カテーテルアブレーション

第2回病院懇談会で説明のあったカテーテルアブレーションについて、書き起こしてみます。

彦根市立病院循環器科では、高度な医療が行われています。心臓を中心とした循環器科は、人の死に直結する病気において、カテーテルアブレーションなどで、市民の、そして大阪・京都・福井などからも手術を受けに来られる程の技術の高さを誇っています。

カテーテルアブレーションとは、カテーテルと呼ばれる細い管を体内の目的の場所に持っていき、その先端と背中に貼った対電板との間に高周波を流し、先端が接している心筋組織の温度を60度程度に上昇させ、目的の心筋組織を凝固壊死に陥らせ不整脈の回路を遮断、切断するものです。

このような説明がさるホームページ上で紹介されていますが、まさに死か生還かを握る技術に他なりません。一度や二度聞いただけでは理解できないものではありますが、この手術によって確実に死の恐怖に苛まれていた患者に生への勇気を与えてくれるものです。

その最先端におられる綿貫医師とは、自治会の健康講座やシバザクラの定植などでお付き合いがあります。しかし、マルチスライスCT64列が導入され、更に精密な検査が行われて、医師の高い医療技術を活用することができるようになり、患者に生の喜びを感じていただけることが医師の実感ではないかと思います。医師は、患者の命を救うことが最大の使命ですから、その使命を全うすることのお手伝いができたことを、私も共に喜びたいと思っています。

さて、綿貫医師ですが、病院という施設を単に治療するところとは捉えていないと考えておられるように思います。つまり、アニマル・セラピーやアロマ・セラピー、ミュージック・セラピー(音楽療法)など、直接施術などを補足し、人が生まれながらに持っている自然治癒力を引き出すことで、医療によるものとの相乗作用が図れるということです。

その一環として、彦根市民健康サポーターズ倶楽部を創設し、FMひこねでの「心と身体の放送室」や、「花いっぱい運動」に取り組んでおられます。その他にも「市立病院ふれあいまつり」や「健康講座」など、様々な企画を次々と進めておられます。

特に、フラワー・セラピーには力を入れておられ、前にも紹介をしたハナミズキの植樹やシバザクラの植え込み作りなど、花から与えられる力を患者に受け取ってもらおうと進められているものです。

また、先日(12月8日付)しが彦根新聞には、ガンを患った患者からハナミズキの寄贈を受けたことの記事が掲載されました。その中には、「病気はどうなるかわからないが、元気で来れる間は成長を楽しみたい」と話されていることの紹介がありました。大きく育っていくハナミズキ、美しい花を咲かせる時期の喜び。O・ヘンリーの「最後の一葉」ではありませんが、それと同じようにハナミズキが力を与えてくれる存在であり続けてほしいと願うものです。

私たちは、いつか死に直面することになります。それを治すことができるのは医師の力と自分自身が持っている自然治癒力であるはずです。そのことを実感するためのツールとして、ハナミズキに多くの市民の名札が掛かりますように。

 


平成22年度第2回病院懇談会

12月2日午後2時から、平成22年度第2回病院懇談会(病院と議員)が開催されました。今回のテーマは2つ。一つは「外来診療について」。もう一つは「カテーテルアブレーションについて」でした。

最初の「外来診療について」では、今年9月に全戸配布された「彦根市立病院受診のしおり」の紹介がありました。彦根市立病院が二次医療の機関であるとのスタンスを明確にするために発行されたもので、その意味では、今までに市立病院の「意見箱」に寄せられた質問や、直接受付にあった疑問に答える意味があったと思います。

その疑問の一つに、〇堽病院を受診するときに、なぜ紹介状が必要なのかということと、◆崛定医療費」とは何か、ということでした。

発行されたしおりの3ページに「選定医療費」についての説明がありますが、そこに書かれているのは次のとおりです。

「選定医療費」 当院では、外来を初めて受診される時、他院からの紹介状をお持ちでない方には選定医療費(2,100円)をご負担いただいております。初診時の選定医療費とは、診療所(かかりつけ医)と病院(専門医)の役割分担の推進を図るために厚生労働省が推進している制度で、病院への外来患者の集中を緩和し、効率的に医療を提供するための通常の診療費の他に病院の定めた金額を徴収できるというものです。当病院の役割は、主に診療所や他の病院からの紹介がある人、救急疾患の人、入院治療を要する人などに、高度で専門的な医療を提供することです。

