積極的に関わっている人なので、そのような印象を他の地域の方から受け取られるのでしょうが、確かに、特に秋はいろいろなイベントが目白押しです。

私は11月6日は、13日に控えた「子ども議会」のリハーサルに参加しておりましたので、がんフォーラムには参加できませんでしたが、当日の模様を夫がリポートしてくれましたので、聞いた内容をご紹介いたします。

会場はひこね市文化プラザのエコーホールです。この日は、文化プラザでは「福祉発!ひこねイキイキまつり〜みんなで知ろう彦根の福祉〜」も開催されていて、駐車場は約半分が埋まっていました。他にも、夕方からはキャンドルナイトが行われ、やはりイベント真っ盛り状態です。

さて、会場のエコーホールには、定員300人に約150人余の参加者。彦根市立病院がガン拠点病院に指定された昨年から始まったものですが、前回(昨年)の「大腸ガン」に続いて、今回は「肺がん」です。

赤松院長の挨拶の後、保健師・医師・認定看護師をはじめとした講師陣により、画像を用いた分かりやすい説明が「予防・検診」「診断」「外科的治療」「化学療法」「放射線治療」に分けて説明されました。

私が感ずるに、外科的な怪我などの回復具合というのは患者が実感できるものですが、内科的な病気については、例えば肺がんであればCTやレントゲン写真を通して、高血圧や糖尿病は血圧や血糖値を数値で知ることによらなければならないところが、外科的な怪我と大きく違うところだと思います。

怪我については、不慮の事故によるものがほとんどですから、「予防」ということは難しいのでしょうが、(内科的)病気についてはその多くが生活習慣病といわれるように、予防しうるものが多くあります。まさに肺がんはその一つと言えるものであろうかと思います。

医療費の増大が叫ばれている中、「予防・検診」によってできるだけ早期発見をして、軽症のうちに治療を開始することによって医療費を削減できるのではないかと考えます。重篤な症状になってからでは、本人の経済的あるいは時間的なロスに繋がり、結局は医療費の増大を招くことになります。患者本人の経済的な負担や仕事に及ぼす影響からくる生産性の低下など、損失は計り知れず、予防によってあらゆる面で大きな効果が期待できると考えます。

例えば、肺がんの手術・放射線治療・化学療法にはこの程度の費用と時間がかかりますと言われれば、たとえ高額医療費の還付制度があるとはいうものの、手術や治療をしなくても済んだことと比べれば大きな違いだと思います。

長年「予防医学」という言葉が使われてはいますが、どうやらそのような仕組みや意識が充分ではないように思います。

診療所や病院というところへはなかなか足が向かないという気持ちは分かりますが、自分のためだけではなく、社会の負担も考えて、予防・検診によって早期発見をし早期の治療開始を願いたいものです。 





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