医療機関はたくさんあるように思われていますが、これからの高齢社会を考えたときに、決して今の水準での医療機関は充分とは言えないのが現実です。労働人口は減少し、それに反比例して高齢者の受診は増加し続けるのです。そのように考えると、器(診療所や病院)も人(医師・看護師などの医療従事者)も、不足することはあっても充足するということは考えにくいのが現実です。そのように考えたとき、受診者が2時間も3時間も待たなければならない受診難民や、医療従事者が充分に受診者を診察することができないように大量に押し寄せる事態は、受診者・医療従事者双方にとって残念な結果をもたらすことが考えられ、そこには必ずや診断の不備や受診者の理解不足による医療齟齬が生じて、お互いに不満足なことが起こり、果ては訴訟にも発展しかねないことも予想されます。

特に、初診の場合には患者の症状を聴き取り、日常生活を把握した上で、様々な可能性を検討した上で、最善の方策を考えていただくのが、医師の医師たる所以だと思います。私たちはしばしば、自分で自分の症状を診断して、「風邪」だとか「胃炎」だとかを予想して受診しているのではないでしょうか。しかし、初診の医師にとってみれば、同じように見える症状でも多くの類似症例を考えて診断を下し、投薬だけでよいのか、入院加療が必要なのか、あるいは手術までが必要であるのかを判断しなければなりません。それを2分や3分の診察で判断しろ、ということのリスクを考えなければなりません。それは受診者にも医師にもリスクがあるということです。自分の体は自分自身が一番よく分かるのでしょうが、医師にとっては全く未知の受診者なのですから。そのように考えた場合、ベルトコンベアのように右から左へと受診者を次々と「こなして」いって良いわけがありません。

だから、言われているように、普段からの「かかりつけ医」を持っていて、その医師になら、普段の状態を説明せずとも、こういう生活習慣があるから症例の可能性を最初から減らして診断できるからに他ならないわけです。医師はあらゆることを透視できる神様ではありません。可能性を一つひとつ潰していって、この症例に他ならないという診断を求められているのです。

そうなれば必然的に病院での外来の1人の受診者への診察時間が増加し、待ち時間が長くなるなどの影響が出るわけです。

それを解消するのが「紹介状」で、「かかりつけ医」からの受診者に関する情報が盛り込まれたものを読み取る中で、症例可能性の幅を狭めることに繋がるのです。

「受診のしおり」を公立病院で作成しているのは稀であり、市民の全戸配布していることは尚更少ない中、彦根市立病院では全戸配布をして「病院へのかかり方」を周知しているのです。彦根市ではゴミの収集カレンダーを作成していて同じく全戸配布していますが、れと同じように、普段から目につきやすい場所に置いていただいて、緊急の事態に対応できるように努めたいと思います。

少し長くなりました。カテーテルアブレーションとそれに関係する事項は別稿に譲り、改めて書き起こすことにいたします。 


平成22年11月定例会質問項目(詳細)

本日(12月7日)の本会議で私が質問する事項の詳細をお知らせいたします。

 1 市民が育てる市立病院に
     (1)    21年度の改革プランの成果と課題について    
             改革プランの中で最も評価の高い救急受入の取り組みについて  
             DPC導入による増収が目標を遙かに超えた取り組みについて      
             薬品費の削減が、1億円を超えた理由はジェネリックか      
             削減対象の委託業務の種類と内容及びそれぞれの削減効果について    
             給食費の削減は、入院患者へのサービス低下にならないか       
             看護師7:1制度を採用したことへのメリット・デメリットは     
             人間ドックとMRIの受診者は目標を下回っているが、医療と観光ツーリズムに繋げられないか
             一日の入院患者と外来患者及び病床稼働率において、県内他市との比較は  
     (2)    市立病院医事課から見た「病院受付」の現状と対策      
           医事課の仕事は大変多いが、業務内容について   
             医事課の職員は市職員が何名、委託会社社員がおよそ何名か     
             医事課に委託社員を配置した時期及びその理由は
             委託会社の選考基準・契約年数・次期契約の予定は        
             医事課を全員市職員にした場合と、一部委託社員にした場合の人件費の違いは
             委託会社の形態は「業務委託」か「人材派遣」か、その指揮命令の違いは何か
             市立病院の方針は委託社員に伝わっているか、今後の課題は何か    
             来院中の市民に「受付に関する意識調査」をされているのか、その結果は  
             救急車を利用せずに時間外に受付に来られた患者さんへの対応は    
             医療費支払いは金融機関出張窓口と自動支払機があるが、それぞれの問題点は何か
    (3)     「彦根市民健康サポーターズ倶楽部」の「花いっぱい運動」に対して病院の理解と協力が必要ではないか
             「花いっぱい運動」で市立病院はどのように変化したか   
             アニマルセラピーやフラワーセラピーなど癒しが患者に与える免疫効果について
             彦根市立病院は「四季折々に花と緑に囲まれた病院」という独自性を持つ効果は
             「市民健康サポーターズ倶楽部」の活動は寄付金だけで賄えないので病院の協力が必要ではないか
             猛暑で枯れそうになった「ハナミズキ」の水やり対策に、水道管を延長する対策を
             「彦根市民健康サポーターズ倶楽部」が市立病院と市民の架け橋を担っているため病院の協力態勢が必要ではないか
2 「夏休みの繰り上げ授業開始」に対する保護者からの疑問     
    (1)     夏休みの繰り上げ授業開始への疑問       
             夏休みの繰り上げ授業開始になったのは平成何年からか    
             夏休みの繰り上げ授業開始になった理由は何か      
             春休み延長は、新任教師の準備のためと聞くが、その理由は   
             県内他市町で夏休み繰り上げ授業はあるか、あれば具体例を      
             年間の授業日程はそれぞれの市で決定できるのか、決定機関は
            保護者から、夏休みの繰り上げ授業開始に対してのお尋ねやご意見はあったか
             学校から、保護者に対しての説明は丁寧になされているか

以上の大項目2つについて、中項目で3つと1つ、小項目ではかなりの数になりました。質問通告書の文字数にも制約があることと、一問一答形式ですので、持ち時間1時間で、どこまでの質問と充分な答弁が引き出せるかを心配しながら、出掛けることにいたします。


明日は本会議での質問

平成22年11月議会が12月6日再開しました。

一般質問2日目の7日、私は2番目に登壇いたします。

今回の議会では、いつになく市立病院に関する質問が相次いでいます。先日、市立病院と議員との意見交換会が行われたからかも知れません。

意思疎通を密にして、そのような場でのやりとりが、市立病院をより良くする手段になるのに、と思います。

昨日、鹿児島県阿久根市の市長リコール選挙が投開票され、市長の失職が決定しました。一方では、親市長派の市民からは議会のリコールが進められているようです。まさに市民の声として記事になっていたように、「子どものけんか」の様相です。

ある意味、市民の市政への関心を高めた今回の事件ですが、名古屋市の河村市長が辞職して統一地方選と同日選挙にすると言っています。これに対して、税金の無駄遣いだとの指摘もあります。

このように、一方からの見方では「正義」であったとしても、なぜ意見を戦わせる場であるべき議会が機能しなかったのでしょう。私は、阿久根市長のやり方は独善的であって、しかも、通年議会を条例として可決したにもかかわらず、その条例を公布しないなど、自分にとって不都合な部分は処理しないとしている手法には疑問を感じます。

ただ、市を2分するほどの賛否の票を見ると、まだまだ混乱が続くのではないかと思います。経済が低迷している歳末の時期に、市政が混乱していてよいのでしょうか。更には、専決処分で就任した副市長が市長職務代理者に就任していることにも問題があるように思います。言葉の端々を捉えて、「法律違反を一般人が言うことは越権行為」と言っていますが、地方自治体を所管する総務省としては、地方自治法の趣旨に反した動きが続いていることを前提としているわけで、例えば議会を開けるのに開かなかったり、理事者側の出席がなくて議会を開会できなかったりと、批判されても然るべき事態を作りだしたのが誰であるのかに、軸足を置いて批判をしたり、意見を述べる必要があるのではないでしょうか。

他の町のことを見ながら、私たちの町をよりよくするための質問を明日、しっかりとしたいと思います。

 

平成22年11月定例会開会

いよいよ、11月定例会が始まりました。

彦根市議会では、議場開放プロジェクトの一環として、毎定例会の初日午後に、議場コンサートが行われます。

今回は、有名な女声コーラスの「彦根みずすまし」の皆さんにご出演いただきました。

写真を何枚か写しましたが、後ろ姿ばかりで申し訳なく、2階傍聴席から写した写真を掲載させていただきます。


議場コンサート1129001


写真でもお分かりのように、1階の議員席にも聴衆の方々にお座りいただき、聴いていただけます。

いろいろなジャンルの音楽を、議場で楽しむことができることで、議会へ足を向けていただける市民が、引き続き傍聴をしていただいて、常に緊張感のある議会づくりに取り組みたいと考えております。

今朝のテレビで、首長と議員という、二元代表制について話をされているのを見ました。

鹿児島県阿久根市の市長のリコール問題(そこへ、親市長派が議会のリコール請求のための署名を集めて、選挙管理委員会に提出したようです)や名古屋市の議員のリコールなど、市政を混乱だけに陥れるような動きがあちこちに出ています。二元代表制であることの結果でもあると思います。

首長は首長で自らの政策を掲げて当選した代表ですし、議員もまた、それぞれの政策を掲げて当選した市民の代表です。どちらの主張が正しいとか間違っているということではないと思います。

誰もが町をよくしたいという思いはあるはずですが、その手法に問題があるのだと思います。阿久根市の場合には、専決処分を繰り返す市長、そしていつでも議会を開けるにもかかわらず議会を開会しようとしない市長。しかし、その市長も二度の不信任決議の後の出直し選挙で当選したのです。数の問題でいえば、市長のリコールも議員のリコールも、法定数以上の請求が成立したようですから、まさに町を2分しての争いと、私には感じられます。このようなことで、本当の町が発展する素地を持っているのでしょうか。

また、名古屋市のリコールにしても、任期を2年余残して市長が辞任し、市民の審判を問うのだとのこと。選挙に要する費用のことを考えれば、それもまた考えものです。


議場コンサート1129002


私は、本来、議会での丁々発止の議論こそが、町を発展させる重要なことだと思います。しかし、その中にも互いに相手のことを思いやる気持ちも大切です。「あれもこれもよくない」というだけでは建設的な議論に発展しません。だからこそ、私は事前の準備と調査を欠かさないのです。

さて、昨日の議場コンサートでは、出演者の紹介などの司会を担当させていただきました。

高校当時は音楽部(コーラス)に所属していたこともあり、少し口ずさみながら、楽しい時間を送ることができました。

通りゃんせ
あんたがたどこさ
てぃんさぐぬ花
ブローマッティ
爽やかな五月に
冬の花びら
ジングルベル
もろびとこぞりて
きよしこの夜

以上9曲を聴かせていただくことができました。

出演いただいた彦根みずすましの皆さん、本当にありがとうございました。

今回の11月定例会初日は、いつになく忙しい思いをさせていただきました。総務常任委員会と予算特別委員会が本会議の間などに開かれ、いずれにも所属している私としては、大忙しの1日でした。

でも、少し疲れた気持ちを和ませていただいたコンサート付の会議は一服の清涼剤でした。

さ、個人質問を提出して、ほっとしている12月1日の私です。

今回の質問順は、9番目で、2日目の2番目になりそうです。




 


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